トライアンフマーチ Saints marched on 2015

 サッカーニワカな私ですが、せっかくサウサンプトンに住んで、そこに吉田麻也という日本人選手がいるのだから応援しないわけにはいきません。
 というわけで、とりあえず以前書いたとおり、Southampton FCのSt Maryスタジアムツアーに参加して、Stoke City戦を観戦しました。

 で、これを書いている2023年時点で、自分がどの試合を観戦して、結果がどうだったのか、勝敗程度ならある程度記憶にあるものの、それ以上の記憶はぶっ飛んでおります。てなわけで、せっかくなので振り返ることにします。せっかく買ったマッチデーの行き場がないってのもある。なお、なるべく変なミスをしないようにこれを書いているつもりなのですが、勢いで「マッチデー」のことを「レープロ」と書いている可能性がありますが、笑って許して下さい。

 私がイギリス滞在中に見に行ったサウサンプトンの試合は以下の通り。残されたe-mailベースです。
 2015年11月21日 vs Stoke City 38ポンド
 2015年12月2日 vs Liverpool(Capital One Cup) 18ポンド
 2016年1月13日 vs Watford 38ポンド
 2016年3月20日 vs Liverpool 40ポンド
 2016年5月1日 vs Manchester City 40ポンド
 2016年8月7日 vs Athletic Club(pre-season friendly) 12ポンド
 カップ戦は安いですが、プレミアは当時の為替にしてさすがの7000円レベル。これでギューギュー詰めの席ですから、まあお得とはいえません。

 今となっては、もうちょっと真面目にマンチェスターシティ戦見ておけよとか、Athletic Cityとの試合を見てるなんてそれは結構貴重なことなんじゃないかとか、色々と思うのですが、残念ながらニワカにそれを求めてはいけません。

 また、この年、プレミアリーグの2015−16シーズンがどんなシーズンだったかというと、岡崎慎司が所属するレスターが歴史的なUpsetを起こして優勝した、まさに記録的なシーズンでありました。日本人であれば、早い時期に「岡崎vs吉田を見よう!」と思ってレスター@サウサンプトンの試合のチケットを押さえるのでしょうが、私はニワカであり、岡崎にも吉田にも思い入れがないため(レスターといえば阿部ちゃんなんだけど、もういないしね……)、当然のようにこの試合のチケットは取り逃しております。

1 2015年11月21日 vs Stoke City 0−1

 試合の公式レポートはこちら
 これについては、既に書いている訪問記参照のこと。このとき買ったマッチデープログラムはこのたびスキャンされてしまいました。元ケニア代表のワンヤマが表紙であります。本人のTwitterからリンクが貼られている本人名義のドメインサイトに、Victor Wanyama基金の案内がありますね。

Wanyamaの記事
Stoke Cityの紹介
クラブレジェンドのMarian Pahars。ウクライナ生まれラトビア国籍です。
On this Day 基金の紹介 メンバー 両チームメンバー フランスでのテロを受けて
試合前には黙祷もありました

 ところで、私の手元にはなぜかCapital One Cupアストンヴィラ戦のマッチデーがあり、「この試合見に行ってないはずなのに何故だろう」と頭をひねりまくってたんですが、あらためて自分のStoke戦観戦記を見直したら、小さいサイズのマッチデーを貰った話が書かれてました。おそらく、カップ戦のマッチデーの売上が悪くて余り物を貰ったのでしょう。

 このマッチデーの表紙はオランダ代表のJordy Clasie。この年にフェイエノールトから移籍加入したMFです。Tシャツにジーンズ姿の写真を載せてるというのはあまり日本では見ない気がしますね。

Jordy Clasie特集。
昔のCup戦のマッチデーが記録されておりました。嵩増しじゃないかという説もある

 ちなみに、このアストンヴィラ戦、吉田麻也が先制ゴールを決めております(参照記事)。次のリバプール戦のマッチデーにその記事があります。

2 2015年12月2日 vs Liverpool(Capital One Cup) 1−6

 12月2日はカップ戦。リバプール戦です。カップ戦ならば吉田が先発するかもしれない!と意気込んで乗り込みましたが、残念ながらこの日もスタベンでした。
 代わりに、といってはなんですが、マッチデーの表紙が吉田麻也でした。カップ戦前戦のClasieに続き、海外の代表選手が表紙です。前の試合で負けてたら吉田麻也の特集はどこで組まれる予定だったんでしょうかね。
 なお、これを書いている2023年1月30日にてきとーに検索したところ、前節、マンチェスターシティ戦で吉田麻也が相手に先制点を献上する起点となったことで監督が不満に思っている旨の岩瀬健さんの記事がヒットしました。こちらも参照。そりゃ先発逃しますわ。

吉田麻也特集 アストンヴィラ戦振り返り
裏表紙 リバプール戦へ向けて 選手一覧 ここまでのスタッツ

 控え組はバック側でアップしてくれるのでちょっと嬉しかったりもします。
 なお、私はミーハーらしくリバプール側にも行ってみたりしてますが(というか、座席自体はどっちかというとリバプール側)、じゃあリバプールの誰を知ってるのかと言われると特に誰も知りません。ミーハー未満です。

到着
相変わらずピッチが近い
ぐるっと見回す
まだスカスカな中で、選手が紹介されております
3 MAYA YOSHIDA
アップ中の吉田麻也
ミーハーらしくリバプール側も見に行く
サウサンプトン側に戻ってきました サウサンプトンのマスコット
相変わらずスタンドとピッチの距離が近い
審判アップ中

 そんなわけで、試合です。如何せん相手は泣く子も黙るリバプール。ニワカ未満の私だって知ってるクラブです。チャンピオンズリーグ優勝6回を誇る超名門。ブックメーカーのオッズはどんなもんでしょう!?


 ……吉田が1点目を決めても26倍にしかならんのかい。サウサンプトンの勝利で2.4倍、リヴァプールの勝利で2.75倍。さすがサウサンプトンのホームで営業しているブックメーカーなだけあって、リヴァプールのオッズが極めてお得になっております。というかこれ、リヴァプールに大金賭けてる奴いるんじゃないのか。

 で。結果は1−6と、サウサンプトンの大惨敗。なーんだ、吉田をスタメンから外しても負けるんじゃないか。

 ここで気になるのは、「果たしてイングランドのサポーターは自チームの1−6惨敗を見せられたらどうなるのか」ということであります。どことはいいませんが、コロナ禍だろうが何だろうがブーイングが大好きなどこぞのサポが身近にいる身としては気になります。
 結論として、とりあえずサウサンプトンのサポは非常に大人しく、途中で諦めて席を立つ人が多く、大ブーイングが起きたりすることはありませんでした。味方のいない留学生としては、暴徒に巻き込まれることも怪我することもなく帰宅できて一安心というところではあるのだけれど、他方で2002年ワールドカップ前のフーリガン大騒動を見てきた身としてはちょっと残念な部分もありました。まあ、無事帰宅できたからこそ残念とかいえるのはわかってます。

 というわけで、声を大にしていいたいのは、サウサンプトンの試合は日本人でも安心して見に行ける安全な試合である、ということであります。もちろん、サウサンプトンにおいてSt Maryスタジアムまわりは比較的治安の悪い地域であるといわれていることは大前提の知識として持っておく必要はあります。

練習終了 選手入場
ピンボケです
選手整列
負け試合で早退する皆様 前方の座席もスカスカに リバプール側 試合終了です

 ちなみに、私はこの試合はドイツ人の友人(ハンブルクとブレーメン)と一緒に見に来ておりました。サウサンプトンは基本的にシーズンチケットが売れまくっており、一般に売られているチケットは歯抜けのような状態です。なので、連番席はゲットできず、別々の所におりました。スタンドを越えて移動できないので、結局試合前と試合後に会っただけだったけど。うち1人は、リバプールのクロップ監督にベンチ裏からドイツ語で話しかけたけど無視されたとのことでした。その辺の行動力はさすがだな。

 てなわけで、2015年の私のサウサンプトン戦観戦は0勝2敗。リバプール戦は仕方がないとして、Stoke Cityにも負けたのはちょっとショックであり、このまま勝ち試合を拝めないのではないか、とちょっと不安になっておりました。

 それではみなさん、良いお年を。


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