シロノヒロサキその2

 というわけで,北の郭に向かいます。

鷹丘橋を見下ろす 鷹丘橋

 武徳殿休憩所に入ります。半分がお土産コーナー,半分がお食事コーナー。
 ひっそりと,北の郭からの出土品や,北の郭に関する展示がありました。北の郭の館神本殿には,1611年から秀吉のご神体があったとか。ご神体としての秀吉座像って,各地の豊国神社とかにもあるんですかね?なんか聞いたことがない。と思って検索してみたら,弘前の革秀寺の霊屋に秀吉の座像があるようです。ホームページでは「霊屋内に弘前城の館神[たてがみ]であったという「木造太閤秀吉座像」(台座とも約20p)<市文化財>が安置されています。」とあるので,これが城内にあったやつなのかな。

 写真がないので,何を食べたか完全に記憶からぶっ飛んでおります。最後に,お土産コーナーでリンゴジュースを買ったんですが,弘前城の有料区域内にはゴミ箱がない!!弘前城天守に入る受付で聞いたら,ちゃんと持って出てくれ,とのことでした。うう,これは失敗した(休憩所で空き缶を渡したら処理してくれた可能性はある)。てことで,有料区域内を空き缶とともにうろつくハメになったのでした。変に残液をこぼして天守を汚さないよう気を遣いましたよ。もう。

北の郭解説 出土品 発掘調査 りんごジュース

 てことで,本丸に戻ります。
 本丸と北の郭との間の虎口がしっかりしてていいですな。左右に道が分かれてますが,昔から左右ともに進路があったのかはよくわからんです。なんとなく,向かって左の坂道は後世に作られたんじゃなかろうかという気がします。

鷹丘橋 橋から左右を眺める
立派なお堀であります。工事中だから水のきれいさは若干変わってそうだけど
左方向 正面 右方向

 で,せっかくなので寄り道。本丸戌亥櫓跡。今は四阿がたっております。北の郭から櫓台下,本丸への通路があったとのことです。どういう場所に道があったのだろうか。妄想がすすみます。そして,韓国語は読めないけれど,英語と中国語の解説は「戌亥」の意味を伝えるものの,この通路の解説をしていませんな。
 そして,石垣に沿って歩きます。

戌亥櫓跡 戌亥櫓から天守が見える! 岩木山も見えます 断崖絶壁 ちょっと移動
再度天守 岩木山 戌亥櫓方向 見下ろす 未申櫓方向 戌亥櫓方向

 てなわけで,あちこちさまよいましたが,ようやく天守です。石垣の上に乗ってない天守ってのは珍しいことこの上ない。なんというか,普通の家に入る感覚です。サイズ的にも小さいしね。

解説 おじゃまします

 内部の解説は,もともとあったものに天守移転に関するものがまじる,という構成になっております。前回訪問したときの解説がどうなっていたかは記憶の彼方です。


暫定の耐震補強
  
天守の白壁内に栗石が詰め込まれている,とのこと
意識したことなかったけれど,ほかの櫓も同様なのでしょうか?
 
定番の石落とし
 
きりん。
100年前に使われたもので,未申櫓に保存されてたとのこと
100年でも歴史を感じます。凄いなあ。

 で,上へ。今の天守からの眺めも,今しか見られません。
 本丸ジオラマも興味深いですね。本丸御殿があったら,本丸はかなり狭っ苦しかったんじゃないかと思われます。確かに,高知も本丸は狭っ苦しいものな。しっかし,この構造だと天守って完全におまけですよね。
 そして,相関なのが天守からの眺め。もちろん,今の時期しか見られない角度なわけですが,たまらないのが,「天守から完全に見下ろせる天守台」。意味が分かりませんね。素晴らしい。

 
2階への階段
昔からこんなのでしたっけ

2階




 
3階へ
元からこんなに広い階段だったのだろうか
   
本丸ジオラマ
今は広々してますが,本丸御殿があったころは案外狭っ苦しい

西

 

天守から天守台を見下ろす!
 

 てなわけで,外に出ます。もうちょっと本丸内を探索。

地上に降りた天守 御日記櫓跡 …から見る天守 未申櫓跡へ

未申櫓跡から見る岩木山
……見えませんでした

未申櫓跡から見る天守
……見えませんでした

未申櫓跡から見る御日記櫓跡
……当然なにも見えません

このあたりが御金蔵跡
多分移転天守があるあたり
 
天守に別れを告げます
 
ここに多門櫓でもあったのだろうか

枡形です

 そして,帰路。二の丸未申櫓に立ち寄ります。


意味ありげな雁木
  
二の丸未申櫓からぐるっと見る

見下ろす

南内門脇の土塁

南内門

堀が美しい

 というわけで,城内探索終了。続いて弘前市立博物館へ。弘前城の脇(正確には三の丸にある)にあるのだから,当然城に関する展示があるだろう,ってなもんです。
 ……これが大失敗。ここは常設展があるタイプの博物館ではなく,特別展のみ開催中でした。値段忘れたけど,貧乏なNPにとっては高かったのを記憶しております。

 とはいえ。この日の特別展は,「日本近代洋画の誕生」というもので,高橋由一の鮭と鯛を見られたので満足です(こう書くと元からこの2枚に興味があったように見えてしまいますが,もちろんここで知った)。

 てことで,新坂を下って駐車場に戻ります。これで弘前は終了。若干慌ただしかったですが,今しか見られない天守と天守台を見られたので満足であります。天守を戻すときには見に行きたいですね。


 で。弘前駅で駅弁を買って,昼食にします。



東北限定のBOSSがあった Big Apple ゆるキャラ ばっちゃ御膳 解説 津軽弁 お弁当 青森で輝く
愛媛POM

 てことで,青森へ。

弘前城その1青森


旅行記TOPその他テーマ