イワノミヤジマ

 2017年、久々に宮島に行きました。松山から宮島へは石崎汽船が松山→広島→宮島の高速船乗り継ぎキップを出しており、これを使って乗り込むことになります。松山→広島の高速船片道運賃は6000円台後半で、体感的にはかなり高く感じるのですが、まあ船会社はどこも経営が厳しく、仕方ないですね。これに広島→宮島が加わるとセット料金が7700円となり、お買い得に感じてしまいます。
 この日は、松山→広島のスーパージェットが若干遅れ(わりといつも遅れてるイメージがあるけど、多分気のせいですね)、スーパージェット船内で乗り継ぎをする旨申し出て、広島→宮島便にちょっと待って貰っての接続となりました。慌ただしいですが、仕方がない。

スーパージェット 桟橋 遠くに小倉松山フェリーが見える 使われていない
ボーディングブリッジ
船内
広島→宮島船内 おやしおという高速船に乗りました 宮島港桟橋。本土に戻る客で混雑してます
どこかに陶晴賢もいるかもしれません
広島便時刻表
今回は14:17発の便できました

 今回の旅行の主目的は翌日の岩木山神籠石にありまして、この日の宮島は「前日に行くところ思い浮かばないから久々に宮島に寄ってみるか」程度の軽いノリでした。
 宮島を訪問するのは何回目かもはや分からなくなってますが、前回2014年に訪問した際の旅行記では「過去3回」との記載があったので、おそらく前回が4回目、今回が5回目ということになります。
 狙ったわけではないのですが(今思えば、せっかく何回も宮島に行くんだから狙いを定めろよ、と自分にいいたくなる)、今回は、初めて「干潮の宮島」を見ることができました。前回の旅行記に「今回は前回と異なって満潮だったので,前回よりも『海の中の社殿』感が出ておりました。」とあって、前々回はもしかして干潮だったのではないかとちょっと不安にはなってますが、前々回の写真データが2010年のHDDクラッシュにより消し飛んでいるため、もはや確認不能です。前々回は宮尾城などの城を巡った旅で、暑くてボロボロになったような遠い記憶だけ残っています。

 いずれにしても、宮島の大鳥居の下まで降りて鳥居の姿を間近に見るのは初めて。いやあ、感動です。
 近づいたことでいくつか発見がありました。
 ・ 木の形がそのまま残っていて、真っ直ぐではない
 ・ フジツボが結構高いところまでくっついている(満潮だとここまで来るという驚き)
 ・ 鳥居の額の文字が両サイドで異なっている(島側が「伊都岐島神社」、本土側が「厳嶋神社」)
 ・ 土台部分のつくりがよく分からない
 ・ 額が落ちないのが不思議でならない
というあたりです。てっきり、それなりに整形された木が真っ直ぐ一本、ぱぁ〜んと立ってる形かと思ってましたが、近づいてみると元の木の形を強く残していて、木目も見えるし真っ直ぐでもありません。これはかなり新鮮な驚きでした。そして、土台部分(フジツボの限界点まわり)をみると、なんかそのまま木が一本まっすぐ下に埋まってる感じでもないように見えました。どういう構造になってるんでしょうかね?
 あと、額ですが、両サイドの文字が違うということも初めて知りましたし、風であおられて落っこちないのが不思議でなりません。どうなってるんでしょうかね??

 ちなみに、フジツボが凄いのも今回近づいて初めて知りましたが(そもそも通常は海面下)、ここにお金を挟んでる人が多数います。どう考えても満潮になったら海に持って行かれるだろうし、ここにお金を突っ込むくらいなら宮島競艇にお金を突っ込んだ方が色々な人のためになるように思うのですが、やはり神社を見るとお金を入れたくなるのかもしれません。ただ、ここに行った後に、「厳嶋神社の鳥居に小銭を入れると鳥居が腐食して危険」という記事を目にしました(具体的にどれを見たかは覚えてないけど、今(2021年)検索したら2018年の記事が出てきた。さらに検索してたら、2013年の日経(共同)の記事も発見)。「フジツボに突っ込む」のと「鳥居に突っ込む」のとで違いがあるのかどうかは分かりませんが、兎にも角にも皆様鳥居のためにも、宮島競艇のためにも、お金は宮島競艇に突っ込みましょう。

新名物の牡蠣カレーパン
上から和牛カレーパンの案内が
貼られてるのが気になります
鳥居 案内図 みんな近くまで行ってる! 近づいてみます おおお! 接近!

鳥居の真ん中から拝殿を臨む
 
渡って対岸に出ることも可能です

この角度は新鮮

 では、いつも通りの観光ルートに戻ります。
 まあ、さすがに5回目になると新発見!的なものはないので、いつもどおり、入口から入って拝殿で参拝して出口から出る、というだからどうした的な行動で終えることになります。

神馬 国宝&世界文化遺産 入ると嬉しくなって
毎回ここで写真撮ってる気がする
(確認してないので違うかも)
鏡の池 五重塔が映えます さっきまでいた鳥居 卒塔婆石
鳥居に突き出す 舞台 能舞台 天神社 神橋

 厳島神社を出ると、大願寺。そこから、清盛神社に寄ります。このあたりの行動順序は毎回似たような感じになってきています。そして、宝物館や宮島の歴史民俗資料館なんかは、毎回「時間があったら寄ろう」と思いながら、時間不足で飛ばしています。次こそ行きたい(といいつつ、既に「次回」の参拝を終えていて、案の定スルー)。

山門 護摩堂 弁天堂 清盛神社

 そして、今回も大聖院に向けて山登り。途中の景色が美しいです。

フェリーと五重塔が美しい 2隻のフェリー 3隻のフェリー 多宝塔 もうちょっと上からの眺め

 そして、大聖院に到着。
 見所の多い寺院ですが、今回もひととおり全体を見回した気がします。

大聖院に到着 心にひかりを
くらしに愛を
観音堂 目出しダルマ 空海遣唐使として乗った船 仏足跡
チベット仏教と縁の深いお寺です 聖ミカエル像 狸僧
お庭 勅願堂 虚空蔵菩薩 からす天狗 摩尼車
摩尼堂 包丁塚 午地蔵 申地蔵 大師堂
阿弥陀堂 紅葉 一願大師なで仏 一願大師 稚児大師 紅葉 下を見下ろす
フェリーが美しい

 大聖院に別れを告げて、本土に戻ります。この日は岩国に泊まって翌日に備えます。
 帰りのフェリーはどっちを使ったか忘れたんですが、松大汽船のフェリーの写真があるということは、自分が乗ったのはJRなのでしょう。

仁王門と仁王像 日が落ちかけてますが
まだまだ鳥居まわりに
人がいます
大杓文字 今日の昼食
乗船 松大汽船のフェリー 宮島競艇場を見る 下船

 とにもかくにも、宮島5回目にして鳥居を間近に見られたのがよかったです。やはり生で見ないと分からない迫力と、「木」な感じが見える実際の鳥居の姿が見られてよかったよかった。

イワノニイデライワノサンゴクシ


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