君の瞳にRainbow

0.NPと島谷ひとみさん

 島谷ひとみさんというアーティストを初めて知ったのは、ある日のHMVかタワレコ。正確には、そのちょっと前。我らが織田哲郎さんが新たに作曲した、「解放区」というシングルを歌う謎の女性アーティスト、というのが自分にとっての第一印象でした。そして、HMVだったかタワレコだったかで、島谷ひとみさんの「解放区」を買ったのが私と島谷ひとみさんの出会いであります。
 そんなわけで、私にとっての島谷ひとみさんは、「織田哲郎の歌を歌ってる人」でした。デビュー曲が島田紳助氏プロデュースの演歌だったとかいう話はあとから知ります。

 この「解放区」は、まあポップ路線のデビュー曲としてそもそもどうなのよ、とか、曲名の「解放区」って何、とか、色々と思うところも出てくる曲で、編曲が明石昌夫さんだというあたりからも、島谷ひとみさんの方向性がおそらくavexでもはっきりしていなかったのではないかという気がします。というか、よくぞavexはこの人を大事にしたな。

 そんな島谷ひとみさん。カバー曲の「パピヨン」がヒット。一躍有名歌手の仲間入りを果たします。そして、同じくカバー曲の「亜麻色の髪の乙女」が大ヒット。そのまま紅白出場も果たし、日本を代表する女性ソロシンガーとなりました。一般的には「カバーの人」という印象なのではないでしょうか。

 ここから先の時系列がぐっちゃぐちゃになっていたんですが、そんなとき書いてて良かったNP日記。
 私の日記に島谷ひとみの名前が初めて出てくるのは2001年4月。私の日記がネット上に上がっているのが2001年4月からなので、要するに最初に月に出てきています。自分の記憶では解放区を買ったのは発売日当日なんですが、そのあたりの裏付けは取れません。自分の日記によると、「有線だかなんだか、あちこちでBGMで流れてました。なぜか、高校の同窓会の時に流れてたのを今ふと思い出してしまいました。」というコメントが残されています。
 続いて出てくるのが2001年6月。タイミング的には、パピヨン〜市場に行こうが出た頃です。ここで、衝撃の事実が明らかになりました。島谷ひとみさんの出身が広島の倉橋島であること。のみならず、島谷ひとみさんは私と縁の深い店に出入りしていたこと。そして、その店がTBSの「うたばん」に登場すること。しかも、私と縁の深い人も「うたばん」に出るかもしれないこと。
 
 続いて、2002年12月。このころ、追加でビックリな事実が発生。私が大学で入った某ゼミで一緒になったIさんという方がおられました。話を伺うと、なんとその方も倉橋島のご出身で、島谷ひとみさんとは元同級生。私と縁深い店も知っているとのこと。世の中の狭さを痛感することとなりました。

 時は流れて。
 2010年2月と4月。私と縁深い人が相次いでこの世を去りました。それに反応していただいたのが、島谷ひとみさんです。
 島谷ひとみさんのブログより。
 ・ http://shimatanihitomi.stablo.jp/article/425940439.html魚拓
 ・ http://shimatanihitomi.stablo.jp/article/425940498.html魚拓
 細かい事実関係に誤りはありますが、それは本質ではありません。田舎なので、実は別人のことでしたということもありません。ちなみに、このブログは印刷されて、仏壇に供えられております。
 衝撃でした。まさかブログで触れていただけるとは。別に私が偉そうに何かを言う立場でもないですが、このとき以来、「いずれ必ず島谷さんのライブに行く」ということは決めていました(CDについては、何も知らない時点で「解放区」を発売日にゲットするという予想外のことをしていたので、そうなるとライブで恩返しするしかない)。


 しかし、不義理かつ行動の遅い私の責任で、なかなか島谷さんのライブに行くことが出来ませんでした。
 そんなこんなで2018年。ようやく重い腰があがり、厳島神社で行われる島谷ひとみさんのライブに行く予定がつきました。念願叶ったり。

1.呉

 夜は呉に宿泊。ビューポートくれ、呉海員会館です。ここは船員さんで無くても宿泊可能。港が見える部屋でした。呉の港の景色は素晴らしいですね。

がんばろう!広島 呉駅 和室 ホテルからの眺め ホテル スクリュー

2.波多見八幡山神社

 自分がサイト上に残している倉橋島訪問記はおそらく2001年のもの(いきなりJASに乗っててびっくり。まだJASがあったのか……)、2012年に江田島とセットで行ったもの、そして2015年のものの3つだと思われます。
 そして、今回とった行動も基本的には2015年と同じです。まずはバスで波多見八幡山神社。

 既に過去のことになりつつありますが、2018年7月、西日本では大豪雨となりました(Yahoo参照国交省PDF念のためPDFコピー))。当時私が住んでいた愛媛県でも様々な被害が発生しましたが、瀬戸内海を挟んで反対側の広島でも、土砂災害が発生しており、ここ波多見八幡山神社も崖が崩れてブルーシートで崖が覆われておりました。一日も早く災害から復旧することを願っております。

下から 階段 八幡宮と祠官の屬の由緒
小早川隆景由来のようです
境内 拝殿 御由緒
本殿 後方から拝殿 金比羅社 稲荷社 鬼瓦
痛々しいブルーシート 2001年の芸予地震被害も
忘れてはいけません

この景色を見に来た

3.善行寺

 歩いて善行寺。2015年と行動は同じです。

山門 本堂 親鸞なのだろうか……

4.NPと縁の深い店など

 ここについては深くは触れません。


 続き。


 ちょっとふらふらしてみました。公園の鉄棒で前回りをしたところ三半規管が老化していることを実感しました。


5.亀山神社

 場所が変わって本州に戻りました。呉の亀山神社です。2015年に呉のメジャーな観光地は回ったので、残していたこちらへ。

脇から入る ちょっと海が遠い あらためて鳥居を 御由緒 境内 拝殿
神馬 青銅灯籠 稲荷神社

 ラーメンを食べて、呉でのお仕事はおしまいです。

ラーメン 軍港の街であがく集団

6.宮島へ

 呉から宮島口までどうやって移動したのか、なぜか写真が1枚も残されていないのですが、2時間ほど時間があいているのでおそらくJRを使ったのではないかと思います。
 特に何かを意図していたわけでもないと思いますが、今回はJRの船に乗ったようですね。

松大汽船の船が見えます 船に乗ります 陸よさらば
みんな大好き宮島競艇 厳島神社が見えてきました
今回はJRなので神社が近いのです

7.厳島神社を歩く

 厳島神社については、2014年訪問時にある程度きちんとした旅行記を書いているようなのでサクッと。

鳥居 テレビの撮影中でした
バズリズムのマイクを持ってます
アナウンサーさんの名前は知りません
舞台

 厳島神社は入場料がかかることで知られておりますが、神社で入場料がかかる場所ってすくないですよね。まずはパンフレットから。



 では、参拝。

入ります お祓い 鏡の池 舞台
設営中。関係ない人からしたら邪魔ですね
遠くに鳥居が見えます 反橋と反橋を撮影している皆様。2014年は工事中だったんですね

 参拝を終えて、まわりを歩きます。

歩きます 伊都岐珈琲で買ったソフトクリーム 受付も準備中 神馬
設営中の神社 ぐるっと 鹿 神社や鳥居を眺める皆様

8.夕暮れの宮島

 ライブの開始を待っていると、段々と日が暮れていきます。こんな遅い時間まで宮島にいたことがないのでとても新鮮。私のカメラの腕では色々と限界がありますが、写真撮って遊びます。

鳥居をくぐる遊覧船
暮れゆく瀬戸内海 道も暗くなっていきます 日が落ちたあとの参道 人通りも減りました
牡蠣 平のあげもみ公 揚げもみじ。カロリーの塊 トイレにて
ゴミを置かないで下さい、よりも
ゴミを置いていかないで下さいの方が
確かに正確な表示ではあります

 そんなわけで、日も落ちました。正直歩くのがちょっと怖いです。海に落ちたら死ぬしかないので、そこだけ注意。

海に浮かぶ鳥居
どこからかライトアップされてます
厳島神社
設営も終わり、新旧入り乱れた姿が浮かび上がります

9.平清盛公生誕900年記念 島谷ひとみ20th Anniversary Live

 いよいよメインイベントです。ライブ会場である神社に入場。ここでも海に落ちたら死を覚悟しないといけないので、ちょっとびびります。

昼に撮った写真 2023年に見つかった
当時のフライヤー写真
入場 神社内を進んでいきます

 客席は舞台を3方向から囲むように設置されておりました。なるほど、こういう感じになるのですな。多分ここで行われる能なんかも似た座席配置になるのでしょう。


 そして、なんとビックリ、どなたかがLive Fansにセットリストをアップされておりました。これは助かる。念のため以下にコピペ。

祈り
愛の詩
風の降る空
心のままに
赤い砂漠の伝説
パピヨン-papillon-
市場に行こう
亜麻色の髪の乙女
Garnet Moon
Perseus-ペルセウス-
ANGELUS -アンジェラス-

アンコール
Golden Lady
sabao
Vivace!

 正直なところ、島谷ひとみさんについてはニワカもニワカ、「解放区を発売日に買っただけの人」なので、メジャーな曲(全盛期のシングル)以外は知りません。というわけで、一部ついていけないノリもありましたが、それよりもやはり「あの島谷さんのライブに参加できた」という喜びと、それがなんと厳島神社が会場であるというスペシャル感が大きく勝りました。あれから5年が経過して、正直何を覚えているかというと特に何も覚えていないのですが、そんなことは問題ではないのです。

10.さらば宮島

 そんなわけで、お疲れ様でした。帰りの船を逃すと大惨事なので、特に寄り道することなく流れに乗って帰ります。
 鳥居をくぐる遊覧船、どこ発着かすら知らなかったんですが、こんな遅い時間まで運航してるんですね。


 で、広島のカプセルに宿泊。翌日は高速船で松山に戻ったのでした。




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