ウメノブルーバレー

 2020年2月。世の中が不穏な空気になりつつある中、色々と迷ったのですが、京都に行くことになりました。
 京都に行くに際しての、京都側へのオーダーは1つ。「ウメを見たい」



 というわけで、夜行バスで京都に乗り込みました。
 夜行バスで京都に着くと、とりあえずちょっと時間を潰したのちに営業開始早々のベローチェに乗り込んで休息を取ることが通例になっております。毎度書いてるような気もしますが、「夜行バスで京都に着くと」という経験はそんなにたくさんあるわけでもないのに、なにゆえ京都ベローチェにこんなに親近感あるのだろうか。


 それから、東本願寺へ。
 東本願寺は前回行ったときにみたから軽くスルーしたんですが、あらためて前回の記録を見たところ、前回は阿弥陀堂〜御影堂、御影堂が工事中でした。これだったらもっとしっかり見ればよかった。
 とりあえず、軽くお参りはできたのでよしとします。

東本願寺 阿弥陀堂門 御影堂 御影堂門

 そして、その近くの白山湯へ。京都駅近くには意外と銭湯が多く、しかもこんなところに早朝から開いている銭湯があったとは知りませんでした。
 京都駅の銭湯としては、京都タワーの大浴場があったのですが、ここはなんと、2021年6月に閉鎖となりました。この時点ではまさかそんなことになるとは思ってもおらず、このときがここに行く最後のチャンスだったことになります。それを思うと、行かなかったのがちょっと悔やまれます。とはいえ、駅近の銭湯を発見して入浴できたのはよかったし、まあ金銭的にも京都タワーより白山湯の方がお得だったのは事実であります。


 その後、友人と合流。一路、城陽市の青谷梅林を目指します。
 関東民なもので、恥ずかしながらこれまで青谷梅林はまったく知らなかったのでありますが、どうも京都最大の梅林として知られているようで、「春は城陽から」をキャッチコピーに、城陽市が力を入れる一大イベントが、青谷梅林梅まつりなのであります。なお、関東民なもので、恥ずかしながら、「城陽市」という市の存在も知りませんでした。観光協会によると、「京都府の南部に位置します城陽市は、京都から五里、奈良から五里の位置にあることから、 五里五里の里と呼ばれて」いるようです。五里五里の里、いいネーミングでありますね。
 城陽市になにがあるのだろう、とあらためて検索していたところ、「家康伊賀越えの道ガイドマップ」というものがあることが分かりました。これは興味深い。特産品としては梅関連意外だとお茶が凄そうです。確かに宇治茶を宇治だけで生産しきれてるとも思えないものね。

 そんなわけで、青谷梅林に到着。歩いてお祭り会場へと向かいます。
 正直なところ、梅の季節にはちょっと早かったかな、という感じではありました。ただ、梅林の広さはよく分かったので、見頃と言われる7分咲きの時期に行ったらさぞかし綺麗なのだろうなあ。


 現地で配られていたチラシはこちらです。



 ちなみに、会場への道すがら、様々な無人販売があったり興味深い案山子がいたりと、我々を楽しませてくれます。


 そして、お祭り会場に到着です。この日はお店が出ていたり、歌謡ショーがあったりして、大変盛り上がっておりました。しかし、新型コロナウイルスの関係で2020年のお祭りも後半戦、ウメが見頃になってからのものは中止になってしまいました。なんとも残念。

お祭りです 「青谷絶賞」の著者の山中青谿 歌謡ショー
ひょうたん島さんです
当然、梅干しも売られています

 小石川後楽園の梅園で育った私は、ウメを見に行くというと梅の品種がぶら下がっていて、1品種について1本〜数本程度しかないことが多い、という環境に慣れております。なので、この手の大規模な梅林をどうやって見たらいいのかちょっと戸惑うのであります。まあ、難しいこと考えずに見たいものを見ればいいんでしょうが。


 この青谷梅林の特徴の1つとして、周囲に砂利採取場があって、戦隊ヒーローの爆発現場に使われそうな景色が広がっていることです。この巨大な砂利採取場の空気感は見慣れないものなので、なかなかに新鮮で、砂利とウメのセットが印象に残ります。


 さて、昼食はべつのところでとるとして、ちょっとだけ軽食をば。ウメソフトクリームと梅コロッケであります。おじさん3人組がソフトクリームを頬張る姿は大変かわいらしくて絵になりますね。


 さて、昼食はグルメリア但馬宇治店。ここに行くことになった経緯は面倒くさいので飛ばします。何回かお邪魔させていただいておりますが、大変美味しくいただきました。ここで昼食を食べるとダービーの馬券が当たりそうで縁起よいですね。


 続いては、随心院。ここも非常に有名な梅の名所ですが、残念ながらここはまだオープンしておりませんでした。
 仕方がないので、小野小町の化粧井戸を眺めて終了。


 さて、ここで友人と別れまして、夜は単独行動です。
 ホテルの近くに映画館があったので、なにか面白いものやってないかみてみたところ、恐竜のなにかをやっていたので、見てみました。前にもどこかで書いた気がするのですが、私の恐竜知識は初代ジュラシックパークとドラえもんののび太の恐竜で止まっておりまして、とりあえずティラノサウルスに羽が生えたりティラノサウルスがハイエナやってたりするような説は説としてなんとなく存在は知っているものの、それ以上の知識はございません。てことで、とりあえず見てみました。

 その後はコメダで時間つぶし。旅行はこうやってのんびりとホームページつくるためにあるのです。


 コメダの帰りに池田屋を見て、ホテルに戻ります。


 そんなわけで、2日目へ。おやすみなさい。

ウメノタカヤス


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