メキシコ旅行記その19
1月6日その2
と、いうわけで、球戯場…の前に、ジャガーの神殿が待ちかまえております。順路的に、一応こっちから。球技場の外壁とジャガーの神殿は一体化しておりますが、関係があるんでしょうかね?よく分かりません。
ジャガーの神殿は、非常に分かりやすいです。ジャガーがいます。例によって、壁や柱に装飾があります。こんな無造作に放置して風化しないのか、見ていてこっちが不安になりますが、まあそれはそれ。
ちなみに、盗み聞きしたところによると、どこかに"fish to feed the men"なるものがあるらしいです。現存する僕のメモからは、それが彫刻なのか、別の飾りなのか全く分かりませんが。とにかく、この地域に魚がいたのは間違いないようであります。よくわからないんですが、川魚って、いったいどこで生まれてどうして川にいるんでしょうかね?いや、それを言ったら海魚も同じことだろ、と言われればそれまでなんですが。鮭みたいに川を上る魚は理解できるんですが。う〜ん、どうも疑問をうまく文章化できないな。まあいいや。
とまあ、ジャガーの神殿の前で数分たたずんだ後、いよいよ球戯場に入ります。
球戯場の基本コンセプトはウシュマルと変わらないのではないかと思います。時代や場所によってローカルルールがあったりするのではないかと思ったりもするのですが、それは僕には分かりません。
壁に描かれている絵には、スティックを使ってボールを打つ人間の姿が描かれているらしいです。
また、丸っこい紋様は、rubber ballあるいはsunを表しているらしいです。
ここでまたふと思ったんですが、球戯場を作る前にも球戯は行われていたのでしょうか。それとも、「○○な球戯場を作って球戯をやろう!」みたいな、ルール先にありき状態だったのでしょうか。多分、というか十中八九前者だと思うのですが、球戯場を作る前にはゴールとかはどうしてたのでしょうか。作ってから、「この位置にゴールを作ったのは失敗だった」みたいなことにはならなかったのでしょうか。作った以上、「失敗」という概念そのものが存在しなかったのかな?
…あいかわらず疑問点を上手く文章化できてないな。
なんか、今写真で見ると、左右のゴールが対称になってないような気がしたのでね。陣地交替とかしたのかな?
まあ、とにかく、暑さにひーひー言いながら、球戯場内をだらだらと歩きましたとさ。だらだらしてたせいで、ここでツアー客に置いて行かれ、ここから先は盗み聞きもできなくなってしまいました。まあいいさ。
しかし、ほんとに暑いです。いやはや。球戯場内は石の建物に囲まれているせいか、熱気がこもっている気がしました。
球戯場の先には、神殿みたいな建物があります。ゴールが両脇の壁についていることを考えると、ここがメインスタンド、という理解になりますね。ここからお偉いさんが球戯の様子を見ていたのでしょうか。それとも、ここは「神の座る場所」で、人間は誰も立ち入らなかったのでしょうか。
まあ、そんなわけで球戯場を抜け、ジャガーの神殿前に戻りました。改めて蛇を見ます。ここは日陰なんでちょっと休憩したかった、てのもあります。
続いて、頭蓋骨の台座。Tzompantliってのは一体どういう意味?
一面に描かれたガイコツが何ともいえないです。
まあ、とにかくこの頭蓋骨は、enemies and the sacrificed prizoners、敵と死刑受刑者を表しているそうであります。この上で死刑執行したりとかしたのでしょうか。
ガイコツは角のものを除いて全て横向きであります。そして、写真からも分かると思うのですが、ガイコツ1つ1つが違った形をしています。これは、特定個人を表しているのでしょうか。それとも、単に色々な人が作った、というだけのことなのでしょうか。
でもって、鷹とジャガーの台座です。地球の歩き方では「ジャガーと鷹」となってましたが、ここの説明では"Aguilas y Jaguares"となってました。「鷹とジャガー」の順番が正しいのでしょうか。まあ、順番なんて細かいこと気にするな、といわれればそれまででありますが。
今、説明の写真を見てみると、英語では"Eagles and Jaguars"になってますね。僕の記憶が正しければ、Eagleは鷲で、鷹はHawkなんですが、ここのところ、どうなんでしょうか。
まあ、僕には鷹と鷲の区別はつきませんが。鷹といったらダイエー(ソフトバンク)、鷲といったら松山君、くらいしか浮かびません。
で、どこに鷹だか鷲だかがいて、どこにジャガーがいるのか、よく分かりません。う〜む。写真で改めてみると、それっぽいのが写ってはいますが…。