メキシコ旅行記 その30

1月8日その1

 さて、ホステルで朝食を済ませ、レフォルマ通りへ向かいます。
 で、通りをてくてく歩いて、独立記念塔であります。私のような戦後日本人には、「独立」という言葉の大きさがいまいちぴんと来ないものなのでありますが、その言葉の重さと大きさを知る人から見れば、独立記念塔ってのは本当に大事なものなんだと思います。
 レフォルマ通りには、まだクリスマスの名残(飾り)がいくつかありました。
 そして、レフォルマ通りを歩いていると、ひときわ厳重な警備が行われている建物を発見。何かと思ったら、アメリカ大使館でした。

 さて。レフォルマ通りを直進して、チェプルテペック公園に入ろう、と思ったのですが…。入口の門が閉まってます。あれれっ??問を越えられれ確実に公園なのに、公園には入れない…。どうなってるんだ、いったい。それなりにうろついたのですが、どうにも歩行者用の入口が見つからない。……ってことで、車道の脇を歩いて侵入することにしました。(帰り際、入口らしきスペースを発見しました。ドミノピザのある地下鉄出口付近だったかな)
 まあ、そんなこんなで無事公園に入り、レフォルマ通りをてくてく歩きます。そして、無事国立人類学博物館に到着。
 国立博物館だけあって?荷物は預けなければならず、入館検査も行われます。で、検査は、問題がないのに音が鳴るシステムのようで……問題がないのにベルトに手をやってしまいました。恥ずかしい…。
 荷物の中にメモ帳を入れっぱなしにしたため中での記憶は貧弱極まりないです。
 で、博物館の中は、音声ガイドがあるためか、それとも説明があってもほとんど読まないという入館者心理をよく理解しているためか、担当教授の怠慢か、とにかく説明書きが少ないです。英語のものはさらに少ないです。
 で、お馬鹿見学者NPは、矢印が変な方向を指してるな、と思いながらそれを順路だと思って追っかけていたところ、非常口をさす矢印であることが発覚したのでありました…。

 とまあ、くだらない話はさておき。博物館の感想をば。
 まず、博物館に入ってすぐ、遠景の噴水が出迎えます。これは、上から水が落ちてくるタイプ。これがもう気持ちいいのなんの。マイナスイオン!!って感じであります。
 そして、特徴として、メモをとってる人が多い、という印象を受けました。あくまで印象ですが…。また、学生(遠足?)も多かったです。ま、これはどの国も共通ですね。
 ところで、展示物は全部本物なんでしょうか?フラッシュ禁止するあたり、本物なんだろうな、と思うのですが、結構無造作にぽ〜ん、と展示してあるもので。
 まあ、メキシコの歴史にそこまで興味があるわけでもなく、人類学なんて「なんですかそれ」状態のNPが博物館の展示のなんたるかを理解できるはずもなく(説明に英語が少ないこともある)、印象的な展示物を見て、へ〜へ〜いいながら写真を撮るのが関の山であります。結局、2時間くらいで退散。てか、博物館って、なんだかんだと歩き回るからつかれますね…。今更気付くべきことではないけど。
 帰りがけに、地下鉄駅入口付近の露店で、焼いたサボテンの上に豆とピクルスをのっけたものを購入。調子に乗ってサルサに"Si"と答えてしまったのが運の尽きで、これが大失敗。とにかく辛い!!(大きすぎて飽きたのもあるのですが)もはや耐えられない。…半分近く残してしまいました…。すいません…。
 その後、露店の並びでパストールのタコスを購入。クレソンが効き過ぎて中身の味が若干弱いのではありますが、おいしかったです。日本人としては、トルティーヤが脂っこいのにはちょっと困ってしまうのですが。

 てな感じで食料を補充して、テンプロマヨールへ。

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