ノトノワクラ

 無事時間通り駅につきまして,のと鉄道に乗って和倉温泉駅に向かいます。

運賃表 時刻表 改札フリー 家紋。畠山以外は分からん
もしかしたら青柏祭の
曳山を意識してるのかも
電車が来ました 車内 永井豪さんのサイン
上のサインが誰なのかは
分かりません

 そして,和倉温泉駅に到着。時間通りです。降りた客は数名でした。

跨線橋からの写真
電車が先へ進んでいきます
ようこそ和倉温泉へ のれん

 バスを待っていると時間が足りなくなるので,ここは豪勢にタクシーで総湯に向かいます。旅行なので気が大きくなっているのであります。

 そして,総湯に到着。これがビックリ仰天。一般に,温泉街の公衆浴場というとちょっと小さめのスペースに無理くり作ったような場所が多い印象なんですが(といって,そんなに温泉街に行っているわけではないのだが),ここは広々としており,入り口も自動ドア。入ってすぐに受付かと思いきや,入ったところは広々スペースで,受付はさらに奥。立派な観光施設なのです。ちょっとどころじゃなく,嘗めてました。すいません。

きれいで大きい!! 足湯は中止 飲める温泉 入ってすぐのスペース 柏原選手の靴
東洋大学陸上部は毎年七尾で合宿しているようです
バルブの変遷 パンフレット

 七尾城を歩き回った汗をさっぱり流したので,続いて昼飯。ちょっと散歩してから,結局総湯近くのお店に入りました。近江町市場で食べるよりもこういう場所の方がお得ですよね。
 ところで,このあたりはのれんが一押しです。それはそれで,きれいなのでいいんですが,部外者としては「のれんはくぐって入るもの」「のれんはとりあえず腕押しするもの」という意識があります。ところが,このあたりはのれんはきれいな飾りとして使っているので,扱いとしては絵画に近いのです。つまり,のれんの先は「くぐってはいる場所」ではなく,「入れない場所」「壁」「入っては行けない場所」なのであります。というわけで,こののれんを見ては「この先に入っていいのか」などとちょっと立ち止まる必要があるのでした。

お店 お魚〜〜 のれんの先は壁 のれんの先は立ち入り禁止

 そして,斜め向かいに「能登ミルク」という,今風のナウいお店があったので入ってみました。みんな大好き飲むヨーグルトジェラートをいただきます。こういうお店だから単価が高いのはいいんですが,高いと限界があるので,この場所でいったいどこまで儲かるんでしょうかね。頑張ってほしいものです。


 さて。この和倉温泉の話は前日に広末さんからも聞いていたのですが,そのとき聞いたのが加賀屋という旅館の名前。聞いたことがありました。そう,台湾の北投温泉に進出した日本の温泉旅館として知られるのが,加賀屋なのです。台湾に行くときに「加賀屋」という名前は目にしておりましたが,それがこの和倉温泉の旅館だとは知りませんでした。ここから台湾にまで進出したとは,凄いな。
 とにかく,これまで知らなかった和倉温泉という温泉が,実は凄い場所だと知ったのでありました。
 その和倉温泉。総湯を取り扱っているのは和倉温泉合資会社という会社のようです。おお,今の時代に合資会社か。そういえば七尾で見かけた中山薬局は合名会社でした。まだまだこういう会社が残る,歴史ある街なんだろうな。

湯元の広場 和倉温泉の由来 温泉たまごを作ることができるようです 湯浦の炎
千年の炎 明治初期の和倉温泉 明治に東宮陛下が見えられた
ということは,大正帝ですね
「合資」の旗 旗と風見鶏 6号源泉
加賀屋 和倉弁天社

 そんなわけで,和倉温泉まわりを一回りしました。
 帰りもタクシー使うほどリッチではないので,バスに乗って駅に戻ります。
 さっきはタクシーに直行したのであらためて駅をみてみたら,駅前に青柏祭の曳山の車輪が展示されておりました。毎年5月の連休におこなわれているお祭りのようですが,ゴールデンウィークにこんな立派な温泉街……宿泊費がとんでもなく高騰してるんだろうなあ。

バスのりば 時刻表 和倉温泉駅 車輪

 ちなみに。和倉温泉のゆるキャラは「わくたまくん」という名前のようです。和倉温泉を発見したとされるシラサギが産んだタマゴであるとのことです。孵化することなく,あるいは温泉タマゴになって食べられることなく,タマゴがそのまま命をもって動き出した,というキャラクターです。この名前を見て,パッと思い浮かぶのはNHKの和久田麻由子アナウンサーであります。でも,検索しても和久田アナウンサーがここに連れてこられたような形跡はありません。もちろん,皆様のNHKですから今の時点で特定のゆるキャラとコラボするのは難しいでしょうが,フリーになった暁には,ぜひともわくたまくんとコラボしてなにかやってほしいものです。

あちこちにわくたまくん

 駅で穴水行きの電車を待っていると,サンダーバードがホームに入ってきました。そうか,サンダーバードはここまで直通運転してるんですね。北陸新幹線が大阪まで通ったら,このあたりの電車はどうなるのだろうか。

またのお越しを
お待ちしております
七尾線電化記念 和倉温泉駅 ホームには藤の木 サンダーバードがやってきた 穴水行きの電車

 失礼ながら,こんな電車和倉温泉から先にそんなに混むことはないだろう……と思っていたら,能登中島で大量にお客さんが乗ってきました。どうも,能登中島には能登演劇堂という芝居小屋があるようです。が,皆様クラブツーリズムのバッヂをつけておられまして,いろいろ検索してみると演劇堂は関係なく,和倉温泉に泊まってバスで移動して能登中島で電車に乗る,というルートを採用しているだけのようです。

能登の車窓から

 そして,穴水駅に到着。バスまで20分程度という中途半端な持ち時間。クラブツーリズムの皆様もてっきり同じバスに乗るのかと思ってましたが,どうもそうではない様子です。
 で,駅併設の土産物屋でお土産を物色して,バス乗り場へ。すると,向かいに「遠藤資料館」という表示が見えました。先ほど駅で遠藤関の顔出し看板があったので,遠藤関がここの出身なんだろうな,というのは分かりましたが,そんなものがあったとは。
 遠藤関については,名前はもちろん知ってますが,最近相撲から離れて久しく,一体今どんな地位にあるのかまったく分かりません。でも,そんな自分でも知ってるレベルの力士であることは間違いなく(日本人力士期待の星の1人なのは知っている),ちょっと興味深い。でも,どう考えても時間が足りない。
 というわけで,時間を気にしつつ近づいてみました。
 どうも,中を見たい人は声をかけてほしい方式のようで,時間がない自分はそんなことやるわけにはいきません。というわけで,入り口脇の展示コーナーを眺めて写真を撮っていました。すると,親切な(暇な)施設の方に声をかけていただき,ちょっとだけお話しさせていただきました。上記の通り,今の遠藤関についてはな〜んにも分かっておりませんので,競馬マニアに絡まれた一般の方の気持ちを味わいながら,お話しさせていただいたのでした(こういうときは相づちを打って話を引き出すのがいいのは分かっております)。

※ なお,これを書いた2020年1月13日,ふとニュースを見たら,遠藤関が白鵬をくだして2日連続金星を挙げたというニュースを見ました。今は平幕だったんですね。でも,2日連続金星とは凄い(もう1人の横綱の名前すら浮かんでこないのが今の自分の相撲知識なんだが)。これからの活躍を大いに期待いたします!

 で,バスの時間が迫っているので泣く泣くお別れ。親切にしていただいたので,ちゃんと時間を取って中を見たかったのですが,本当に残念。
 そして,空港を経由するバスの乗客が僕のほかに1人(空港で降りたのは自分だけ)。本当に,このルートで空港に行く人は少ないんだな……。

ようこそ穴水町へ 乗ってきた電車 穴水駅 遠藤関の顔出し 穴水駅
遠藤関展示室 展示室内
人のこと言えないけど
字はうまくないな
様々なトロフィー と思ったら筆文字はうまい
練習するんだろうな
町に懸賞金を没収されています ボラ待ち櫓 バス

 そんなこんなで,能登空港。時間があるので,上の展望台から自分が乗る飛行機の到着を眺めていました。
 当たり前ですが,到着する飛行機は自分が乗る飛行機だけですので,空港内の人の動きも1つの飛行機のためのもの。見ていて,オペレーションがわかりやすくて楽しいです。
 それにしても,このあと(2020年1月),ラオスで似たような空港(1日数便,首都にしか飛行機が飛んでいない空港)に行きましたが,そこのローカルさに比べて能登空港の立派さはたいしたもんです。さすが日本。
 そして,この能登空港の脇にあるのが日本航空高校石川。甲子園で名前を見たことがあります。なるほど,確かに航空高校なんだから空港が必要だよな。ここを使ってたのか。

ゆめのと ここにも遠藤関 祝結婚 展望デッキ 能登空港
飛行機を待ちます 着陸
(ここにいるのに
着陸シーンを撮り損ねた)
くるっと回って エプロンへ 地上スタッフ。かっこいい! 近づきます
入ってきました すと〜っぷ 車止め 何かをつけました
確認 給油車来襲 荷物車も襲来 位置に着きます ベルト車
荷物搬出 給油口オープン 給油ホース取り付け
位置取り 航空大学・航空高校方向 高松小松能登 待合室 昇陽 気付いたら配置が
変わっておりました
無人販売です

 というわけで,思ったよりも展望台から飛行機のオペレーションを見るのが楽しかったです。小規模空港ならではの良さですね。

 そんなこんなで,なかなか行くことのない能登半島を駆け足ながらに攻略できて,なによりでした。
金沢能登2019
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