ヒメノガーデン

 おはようございます。この日は姫路競馬場に行くのですが、その前に好古園に行くことにします。
 私が日本庭園に目覚めたのは高松に住んで栗林公園に行くようになってからです。この時期は高松に住んでから半年ちょっと。おそらくニワカのニワカ度が最も高まっている時期だと思います。
 姫路城天守を眺めながら、好古園へと向かいます。


 そして、好古園に入ります。

解説 入ります 通路から見る姫路城西の丸の櫓と長局

 好古園には9つの庭が詰め込まれております。
 姫路城も様々な趣向を凝らした門や建物が詰め込まれておりましたが、庭も詰め込み式です。このような詰め込み式への批判として、「従来のやり方や考え方に固執するようになるので、新しい発想を阻害する」というものをよく耳にしますね。日本庭園は今後成長するのでしょうか。乞うご期待。

御屋敷の庭

 まずは御屋敷の庭。

 活水軒から入り、渡り廊下を経由して潮音斎。
 この渡り廊下からしてなんとも風流です。狭いスペースの中に作られたとは思えない構造。いやあ、誰が作ったんでしょうか、これ。

御屋敷の庭屋敷門 見頃の花 入ります 廊下
渡り廊下からの眺め 滝と城を撮りたかったけど
明るさの設定が出来なかった図
ある程度ぐるりと見回す 下には鯉
橋をメインになにか撮ろうとしたけど
なにも得られなかった図
潮音斎と、そこからの眺め
ここから中秋の名月を眺められたとのことです

 ここからは池泉回遊式庭園。

狭い場所なのに
広さを感じるつくりです
城山 池と潮音斎
奥側から池と橋 鯉に鯉こがれ鯉に泣く 御屋敷の庭に別れを告げる

苗の庭

 苗の庭。様々な苗が並んでいるわけですが、現代においてはみんなからスルーされがちです。検索してもいい感じの写真が出てきません。


 様々な庭の区画は築地塀で区切られております。


茶の庭

 茶の庭。双樹庵という茶室と、その向かいにお庭があります。特に解説はありませんでしたが、そういうわけで茶の庭と呼ばれているのではないかと思います。

双樹庵 庭へ 双樹庵と庭

流れの平庭

 真ん中を小川が流れる庭です。小川にせりだした四阿があるのが特徴です。ここからの眺めはいい感じ。

入口 見頃の花 小川周りの様子 平庭という名前ですが
結構なアップダウン感あり
四阿からの眺め

 地図だけ見ているとかなり狭いスペースなのですが、実際に現地に行くと広さを感じます。小川や通路の曲線が広く見せているのでしょうね。いやあ、凄い。

通路と小川 出口付近から

 そして、ここにいたのが鴨の親子。日本人は鴨が大好きなのであります。
 戦国時代なんかは食用だったんだろうけど。


夏木の庭

 こちらも小川が流れる庭です。夏木の庭。夏木マリさんが監修したのでしょうか。そんなわけないですね。
 訪問したのは夏だったので、まさにベストシーズンだったのかもしれませんが、それよりも暑さが勝っていたと思われ、写真は雑です。


松の庭

 こちらは分かりやすいネーミング。というか、名付けが面倒になったんじゃないかと思われる名前です。

見頃の花 ハンゲショウ キキョウ

花の庭

 花の庭。今までの庭にも花はあったぞ。何が違うのか。おそらく花がメインになっているということなんでしょうが、まあここの花が突出して良かったかというと、正直よく分かりません。まあニワカの美意識なんてこんなもんです。

見頃の花 花傘亭 カワラナデシコ 庭の様子

築山池泉の庭

 今までの築山と池泉はなんだったのか、と聞きたくなる名前のお庭です。まあ細かいことは気にしない。
 ここは姫路城の西の丸長局を借景にしております。

 まあ、自分は栗林公園と小石川後楽園で育った人間なので、池泉回遊式の庭園はやっぱり楽しい。

見頃の花 ぐるりと
臨泉亭と借景に姫路城の櫓 M 橋と臨泉亭

竹の庭

 さあ、最後です。竹の庭。やはり城といったら竹です。竹がなくては武器はつくれぬ。
 夏ということもあって、草も多く、あまり「竹が美しい」という感じではありませんでしたが、とりあえず竹がある大名庭園というのは

見頃の花 竹の道 松もあります 聞竹亭
ちょっと緑にまみれすぎかな?
井戸
小径の交差点 聞竹亭まわり
やっぱりちょっと緑が多すぎる気がする
この眺めはよいですね

おしまい

 そんなわけで、好古園散策終了。
 写真を見ても、訪問者が少なかったことがうかがい知れますが、今はここも混んでるんだろうなあ。

出口 水堀 石垣
駅から姫路城天守 どうやら駅そばを食べたようです

 このあとは姫路競馬場です。

赤穂城 / 姫路城 / 姫路競馬場


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