いざだざいふ

 3日目。この日は太宰府を回ります。

 まずは太宰府天満宮。世にも有名な,日本三大祟り神菅原道真公の左遷の地であります。菅原道真公,というか天満宮については,昔から近所の谷保天満宮に初詣やらなんやらで参拝しておりまして,その関係でいろいろと思い入れが深いのであります。

 そんなわけで,太宰府駅。駅から神社まではきれいな参道が延びています。この日は駅でレンタサイクルを借りたんですが,いつもは借りた自転車を写真に撮るのに今回は撮ってなかったです。理由は不明。あと,太宰府を参拝する際に自転車をどこに停めたかも記憶にないぞ。

太宰府駅 ようこそ 参道 鳥居 地図

 さて,そのまま太宰府へ。大きな神社なのでいろいろあって,注意力が散漫になります。
 まずは鳥居をくぐって,心字池を太鼓橋で超えていきます。

御由緒 道真の歌碑
この句と久方の~の句(谷保天神の合格鉛筆に刻まれてる)は
NPが暗記している数少ない短歌の一部です
時期的に梅ではなく
ツツジが咲いております
鳥居
南北朝期のもので九州最古とか
狛犬 太鼓橋
橋が3つあり,それぞれ
過去・現在・未来を表しているとか
心字池 太鼓橋から見る心字池 真ん中の島にある
今王社
今王社 心字池 志賀社

 ところで。言うまでもなく,太宰府は菅原道真公が流された地ではありますが,太宰府天満宮は道真の怨霊を鎮めるための場所である以上当時からあるわけがありません。
 あれ。ここっていつできたんだろう。考えてみたら考えたことなかった。
 てことで,神社の公式サイト。菅原道真公が亡くなったのは,大宰府政庁の南館(現在の榎社)。味酒安行(これを「うまさけ」と読ませるのが凄い。日本語の奥深さを感じる。)が御亡骸を牛車に乗せて進んだところ,牛が伏して動かなくなり,その地に埋葬。延喜5年(905年),墓所の上に祀廟が創建され、延喜19年(919年)に勅命により立派なご社殿が建立されたとのこと。
 続いてWikipedia。牛車に乗って連れて行こうとしていた場所が「安楽寺」であるとのことです。そして,お廟を天原山庿院安楽寺としたとのこと。ふむ。そりゃお墓だから寺院の方が親和性が高いよな。おかしいと思った。注を読むと,「安楽寺については菅公薨去の後に開創された寺とも、それ以前からあった寺とも説かれ」とあるので,いろいろ分かっていないっぽいですな。これだけの有名人でも資料が少ないんだなあ。そして,919年が安楽寺天満宮の創祀で,990年頃から社号としての天満宮も併用とのこと。ふむふむ。いずれにしても,道真さんが祟った結果,919年の社殿創建に至ったようではありますな。公式ページで安楽寺の扱いが悪いのは,まあ仕方がないところかな。
 そして九博。牛が動かなくなった所に葬るようにという道真公の遺言にしたがって埋葬されたとあります。おいおい。道真公の御遺言に従ったのか味酒氏の判断なのかは大きな違いだろうから省略したらいかんのとちゃうか。

 そんなわけで,前置きが長くなりましたが,いよいよ拝殿に接近していきます。

参道 楼門が見えてくる 楓社 麒麟と鷽
鷽はちょくちょく見かける気がしますが,麒麟はいないような?
麒麟をアップで 梅と鹿 手水社 楼門
狛犬 楼門を抜けました 狛犬 池と鯉
拝殿 飛梅 皇后の梅
大正天皇后のお手植え

 というわけで,拝殿へのお参りを済ませて,あとは自由の身であります。ちょびっとぷらつきます。

摂社末社 ひょうたん酒について
下戸なのでどうでもよい
筆塚
天神様とセットですね
夫婦樟 包丁塚 神牛(小)
御神牛 水神社 中島神社 梅ヶ枝餅
菖蒲池 亀がわんさか 藤棚 浮殿

 自分の記憶が正しければ,お金を払って道真公の一生を見られる建物に入った気がします。

 今の自分だったら(無料券持ってるし)九州国立博物館に向かっているかと思われますが,当時の自分にそんなものへの興味はありません。というかほかに行かねばならない場所も多い。
 というわけで,太宰府天満宮をあとにして,さらに探索を続けるのであります。

 まずは光明禅寺。お庭が有名なお寺とのことで,ニワカとして行ってみたくなりますな。お寺前の解説には,「九州唯一の石庭」などと書かれていてびっくりしますが,本当でしょうか。断言できるだけの根拠があって断言してるんだと思いますが,見ている方が不安になります。改めて写真をみると,裏の苔庭・一滴海の庭がすばらしいですね。というか,自分の下手な写真だと石庭のダイナミックさがうまく出ないっぽいな。

解説 山門 どうやったらこんなに曲がるのか,
自分を問い詰めてやりたい
仏光石庭
光の形に石が並んでいるようですが,正直よく分からない
きれいなお寺であります 一滴海の庭

 そんなわけで,昼食タ~イム。このあたりを歩いて,駐輪場に向かったような気がしなくもない。

たこ焼き コロッケ 蕎麦

 あ,あと,ここの商店街でお箸を買いました。このときまで100円ショップで買った箸を使ってたんですが,お箸の専門店(これまで意識してなかったから珍しいと思って入ったんだけど,よくよく見ると観光地に結構ありますよね。どういう需要があるんだろうか)を見つけたので,買ってしまいました。たぶんこれまで使ってたものの10倍くらい払ったはず。てことで,このときのお箸は今も現役で稼働しております。


志賀島太宰府・水城へ


旅行記テーマ別