弥彦半日観光その2

 米納津屋でさらに荷物を抱え込んで,一体どうしようかと思っていたところ,雨が弱まってきました。これは助かる。
 そんなわけで,弥彦神社です。

 もともと赤い鳥居が,雨に濡れてさらにテカっていい感じの色になっております。

道案内
ちゃんと競輪場があります
道の反対側から鳥居を 由緒書 下から鳥居 正面から 参道

 まっすぐ参道を進もうと思ったら,左方向にむかって写真を撮ってるカップルを発見。おお,写真で見てた玉の橋ではないですか。危うく見落とすところでした。カップルもたまには役に立ちますね。いやてっきり,よくある御神橋のように参道の真ん中にあって通れなくなってるだけだと思ってたんですね。まさかこんな外れた場所にあるとは。
 というわけで,玉の橋の方向へ。

参道から 参道の橋 玉ノ橋 奥は車が通れる橋です 別角度から 解説

 あまりしっかりとした準備をしていなかったので,てっきりもうちょっと歴史情緒あふれた橋なのかと思ったら,想像以上にピカピカしていて新しく,昭和60年に修理復元された橋でした。
 まあ,実際の神社の方にしてみれば観光客のつまらん情緒を満たすよりも橋をきちんと修理することの方が大事ですからね。

 そんなわけで,参道に戻って歩きます。手水舎などがある広々スペースには,石油蒸留釜と記念碑。その横には力石もあったような。まあ先を急ぐのでここはあっさりと。

石油蒸留釜 創立50年記念碑

 このころになると雨はやんできており,ポンチョの扱いに若干悩みつつ,上を目指します。

鳥居 随神門 菊の御紋 灯籠
狙ったのかどうかは不明ですが,ハートマーク
面白い造形の狛犬です

 そんなわけで,階段を上って随神門を抜けると,そこは拝殿でした。

弥彦神社拝殿

 山の中の,何ともいえない雰囲気の中,弥彦神社はで〜んと構えておりました。
 誰もいないわけでもなく,かといって混雑でどうにもならないわけでもなく,多分人数的には1月に行った中尊寺の本堂付近に近い感じだと思うんですが,これくらいがちょうどいいですね。

 そんなわけで,続いて摂社末社。

一覧 上がっていく このように並んでおりました 異彩を放つ入母屋造りの十柱神社

 さすがに摂社の方にはあまり人はおりませんでした。
 続いて,弥彦山に登ります。乗り場は歩いてすぐなのかと思ってましたが,バスに乗っていくようです。時間が無いので(いやまあ時間があったとしても変わらんのだけど)ロープウェー。どうもこの近辺の学生さんは弥彦山を遠足で登るようです。幼稚園や小学校の遠足で高尾山にケーブルカーを使わずに登った過去を思い出します。

 ロープウェーの乗り場まではマイクロバスを使います。団体さんがおられたので,バスは満員。こんなバスでもさばける程度の人数であり,かつ,ロープウェーに乗れる人数に限りがあるので結局乗り場で行き詰まるのであります。
 ただ,バスの通り道が結構狭く,ここを歩いている人がバスに抜かされたりすれ違ったりするときに歩きにくそうに見えました。自然歩道自体はおそらくこことは別な場所なんでしょうが……。

御神廟参道 鳥居 自然歩道にも指定されております。 バス ロープウェー乗り場 到着を待つ やひこさんろく
前は霧 霧の森 山頂駅から見下ろす
何も見えない
乗ってきたロープウェー。
この距離でも霧がやばいですね

 どうも,この日は読売旅行の団体さんが大挙して弥彦山に訪れていたようで(多分5号車くらいまで呼ばれていた),ロープウェーは満員でした。満員なので,はっきりいって景色のいい窓際を確保できるかは完全に運次第。まあ一人者かつ競輪客のNPはそういう場所は親子連れに譲ることを前提にしているのでいいんですが。
 しかし,この日はそれどころではなく,もうひたすら霧霧霧。霧がすごくて,景色どころではありませんでした。白馬北海道旅行の帯広への道にしても,やっぱり霧って怖いですし,山の天気は馬鹿にしてはいけませんね。昔話やなんやらで霧が深まったときにいろいろなアクシデントが起こるのもうなずけます。

 それにしても,ロープウェー。往復1300円というのはちょっと高いですな。似た感じの「昭和なロープウェー」というと,昨秋乗った岐阜城のロープウェーを思い出しますが,あれっていくらだったかなあ。あのときはあのときで,大雨でそれどころじゃなかったんだよなー。

 そんなわけでロープウェーは山頂駅に到着。ひたすら濃い霧の中,うっすらとアジサイが咲いているのが見えます。
 読売旅行の団体さんたちはレストハウスでの食事に向かっていき,NPはアジサイと格闘開始。
 それにしても,霧が濃すぎて,山頂がどっち方向なのかさっぱり分かりません。事実上一本道だったから迷わずにすみましたが,これで分岐がいくつかあったら確実に登頂を断念していたと思います。ほんと,霧って怖いし,ちゃんとした山を登るには地図とコンパスは必携だな。

読売旅行は先に行く 弥彦山 この方角に佐渡島があるらしい

 しかし,弥彦駅で宣言されていたとおり,弥彦山のアジサイは綺麗に咲き乱れておりました。
  高幡不動のアジサイ祭りのようにいろんな種類のアジサイを展示しようという意図も特になく,とにかく綺麗なアジサイが咲き乱れております。霧の中なのが残念ですが,考えようによっては霧の中のアジサイなんてこんなことでもない限りみることはできないわけで,いい経験が出来たともいえそうです。


 さて,霧の中,不安になりながらも一本道を進み,山頂を目指します。l

やひこざくら
桜の時期じゃないうえに,
霧なのでもはやなにがなんだか
きれいに咲き並ぶアジサイ こんな道を歩く こういうのが見えると安心 九合目 NHK

 ロープウェーで登ったらあとはちょっと進めば山頂だと思っていたのですが(なんせロープウェーの駅名も「山頂駅」なんだし),想像していたより距離があって若干凹みました。でもまあ,実質8.5合目くらいからの登山なのでたかがしれております。
 そんなわけで,鳥居がみえてきました。山頂の弥彦神社御神廟に到着であります。

鳥居 この「○に大」ってなんだろう 御神廟 弥彦山 大観図
御神廟の鳥居 御神廟 自然歩道
誰か予算をつけて綺麗にしてやってください
ひたすら霧の中

 完全に霧の中で,景色はよくなかったですが,こうして山頂まで来られた満足感には何物にも代え難いですね。ロープウェーを使っても山頂は山頂なのです。
 それと,おそらく自分の人生で始めて,霊峰の山頂で拝んだ気がします。高尾山って山頂にはなにもないですよね。

 そんなわけで,お参りを済ませて山から下ります。少し霧が晴れつつある感じでした。それにしても,登りは長いのに下りは短く感じるな。
 で,疲れたから飲み物を買おうと思ったら,久々に観光地価格の自販機でした。購入をあきらめ,帰ろうかと思ったら,おいしそうにソフトクリームを食べてる人を見かけたので買ってしまいました。消費したカロリーを補ってあまりある濃厚なソフトクリームでありました。まあ,本当は前日の新潟競馬場で買おうかどうか迷ってあきらめたんで,この日はソフトクリームをこらえきれる状態じゃなかったんだよな。

この荷物を上に上げるためのレールって,
組み立てるのかなり大変ですよね
展望塔営業中 観光地価格でした
ロープウェーに乗せるだけだから
たいして労力かからんはずなのに…
クライミングカー乗り場 ソフトクリーム 2000円札対応の自販機でした

 弥彦山のロープウェーを上がった場所には,わくわく遊園という遊び場がありました。予想通り,昭和な香りのする遊園地で,誰も遊んでいる人はおりません。遊具がちゃんと動くのかは不明であります。浜名湖のボートランドに若干近いな。

わくわく遊園 新幹線 カート ミラーハウス
ちょっと入ってみたくなった
コーヒーカップ
メリーゴーランドかな?
かわいい
デパートの屋上には今でも
こういう乗り物があるんでしょうか?
なにかとパンダ

 このわくわく遊園にもアジサイがたくさん咲いておりました。


 そんなわけで,ロープウェーで下におります。
 読売旅行の団体さんたちは,クライミングカーで降りて降りた先の駐車場に駐まっているバスに乗って次の目的地(競輪場じゃないことだけは確か)に向かう旅程のようで,行きはあんなに混雑していたロープウェーも,帰りはNPのほかに親子連れ1組と夫婦1組でした。いやもちろん本当に親子なのか,夫婦なのかは戸籍を見ないと分からないわけですが。

乗り場もレトロな雰囲気 乗り場 ロープウェー待ち さんちょう 到着 霧が晴れてきた
乗り場を見上げる 景色 大鳥居がどこにあるのかよく分からず
とりあえずありそうな方角の写真を
撮ってみたところ,ちゃんと写ってて
嬉しかった,という写真
新緑 緑と赤と青 アジサイの青が綺麗

 そんなわけで,山麓に降りて来ました。
 とりあえずもういい時間なので競輪場を目指します。

山の方角
どれが弥彦山かよく分かっていない
鳥居 祓戸神社の鳥居 参道 お社

 そんなわけで,競輪場へ。

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