ユキノニッコウ

 さて,ようやくバスに乗ることが出来ました。思えば中禅寺湖バス停で降りて以来,昼食時に体力を回復して以降はひたすら風と寒さと戦っておりました。
 バスの中がいかに暖かいか。いやあ,暖房を発明した人は本当に素晴らしい。
 そして,もはや途中の竜頭の滝や湯滝に寄るなどという発想は完全に頭から抜け落ちていたのでした。

 しばらくすると,バスは戦場ヶ原を通ります。小学校時代にどこの宿に泊まったのかとかは全く記憶にありませんが,とりあえず戦場ヶ原を歩いたことだけは覚えております。いやはや,懐かしい。

戦場ヶ原
寒々しいです
ぬくぬくとバスにて

 そんなこんなで,バスは終点湯元温泉に到着。
 とりあえず,温泉寺と温泉神社に挨拶に行きたかったのですが,その前にホテルにチェックインして荷物を軽くすることにしました。
 いったん暖かい部屋に入ると外に出る気力がなくなりそうでしたが,そこはなんとか心を鬼にして外出。まずは温泉神社を目指します。湯元温泉地域もとにかく風が強い。というより,さっきより酷くなってます。おそらく雪の量が多いからだと思いますが,風で舞う雪が半端ないです。半端ねぇ,とはまさにこのこと。しかも,上空も曇ってきていて日光の暖かみもなくなりました。日光なのに日光がないなんて……。

 そうして着いた温泉神社。そこは,完全に雪で覆われた世界でした。なんだかんだいって参拝者がいるんだろうな,という淡い期待は完全に裏切られ,雪跡を見るに歩いた人などおそらく皆無。このまま普通の靴で突撃したらズボッと嵌って大惨事を招くのは明らか。そんなわけで,鳥居の外から拝んで退散であります。

 
地図 温泉神社
「夜間立入禁止」どころの騒ぎじゃないな
ちなみに,左の由緒書の下半分はどこへ…
足跡はここで途絶えている ちょっと遠目から

 続いて温泉寺。夏期は日帰り湯としても機能しているようです。実はこの翌日が節分の縁日だったので(ホテルで知った),前日からなにか面白いことになっているのではないかと期待しておりました。
 ……が,そんな期待は完全に裏切られ,何もなし。風はさらに強くなり,まともに前を向いて歩くことも困難な状況に。なんでこんな状況下で歩いてるんだろうか。
 ちなみに,スキー場帰りの方々は歩いておられましたが,それ以外に歩いているアホには出会いませんでした(温泉寺付近に限らず)。
 で,温泉寺はおそらく参道正面が温泉。で,右手がお堂です。あわよくばお堂の中に入って体力回復を……などと考えておりましたが,そんな考えは通用しませんでした。死にかけながら撮ったお堂の写真が大惨事になっててちょっと泣きそうです。

日光山温泉寺 歩行者優先 灯籠が並びます ご本尊は薬師如来
正面のこの建物が温泉かと 薬師堂
ぶれぶれ(涙)
由来 薬師堂内部

 実は,宿をとるにあたって,湯元にとるか日光駅近辺にとるか迷いました。日光は基本的に宿代が高いですが,バックパッカー向けのドミトリーなんかを使えばかなり安くなります。
 が,結局湯元に宿をとったのは,滝を見ていると宿に到着するのが遅くなる可能性があったこと(そもそも終バスで湯元に乗り込むプランだった),温泉にゆっくり入るのならやっぱりやしろの湯などよりもホテルの温泉の方がよさそうなこと,湯元の方が泉質がよさそうなこと,湯元温泉の温泉寺や温泉神社を訪れてみたかったこと,湯元温泉地域は夜になると電気が消えて,露天風呂から満天の星空が期待できること,などなどでした。
 ……それがこの天気です。星空どころか,露天風呂に突撃することすら無謀です。滝も見てないから到着も早かったし。温泉寺も温泉神社もあまり楽しめなかったし。いったいなにをやってるのか……。
 でも,温泉自体は非常に気持ちよく,身体の芯から温まっているのを実感できました。素泊まりの強みを生かして食事時間に入ったので広々とした湯船を独占できたし。ただ,人がゼロのため,脱衣場も10度を切っている有様で,お湯に入るまでは地獄でしたが。

 翌朝は雪もやんで,日光が出ておりました。そんなわけで,気持ちよく朝風呂。昨日は入れなかった露天風呂にも入って満足満足。
 バスまで15分ほどあったので,湯の湖に行ってみました。いやぁ,昨日とはうって変わっていい天気です。やっぱり雪には青空ですね。こういう広々とした雪景色は気持ちいいです。

朝のうちに除雪車が走っていたようです 白一色ですが,昨日よりは
はるかに歩きやすいです
川と橋が埋もれております 湯の湖 湖畔

 で,バスに乗って山を下ることにします。今日こそ湯滝や竜頭の滝に寄ってみることも考えたのですが,世界遺産地域でどれだけ時間を食うのかはっきりしなかったので回避しました。
 気付いたこと。バスは光徳温泉に入っていきますが,ここはSoftbank圏外でした。どうもここは東武がやってるみたいですね。お湯自体は日光湯元からひいてるみたいですが。
 いろは坂を下っていきましたが,こっちの第1いろは坂は第2いろは坂よりも狭いです。昔はここで対面通行だったんですよね?どうやってたんだ。あと,下りながら途中いくつかお社・お堂がありました。ちょっとどういうものか見てみたかったな。
 バスはやっぱり坂下りが大変そうでした。それにしても,こんな雪の中(途中からは路面も凍結してないように見えたけど)絶対自分で運転して坂下りしたくないな。
 ちなみに,確か10時のバスに乗りましたが,普通席満員で,補助席使用となっていました。

バス停へ向かう バス到着 奥の山を望む バス停 車窓から湯の湖
東武の車窓から
中禅寺湖。昨日とはうって変わって平和だなあ いろは坂。あまりいい角度で撮れず

 そんなわけで,神橋で下車。

明智平華厳滝中禅寺湯元神橋本宮輪王寺東照宮二荒山神社

旅行記TOP