台湾旅行記その10

 最後は新北投温泉を目指します。
 新北投温泉の最寄り駅新北投へは北投駅で乗り換えることになります。ちなみに,乗った電車は北投駅行きでした。電車内は爆睡。終点が北投駅でなかったら盛大に寝過ごしていたと思われます。

 北投駅→新北投駅のホーム・電車の雰囲気は,完全にリゾートモード。京王多摩動物園線が動物の絵で満たされているのと似た雰囲気です。この丸顔にデカ鼻のキャラクターはなにか名前があるのかな?
 使われている電車も,車両によって絵も違えば内部も違います。完全に観光路線であります。そのわりに,新北投駅のまわりの雰囲気は普通の駅前といっしょで,純粋なリゾート地というよりも,普通の郊外ベッドタウン駅,という感じでありました。


ここにきて,温泉守護神として不動明王登場!
(ぱっと見青鬼に見えますが)
これは日本統治下のまんまなんだろうな
今回,ここでしか「不動明王」という文字を
見ていないような気がします

電車内に観光ガイドが

 駅に着くと,温泉の匂いがします。おお,これでこそ温泉地。
 さて,まずは川に沿って温泉地を探索。時間的に温泉博物館には行けず,また,目的地の公共浴場は入れ替えのタイミング的に19時30分からゆっくり入ればいいかな,と思っておりました。よって,地熱谷を目指します。登別の地獄谷もよかったので,ここも期待!
 ……が,なぜか立入り禁止。ここも17時でしまるのかな?ガイドブックには特に時間制限的なことは書いてなかったけれど……。
 てなわけで,19時30分まで1時間30分ほど時間があまりました。それまで普済寺を覗いたり,公園で座って本を読んだりしてもよかったのですが,まあ温泉に1時間弱滞在できればあれば十分かな,ってことで,予定を変更して19時まで温泉に入ることにしました。


外から温泉内が見えるのですが…
水着着てるとはいえ,これでいいのか

 そんなわけで,公衆浴場に戻ってきました。時間制限は19時まで。1時間を切ってます。そのためか,お金を払うときに19時までだがいいか,と確認されました。
 で,入るのに水着が必要であること,中で水着を売っていることは事前調査済。日本から水着を持って行ってもよかったんだけど(しかしながら,ここ10年ほどプールや海という場所には縁が無い(除尼崎センタープール)ので,今持ってる水着は式根島で使ったもの),せっかくなので現地で買ってみることにしました。台湾ではどういう水着が売られてるのかにも興味あったし。
 そんなわけで,300元で水着を買って,いざ温泉。靴は靴箱に,荷物はロッカーに。ささっと水着に着替えていざ!……と思ったところ,笑顔のおっさんに話しかけられました。んん!?なんかしたっけか。と,そのあとに英語を話すおじさん登場。といっても,NP側の英語力の問題でよく分からなかったんだけど。
 で,全体構造を見て納得しました。早い話が,この温泉は男女混浴。であるがゆえに,男性もその場で水着に着替えるのではなく,ちゃんと男性用シャワールームにて水着に履き替えなさいよ,お前のチン○を見せるな,ということのようです。う〜む,完全に普通の銭湯のノリだったからな。疲れてて早く温泉に入りたかったってのもあったし。これは失敬いたしました。

 さてさて。そんなこんなで準備万端。ここの温泉が3層構造になっていて,上から順に湯温が下がっていくのも事前調査済です。また,台湾では「湯船の縁に座って足だけつける」行為が禁止されているのも事前調査済であります。ここまで調査できてるのにシャワールームトラップに引っかかった情報がどこにもなかったってことは,こんなことする恥知らずはNPだけ,ってことになりますな。いやはや,失礼いたしました。
 で,気付いたこと。
1 足だけつける行為は禁止されてますが,半身浴はOK。湯船にも,座って上半身だけ出せるような場所がちゃんとあります。
2 ペットボトルをロッカーの外に出しておいて,しばらく湯につかったら外に出て飲む,ということはみんなやってます。飲食禁止じゃなかったのか。
3 それゆえ,わりとみんな長居してます。ここは台湾なので江戸っ子はいません。入れ替え制にしないといつまでもいる人が出そうですね。
4 一応,監視員的な人がいて,ルール違反行為を見つけると注意します。が,台湾語オンリーなのでした。
5 若い白人が多い。男女問わず。繰り返します。男女問わず若い白人が多い。お父さん聞いてますか。最後にもう1回。男女問わず若い白人が多いです。もっとも,たまたまこのときだけだったとしても責任はとれません。あしからず。

 そんなわけで,総合的に,海水浴と温泉の中間,という感じですかね。

 で,時間になったので退散しました。1時間弱あれば十分だったかな。ちなみに,入れ替え時間直前のシャワールームはかなり並びますので,時間に余裕のない人は要注意ですな。あと,温泉はあくまで温泉に入るための場所で,特に身体を洗う文化はなさそうです。
 中は当然写真禁止なんですが,入れ替え時間で誰も入ってなかったから撮っちゃった。フラッシュ焚いても怒られなかったのでまあ黙認された,ということにしておきます。


水着販売コーナー

ロッカーの使い方
日本語が不明ですが
とりあえず20元は返ってきません

手前は水風呂

駅前スーパー

 温泉に入って満足したので,最後に駅前にあったWelcomeというスーパーでお土産を購入。
 何が困るって,ありとあらゆる商品に日本語が入っていて,日本語が入ってない現地土産を探すのに苦労することです。ううむ,これでいいのか台湾人。

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