長岡探訪

　弥彦寬仁親王牌と，長岡山古志の闘牛の日程がうまく合ったので，新潟に乗り込むことにしました。
　闘牛場までレンタカーで行くのは（資金的にも自分の運転技術（眠気含む）的にも）きついので，長岡から闘牛場までバスが出ているのは助かります。このバスが出てることのアピールがイマイチで，もうちょっとなんとかしてほしいところ。このへんは各地の草競馬とかと同じですね。

　さて。まずはバスまで時間があるので，長岡城めぐり。めぐり，といっても，遺構が残ってないことは調査済なので適当に散歩する以上の意味はなさそうです。
　その前に，新幹線長岡駅構内に火焔土器の展示。おお，この火焔土器って長岡だったのか。学校で土偶とか土器とかの勉強するときは，「この時代にこういうものがあった」ってところまでで，日本のどのあたりに集中してるかとかあまり意識してなかったんだよな。国宝展でいくつか国宝土偶みましたが，あれも東日本に固まってることをそのとき知りました。

　あと，長岡が花火で有名だということもこのとき知りました。

　で，駅を出ると，いきなり本丸跡地の石碑。本当に石碑が１つポツンと立っているだけというシンプル設計。まあ，ここに別のもの（花火の展示みたいなの）を建てたところで特に観光面での効果は発生しないでしょうから，こういう簡素な展示にすることはやむなし。
　で，アオーレ長岡という商業施設？脇にも碑があることは分かっているので，道を渡って商店街に向かいます。そのとき，地下道入口に元旦年賀登城の図が飾られておりました。

　で，アオーレ長岡を求めて彷徨っていたところ，「長岡戦災資料館」というスペースがあったので，入ってみました。長岡という場所については無知もいいところで，長岡空襲のことも，原爆と同型爆弾を落とされたこともしりませんでした。こういうのは空きスペースの有効活用としていいんじゃないかと思う反面，予算的にどういう予算なのかちょっと気になります。

噴水脇に，本当にひっそりと 元旦年賀登城の図 戦災資料館

　さて。アオーレ長岡を求めて彷徨ったのにはわけがあります。それは，「アオーレ長岡の場所を勘違いしていた」からでありまして，全然違う商業施設のまわりをぐるぐるまわって，「長岡城に関する史跡がないない」と困り果てていたのです。無駄に体力と時間を使ってしまった……。というか，そもそもアオーレ長岡って商業施設じゃ無くて市の施設なんだな。勘違い甚だしい。

　で，無事アオーレ長岡を発見。そして，アロハフェスティバルで盛り上がる皆様を横目に，城内稲荷神社とそのまわりの城趾碑を見てご満悦な寂しいおっさんがNPなのでありました。
　なお，城内稲荷それ自体の由緒書はとりあえず目にしてないので（なお，撮った写真を全部しっかり見ているわけではなく，さくっとどこかに書いてありそうで怖い），この城内稲荷がここが城として機能していた頃からある稲荷神社なのか，それとも城跡の中に新たに創建された稲荷神社なのかは不明です。

アオーレ長岡
豪華な建物です		 古地図と今の長岡 写真にすると読みづらいですが
ここにアオーレができるに至った経緯		 宝田石油創始者について 簡単な解説
城内稲荷 手水鉢とがま蛙

　さて，まだバスまで若干時間があるので，近くにある平潟神社へ。やはりこういう地元の神社にはなにかあるかもしれない。無いことの方が多いんだけれど。
　道中，稲荷神社があったので寄ってみました。川沿いの区画に奉納された鳥居を見るに，殿町稲荷という名前のようです。それにしても，この一区画にぎっしりつまった鳥居は面白い。追加で奉納したくても場所がないように見えるのがちょっと気になるところ。
　平潟神社はコンクリ拝殿。なんとなく新橋烏森神社を思い出してしまいました。社務所にあった新聞記事を読むに，おそらく平潟神社も空襲で焼けたんだろうなあ。こうして平和にここを訪問できるおいらは幸せ者であります。上でも書きましたが，長岡空襲については本当に全く知識が無かったので，ここまで被害が大きかったことにびっくり。

稲荷神社発見 拝殿 面白い鳥居の奉納 平潟神社 コンクリの拝殿です
空襲で焼かれたのか…		 空襲について 慰霊塔 境内社

　平潟神社を無事参拝し終えて，時間がやばくなったので，小走りに長岡駅へ。無事バスに乗ることができました。

　てことで，闘牛へ続く。

　そして，闘牛から戻ってきたあと，まだ空は若干明るいので，もう少し市内探索。昌福寺に参拝。長岡空襲の存在を知ったので，ちょっと戦災殉難者の碑に手を合わせようかな，と。もちろん，そういうものが作られるお寺だからなにか面白いものがないかな，という下心がメインであり，わたしゃそんなに綺麗な心の持ち主ではございません。

　で，どっちかというと，そこから再度駅に戻る途中の公園にあったお社の方に興味が湧きました。明治42年建立の秋葉神社。特に解説も無かったんですが，どういう経緯でここにできたんだろうか。

　そして，ひとっ風呂浴びるために，東三条へ移動。歩いて泉乃湯へ。例によって，途中の神社に寄りながら進みます。
　泉乃湯は小ぶりな銭湯ではありますが，気持ちよくお風呂には入れました。いやまあ，ぶっちゃけこれを書いてるのが訪問から半年後で，記憶から完全に落ちてるだけなのだが。

　そこから，北三条まで歩きます。道中，立派な社殿を持つ神社発見。こっちはコンクリで無く木でできておりますが，見るからに新しい。特に解説は見受けられませんでしたが，ここも空襲の影響で新築したのかな。
　ここには良寛にまつわるあれこれがありました。このあたりは，既に一度三条を訪問しているので，ある程度分かっております。それにしても，三条を2度も訪問することになるとは，三条競馬が廃止された当時は夢にも思わなかった。
神明社鳥居 武運長久氏子一同 拝殿。真新しい 吽 阿 保食稲荷
良寛あれこれ 裏の訳の分からないオブジェ 三社小路と三社様

　こうして，2年ぶりに北三条に到達しました。
　なお，前回大変楽しませていただいた北三条駅の張り紙は今も尚現役でした。
　しかしながら，燕三条へ向かう電車が1時間待ちだったので，諦めてタクシーでホテルへ。無駄な出費だった…。


山古志闘牛へ／弥彦へ
　
　
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