ヘビーな雷都

 6月16日に宇都宮に仕事が入りまして,それならばと高松宮記念競輪決勝戦へ。まあ,例のSS11騒動の自粛期間中の特別競輪に特に行きたいわけでもなかったんですが,いままで未踏の場ですし,なにより翌日に宇都宮に行く用事ができちゃったら行くしかないわなあ。

 と,当初の予定はここまでだったんですが,6月15日(日)はワールドカップの対コートジボワール戦の日でした。最近代表戦への情熱が薄れまくっているのは事実ではあるけれど,真剣勝負はなんであってもみてて面白い。薄れまくっているとはいえ,一時期よりはかなりマシだし。なんせ代表メンバーほぼ全員の顔と名前が一致する。レベルが低いけれど,南ア大会はこれすら達成できてなかったのです。

ハーフタイム中
このころはまだ平和だった
 で。試合は10時から。終わるのは12時前。12時前に終わってそれから自宅を出ていたら,本当に決勝戦だけ見て終わるくらいの時間になりかねません。てことで,宇都宮に前泊することに。さらに,どうせ見るならホテルの部屋にこもるよりも外の方がいいかな,ってことで,パブリックビューイングをやってないか検索。したところ,オリオンスクエアでやってることが判明。オリオンスクエアってのがなんなのかはっきりしませんが,前回宇都宮に行った際に友人とオリオン通りを歩き,そのとき広場があったのでおそらくそこでしょう。うむ,完璧な予定。
 本当は,前泊前に伊勢崎オートに寄っていく予定だったんですが,これは仕事が入ったので断念しました。なかなか上手くいかんなあ。

 オリオンスクエアは当初「フェンス内で立たないで下さい」とアナウンスしてたのに,結局フェンス外も座るよう指示が出ていましたが,結果的に座ったおかげでほぼ全員に画面が見えてただろうからよかったのかと。熱中症対策にもなっただろうしな。ちなみに,なんだかんだと代表への興味が薄れているため,前の人が来ていたユニフォームの背中のピンクのラインがかすれているのを見て,「おお,使い込んでる熱狂的なサポだな」と思ってしまったのでした。今のユニはそういうデザインなのね。

 オリオンスクエアはフェンスから3〜5メートルくらい後ろあたりに陣取りましたが,音もそれなりに聞こえましたし,行ってよかった。どうも栃木SCのアウェイ戦のパブリックビューイングもやってるようです。なるほどな。それならば,高松宮記念競輪の決勝戦くらい流してもいいんじゃなかろうか。どうもここでプレイベントをやったみたいだし。

 で,試合に負けても落ち込んでなんかいられません。いやもちろん深刻に落ち込むほど代表戦に入れ込んでないってのもありますが。


宇都宮駅構内で競輪G1を
アピールするのはこの小さな
ポスターだけだったように見えました
なんだかねえ

帰りがけに発見

県庁前を通るらしい

バス停発見

 オリオンスクエアからどうやって競輪場に行くか。当初予定は,「駅前で自転車借りて(オリオンスクエアと競輪場に)乗り込む(で,帰りに銭湯に寄る)」ってのでしたが,オリオンスクエアまわりに駐輪できるか自信が無かったのでやめました。で,JR宇都宮で競輪場行きバス乗り場をチェックしてみたところ,県庁前バス停に停まることが判明。
 おい宇都宮競輪場。なんでこんな重大情報をホームページに載せないんだ。今再度ちぇっくしたら,やっぱりJR宇都宮駅西口12番乗り場→競輪場(約15分)としか書いてないじゃないか。

 県外者には,「県庁前」バス停がどこにあるのかもよく分かってなかったりしますが(なんせ県庁が大通りから離れていて,いろいろとよく分からん),とりあえず県庁前バス停を探して,見つからなかったら歩いて乗り込むことにしました。
 んで,オリオンスクエアから大通りに出ると,あっさり「県庁前」バス停を発見。しかし,このバス停には「競輪」の文字がありません。周囲にちっちゃい看板が隠れてないか探してみましたが,やはりない。う〜ん,どうするか。
 そこで気になるのが「県庁前」バス停はここだけなのかということ。あと,さっき見た時刻表には正確には,「県庁前(県総合文化センター前)」とあります。しかし,このバス停にはそんな文字はない。気になるのは,大通りから県庁方向に進んだ場所にも,GoogleMapでバス停マークがあること。こっちのほうが県庁に近いし,もしかしたらこっちなんじゃないのか。と考え,仮に違ってても競輪場には近づくんだからまあいいか,という精神でこっちに向かいました。このへん,いちど宇都宮内をチャリチャリしてて土地勘があったのがよかった。

 結果的に,奥に入ったバス停に「競輪場」の文字を発見。しかも到着時間はバス到着予定時刻の12時04分,まわりにそれっぽい人がいるのでバスはまだ来てない。完璧なタイミングでした。ちなみに,前日宇都宮駅のバス情報端末をいじくっていたところ,宇54戸祭台循環も競輪場脇を通るようです。

 そんなこんなで競輪場到着。到着してからエスカレーターでぐいぐいのぼっていきます。おお,花月園方式。そして,入場無料のゲートを突破。アオケイを買うと,特別予想はどのレースのものがほしいか聞かれました。そんなのあるんか。唯々諾々とメインのものをもらいました。

のぼって入口へ 新聞
もらった紙より,本紙の方が
的中に近いんですが
のぼったところ
さらに上は特観なので,このあたりをうろつくしかない
場内案内


 さて,初めて入った宇都宮競輪場。びっくりしました。狭いです。衝撃の狭さ。そのため,大混雑。この時代になって,特設券売機を設置してる(それでも足りずに行列してる)ってんだから狭さがよく分かります。一昨年の弥彦に引き続き,閉まってる窓口のない競輪場でした。いやはやびっくりでした。どうもわりと最近建替えたみたいですね。近くに「昔のスタンドは〜」という話をしているおっさんたちもおりました。まあこの時代,特別競輪やるからってスタンド増設しないのが健全経営に必須条件ですし,なにより高松宮を開催していた大津が豪華なスタンド作って潰れているだけね。ホントこれ大事。とはいえ,ちょっと無理があったんじゃないか……(でも考えてみたら函館も大人数収容できるような券売機数じゃない気がするぞ。どうやって捌いたんだろうか。それとも函館だとそこまで観客が来ないのか。)。
 なんというか,感覚的に松山とほとんど変わらんのではないか,って感じでした。さすがにそれよりは広いのかな。でも食事スペースとかほとんどなかったしな。田舎でこれなら分かるんだけれど,宇都宮って言ったU字工事が自虐していてもなんだかんだいって関東ナンバー5の県の県庁所在地なわけで……。いやぁ,ほんと驚いた。
 まあ,狭くても,外が涼しかったらいいんですけどね。一応,東入場口の外にテント村を作って対応していたんですが……レース見えないしなあ。いかんせんこの日は暑かった。暑くなかったらまた感想も変わるんだろうけれど。窓口も大行列で,東入場口の外の早朝前売ブースだけはすいていましたが,ほかは当然行列。なんか去年の函館競馬を思い出すな……あのときより酷い気がする。

 さて,食事。スタンド内に売店はあるんですが,いかんせん混みすぎてていったいどこで食べるのよ,という感じ。外の売店には焼きそばがありましたが,宇都宮の地場の焼きそば(イマイチ宇都宮焼きそばの特徴は分かってないけど)ではなく,普通のものだったので回避。あまり特設テントに来てる外部業者から買うのは好きじゃないんだけれど,広島焼き(こういう表現してる時点で広島の会社じゃなかろうしな)とカレーパンを購入。あとは体力回復のためにかき氷とアイスコーヒー。今年の初かき氷は6月の宇都宮でした。去年は5月の信濃大町だったような気もするので,むしろ遅いのかな。一昨年は浜松オートだったような記憶なんだけど,あれって何月だっけ……。

 
屋台村

ポップコーン無料
もらいませんでした

お好み焼き
豚とイカがあり,
中に入れず付け合わせる方法で
調理待ち時間を短縮



外袋だけとって
本体を撮り忘れた

今年の初かき氷

 さて,特別競輪開催中なのでイベントは盛りだくさん(初心者には特設ステージの場所が分かりづらかった……まさか外にあるとは)。そんななか,やはりU字工事の人気は絶大。特設ステージは前売り用駐車場内に設置されてたんですが,1回目は階段に人があふれてて接近もできず。話も安定してるし,ちゃんと競輪ネタも突っ込んでくるし,素晴らしい。是非これからも頑張って下さい。ライブ行きたいな。浅草にも来ることがあるらしいんだけれど,自分が行ったときには名前見たこと無いな…。
 あと,伊藤克信さんを競輪場で初めて見た気がします。我ながら本当に初めてか自信がないのだけれど,記憶をほじくり返してもやっぱり初めてだな。ヤマコーは最近特別競輪に行くたびに見てる気がするな……。ヤマコーはやっぱりトーク上手いですね。

近づけなかったU字工事1回目 暑いので近づかなかった
スピーチーズライブ
近づけた2回目 ヤマコー&伊藤克信

 そんなこんなで,とにかく暑かった。ほんとそれだけ。これはこの日のうちになにか書かないと,ほんと暑かったこと以外記憶から抹消されますな。
 あと,自分的に問題なのは500バンク。333バンクはまだ対応できるんですが(松戸が333なのが大きい),500バンクはほんとダメだ。大宮や千葉のときの車券結果を全く記憶してませんが,とにかくこれはいかん。ちょっと勉強が必要だな。まあ,決勝含めて1着→3着が何本かあった以外は全滅でした。暑さでゆっくり検討する余力も無かったしなあ無念。
 あと,構造上,バンクの近くで見づらいのがちょっと欠点。まあ,こんなに混雑するのは特別競輪と,せいぜい記念くらいだろうけれど。あと,わりとまだ喫煙可能エリアが広く残っているのも特徴かな。たばこを吸いながら直線を見られる競輪場って結構減ってそうですよね。吸わないからあまり意識しないけれど。
 あ,もう1つ気になったのは,選手入場の際,一般的な入場BGMと競輪場の画面放映の音楽が重なっていたこと。これをずらすのってそんなに難しいことじゃない気がするんですが,なんでこんなことするんだろうか。


早朝販売所
ここは比較的空いていた
メディアスポット メディアスポット内にありました
この微差測定器は初めて見た
あと,「移動案内係」の女性陣が凄いな
プレハブの券売所 シアターホール
ここでPVやってくれたらよかったのだが
ゴールまわり 例によってラウンドガール スタンド
新しいですね
バンク内観戦。確か限定15人。
なんか,もうちょっといい観戦場所あるように思うんですが…
てか,これだったら15人に限定せんでもいいのでは
バックヤードツアーもあるのかな
優勝戦メンバー紹介…のまえに,中村アンのトーク

そういえば,競輪のイメージキャラクターって,
競艇の南明奈みたいにステージ使ってのトークショーって
やらないのかな。長澤まさみってどうしてたっけ
選手から自転車を預かる職員が
深々と選手に礼をしていたのが
とても印象的でした
中村アンが人一人に花輪を
最後に足りなくなって慌ててましたが
結果的に最後に大輪をつかんだのは
その稲川でありましたとさ
一言 エサに群がる群衆
伊東に引き続き
セグウェイのラウンドガール
発走前 スタンド 発走直前 表彰式準備中 一応アップで撮ってみた
稲川到着 優勝者インタビュー

稲川が「今日いなかった近畿の選手」の話を
ちらっとしましたが,特にそこを広げるようなことはせず。
そこを深く突っ込んでたら歴史に残ったかもしれんけど,
まあ雰囲気的に,決まった質問を時間内に終わらせる
仕事で,それ以上の権限はなかっただろうな
市長挨拶中
ちゃんと競輪マネーが学校に
使われていることをアピール

真面目な雰囲気の市長でした
名古屋の河村氏とは正反対
売上イマイチで心中お察しします
記念撮影

 とにかく,次回はもうちょっと空いてるときにきたいですね。そのほうがゆっくり楽しめそう。ちょっと今日は後悔が残りました。でも,なかなか上手いタイミングで開催がないんだよなあ。

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