World in London~UCI Track Cycling World Cup 2016午後の部

昼休み

 そんなわけで、昼休みです。
 ここで一旦全員退出となります。

午前の部終了で
記念撮影するスタッフの皆様
くつろぐ日本チーム

 久々に日光を浴びた私はちょっとぷらぷら。あらためて6 Day Londonのときの旅行記を見てたら、あまり競技場まわりは歩いてないな。

BMXコース
岸和田みたいですね
START/FINISH Pavilion 民族大移動
Velodromeを見る 丘の上からの眺め 五輪マークを裏側から 表側から見る五輪マーク

 そういえば、丘の上に五輪マークがあったのはいいいとして、パラリンピックマークはなかったのだろうか。見落としたのかな。まさかパラサイクリングの会場別じゃないよね。

 そんなわけで、無事再入場しました。とりあえず場内を眺めます。

ぐるりと 斜めから UCI 誰かのインタビュー
再び日本チーム 脇本 脇本&塚越 各国の国旗が表示された
午後はこの席から

女子スプリント準決勝 Race 1

 午後は女子スプリントの準決勝からスタートです。各組に中国代表がいるメンバー構成。第1レースはいずれも中国勢が先着です。

メンバー Heat 1
Heat 2

男子ケイリン2回戦

 男子ケイリン2回戦。6人立てでHeat2までおこなわれます。まずはHeat 1。


 勝ち上がりはドイツのJoachim Eilers、NZのEddie Dawkins、イギリスのJason Kennyでした。

 そして、Heat 2。脇本の登場です。


 そして、脇本は3着で決勝進出!やったやった。ここまで来た甲斐があった。

Rank Name Nation Gap Notes
1 Joachim Eilers Germany Q
2 Eddie Dawkins New Zealand +0.007 Q
3 Jason Kenny Great Britain +0.060 Q
4 Nikita Shurshin Russia +0.163
5 Pavel Kelemen Czech Republic +0.415
6 Sam Webster New Zealand +1.180
Rank Name Nation Gap Notes
1 Maximilian Levy Germany Q
2 Azizulhasni Awang Malaysia +0.162 Q
3 Yuta Wakimoto Japan +0.197 Q
4 François Pervis France +0.306
5 Sergiy Omelchenko Azerbaijan +0.306
6 Im Chae-bin South Korea +0.306

 ぶっちゃけほかの選手との力関係なんかはまったく分かってないのですが(1着のMaximilian Levyは強かった)、とにかくレースに出れば何が起こるか分からない。
 ワクワクが止まりません。

女子スプリント準決勝 Race 2

 ケイリンの興奮が覚めやらぬ中、女子スプリントのRace2です。ここも中国勢が連勝。この結果、決勝は中国対決となります。
 Heat 2の様子→https://youtu.be/zO5GLvafGbk


女子オムニアム6 POINTS RACE

 さあ、いよいよここからは優勝者が決まっていきます。
 まずは女子オムニアム。最後のPOINTS RACEからであります。
 オムニアムのポイントレースのルールや雰囲気はその後見たジャパントラックカップ2022に上書きされていて、正直ここでの雰囲気は記憶から飛びつつあるんだけれど、とにかくここで優勝者が決定するという流れです。そして、ある程度までいくと優勝が確定した中でレースが進み、そのためウイニングラン状態になるというのも学びました。


 道中の様子→https://youtu.be/doWy2tP-X7g。非常に中途半端な動画です。何を考えていたかは不明。
 そんなこんなで、POINTS RACEスタート時でトップに立っていたイギリスのLaura Trottが最終スプリントを前に優勝を確定させました。場内は当然盛り上がります。

第9スプリント終了時点 第10スプリント 王者の帰還 塚越お疲れ様でした ウイニングラン
お疲れ様でした ユニオンジャックを広げて
記念撮影
取材陣に囲まれます 確定前のポイント 表彰式

女子スプリント決勝

 中国対決となった女子スプリント決勝。まずは1回戦。


 ケイリンの決勝後に2回戦がおこなわれるのですが、面倒なのでここでまとめて。
 中国対決はZhong Tianshi(鍾天使)が連勝。見事優勝となりました。おめでとうございます。中国勢が優勝できるとなると、日本人でもいけるのでは、という気になりますね。


Rank Name Nation Race 1 Race 2
1st place, gold medalist Zhong Tianshi China X X
2nd place, silver medalist Lin Junhong China +0.020 +0.656

表彰式 表彰式を眺める日本チーム

男子ケイリン7位~12位決定戦

 さあ、いよいよケイリンの決勝です。まずは7位~12位決定戦。
 勝ったのはSergiy Omelchenko。アゼルバイジャンの選手です。これを書いている2023年10月時点で、決勝12選手のうちWikipediaの項目がないのはSergiy Omelchenkoだけです。検索したら、ソ連のスキー選手が出てきました。


Rank Name Nation Gap
7 Sergiy Omelchenko Azerbaijan
8 Nikita Shurshin Russia +0.010
9 Im Chae-bin South Korea +0.090
10 Sam Webster New Zealand +0.136
11 Pavel Kelemen Czech Republic +0.237
12 Fran?ois Pervis France +2.983

男子ケイリン決勝

 そして、いよいよ男子ケイリン決勝です。
 私は日の丸の旗は持ち込んでおりましたが、大声で脇本と叫ぶ勇気はなく、手前でヒラヒラさせるだけでありました。小心者なのであります。

 そして、レース。道中5番手につけていた脇本ですが、先に仕掛けられず、ペースアップについていくかたち。結局、5着に終わりました。ちょっと力の差を感じる結果でした。完敗。
 元々の前評判も知らずに見てましたが、レース後の脇本の表情を見ても、まあ納得の結果なのではないかと思います。

 優勝したのはドイツのJoachim Eilers。Joachim Eilersは1kmタイムトライアルと合わせてこの世界選手権2冠となりました。ちなみに、この年に行われたリオ五輪では、スプリント5着、ケイリン4着だったようです。3着のマレーシアAzizulhasni Awangは、リオ五輪ケイリンで銅メダル。東京五輪のケイリンでは銀メダルを獲得しています。


Rank Name Nation Gap
1st place, gold medalist Joachim Eilers Germany
2nd place, silver medalist Eddie Dawkins New Zealand +0.002
3rd place, bronze medalist Azizulhasni Awang Malaysia +0.068
4 Maximilian Levy Germany +0.266
5 Yuta Wakimoto Japan +0.565
6 Jason Kenny Great Britain +2.750


 結果は残念ですが、決勝に進出して夢を見せてくれた脇本には感謝しかありません。ありがとうございました!

男子マディソン

 最後は男子マディソン。日本チームは出ていないので落ち着いて見ていられます。

 このマディソンも、最終スプリントを前にしてイギリスチームが優勝を確定させました。最後はウイニングラン状態となり、場内も非常に盛り上がりました。
 なんというか、地元のイギリス勢の優勝で、非常にいい雰囲気で終わることとなりました。よかったよかった。

ウェーブで盛り上がる場内 スターティングリスト ホーム側発走準備中
バック側発走準備中 Mark Cavendish 発走を待つホーム側
第9スプリント終了
イギリスの優勝が確定
最終成績

Rank Name Nation Points Laps Down
1st place,
gold medalist(s)
Bradley Wiggins Great Britain 21
Mark Cavendish
2nd place,
silver medalist(s)
Morgan Kneisky France 14
Benjamin Thomas
3rd place,
bronze medalist(s)
Sebasti?n Mora Spain 12
Albert Torres
4 Claudio Imhof Switzerland 11
Th?ry Schir
5 Cameron Meyer Australia 10
Callum Scotson
6 Jordan Parra Colombia 6
Fernando Gaviria
7 Kenny De Ketele Belgium 15 -1
Moreno De Pauw
8 Martin Bl?ha Czech Republic 1 -1
Vojt?ch Ha?eck?
9 Kersten Thiele Germany 1 -1
Domenic Weinstein
10 Andreas M?ller Austria 1 -1
Andreas Graf
11 Pieter Bulling New Zealand 1 -1
Luke Mudgway
12 Alex Rasmussen Denmark 2 -2
Jesper M?rk?v
13 Dion Beukeboom Netherlands 2 -2
Wim Stroetinga
14 Cheung King Lok Hong Kong 0 -3
Leung Chun Wing
15 Elia Viviani Italy 10 -4
Liam Bertazzo
DNF Vladyslav Kreminskyi Ukraine DNF
Roman Gladysh

 そんなわけで、1日楽しめました。
 脇本のケイリン決勝進出、女子オムニアムと男子マディソンの地元イギリス勢優勝と、色々と楽しめました。
 最後にバンクを眺めてオシマイ。


 脇本は東京五輪に向け、これからさらに力をつけて、東京五輪のケイリンでメダルも期待できるようになります(が、残念でした)。


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