ベトナム旅行記その13
33 Bodhisattva Flower Garden
レース場を出ると、日も傾き始め、人も少なくなりました。
しかし、まだもう1つ残しているゾーンがあるので、貧乏性の私はそこへ向かいます。そう、奥にはGolden Templeがあるのです。
その前に、入ってくる際に色々と気になっていた前庭をさまよいます。ここはBodhisattva Flower Gardenと名付けられております。”Bodhisattva”というのは人生で初めて目にした英単語であると確信を持てるレベルで見慣れない単語ですが、これは日本語では「菩薩」の意味であるのとことです。なるほど。菩薩のいる花の庭ということですね。
出ます 懐かしの入場門
ここまで戻ってきましたこんな雰囲気 鹿の上に座る 龍の上に座る 世界中で愛される三猿 おなかの仏様を見せつけている?
あまり見覚えのない意匠です瞑想 正面 龍の尻尾 お坊さんが帰宅中? 噴水 青龍 龍をアップで こっちは赤龍の噴水 見覚えのある四人組
沙悟浄が河童に見えないな、と思ったら、
Wikipediaによると沙悟浄を河童にしたのは
日本の誤った解釈によるものとのことです龍のご尊顔 三体の観音様 真ん中の観音様 水はこんな感じに出ています お供え物 左の観音様 右の観音様 後ろから見たお姿
上に登ることができます
菩薩の庭、ということでしたが、基本的には観音菩薩様のお庭、ということになるのかな?
Flower Garden、とあったけれど、そこまで花で色とりどり、という感じではありませんでした。まあ、暑いから花を枯らさずにお庭を維持するのも大変なんでしょうね……。
34 Golden Temple
さあ、いよいよ寺院に入っていきます。
ベトナムの仏教寺院は昨日永長寺を見てきたばかりです。どんとこい。
なお、久々に海外で狛犬の観察をしました。ベトナムの狛犬も阿吽型にはなっておらず、双方口を開けています。ただ、向かって右手の狛犬はおそらく牡、向かって左手が牝という立て付けにはなっているようで、単に同じものを左右対称にした、というわけではなさそうです。
正面の橋を渡るとお寺です おとといカオダイ教のお寺で見かけたお花です 向かって右の狛犬。男です。踏んでいるのは玉。
鈴は口からぶら下がっているのでしょうか??向かって左の狛犬。ナニがついていない代わりに、子犬?を踏んでます
さあ、橋を渡ります。
三人の仙人がお出迎え 正面のお社 左手には龍、右手には不死鳥
どっちも小判を豊富に持っております鐘 天井 左手には獅子、右手は亀ベースの何か
亀ベースの奴はスクルトとマホカンタを唱えてきそうです
上にいる子亀を攻撃したら大変なことになりそう
橋を渡りきると、正面に大きな建物が見えます。ふと見ると、堀の中の島にも降りられそうなので、あとで降りることにします。多分、こっちにいくと宝箱があって薬草くらいなら入ってるでしょう。なんというか、一本道じゃないので私のように集中力散漫な人間は困ってしまいます。そんなに時間的余裕があるわけじゃないんだけど。
で、正面を向くと、左右にお堂がありまして、片方には大きな布袋様、もう片方には寝釈迦様がおられます。昨日の永長寺にも、大きな布袋様と寝釈迦様がおられたので、もしかしたらベトナムでは布袋さんと寝釈迦さんが人気なのかもしれません。
さらに進んでいきます。建物がたくさんあって訳が分かりませんね。地図を見てもよく分かりません。というか、今頃地図が登場するんかい。
この地図を見る限り、通行路が5つあるこの門が、Main Entranceとなっているようです。ということは今までのはまだ山門の外、という扱いだったのか。
全体図 Main Entrance 振り返る
文字が読めないのが辛いBridge 橋から眺める蓮池 真ん中に鎮座する寝布袋? 亀の上に乗ってるので
亀仙人?水をかけられるようになってますが、”Buddha baby shower ceremony”と案内されています
もしかして、さっきから布袋扱いしてきたこの恰幅のいいおっさんはブッダ様だったのでしょうか黄金袋?を
上に掲げております
続いて、Burning Placeと呼ばれるお社。Palaceかと思ったらPlaceでした。
そして、その脇の堀?をウロウロできるようなので、ウロウロしてみました。観音様も気になるしね。
左 正面 右 Burning Place内 観音様 振り返ると
さっきの橋のお堂Burning Place ここにも三猿 観音様その2 ブタと三蔵はいますが、残り2体はおそらくこの世にはいない
そして、いよいよGolden Templeへと入ります。英語にすると金ぴかのお堂を思い浮かべてしまいますが、直訳すれば金堂。日本のお寺における金堂は、必ずしも金ぴかの成金趣味ではありません。
とはいえ、これまであらゆるお堂なりなんなりが金ぴかでしたので、まあここにきて突然茅葺き屋根の金堂が登場するはずも無く、やはり中は金ぴかです。中を見ていて思い出すのは、やはり越前大仏の大仏殿です。
なお、今更ながら、金堂の全体を撮った写真が手元に無いことに気付きました。まあ別にいいんだけど、撮りやすい場所がなかったのか、時間的に急いでたのか、どっちだったかな。
左 正面 右 上 正面の仏像 手前
天上天下唯我独尊右方向に移動
”mẹ hiền âu cơ”をGoogleに突っ込んだら「優しいお母さん」と出ました右奥から対角線上 そこからぐるっと仏像方向を見る 今度は左方向 Udumbara Flower。うどんげの花、だとのこと。ベトナム語の解説を読めないのが辛い。 金堂前の装飾
そして、奥の須弥山的な場所へと向かいます。
その手前にはまたも三蔵法師ご一行。ベトナムで西遊記が人気なのか、ダイナムのオーナーが西遊記好きなのかは分かりません。
三蔵法師ご一行と、その後ろにいるのはなんでしょうか?? 奥の須弥山的な場所へ 世が世なら対岸に渡れたのでは無かろうか 読めない 親子鳥? あの塔までのぼれたのだろうか 渡った先には何かありそう また三猿 3人の小坊主 馬と人(多分有名人) 言わざる見ざる聞かざる
この順番って
ルールはないのかな?どなたかは
存じ上げません
はい、もう日も陰ってきて、人も減ってきました。
このだだっ広い場所、周りに誰もいないとなにかと不安になります(誰かに襲われたとして、ちゃんと監視カメラは機能してて誰か助けに来てくれるんでしょうか)。
さっき見た諸々を見ながら出口へと向かいます
35 さらばダイナムパーク!
お疲れ様でした。
今回の新型コロナウィルスの影響で、ここの経営がどうなっているのか、いち観光客である私としては不安しかないのですが、もしかしたらそこは社会主義国ベトナムのこと、政府としっかり裏で握って上手くやってるのかもしれません。
とにもかくにも、1つの競技場で競馬もドッグレースも、ゆくゆくは競艇も?やってしまおうというのだから、その志は素晴らしい。なんとかその志に応えられるような社会情勢になり、ベトナムに競馬が根付きますように……。
外に出ます 行きはGrabで越えてきたゲート
右手にはチケット売り場があります
多分モータースポーツなんかのときには
ここを使うのでは無いかと思いますバイク乗り向けのショップ? ホテルもついております 入場門裏表 何の建物かは不明 バイクと馬の絵が描かれております ここは馬がメイン
色々な案内が出ておりますが、馬の扱いが大きいのはよく分かります。これだけ見たら、1日1レースしかやってないとは思えません。少なくとも、競馬場として発展させたいという思いは強いのでは無いかと考える次第です。
このあたり、競馬場のスタンド裏だったんですね 一番外の入場門 左手には犬がおります 右手には馬がおります そして恒例の五輪
さて、私はどうやって帰るかといいますと、来たときの逆をすることになります。そう、Grabです。
ここに至って、突然不安になりました。来たときはホーチミン市街だったのでGrabを捕まえるのは簡単でした。この郊外にGrabのタクシーはいるのか!?(来たときに乗せてくれた運転手があざとく待っててくれたりもしなかった)
なかなかGrabが見つからなかった
おかげで、門がライトアップされるのを
見ることができました
結論から言うと、3回空振りました。いやほんと、終わったかと思いました。まあ最悪ホテルに駆け込んでそこでタクシーをゲットすればなんとかなるだろ(ホテルで呼んだタクシーなら無茶もしないだろう)という思いはありましたが……。
そして、4度目の正直。なんとか、Grabに反応がありました。本当に助かった。日か落ちてきて、ここでタクシー待ってるだけでもなかなかに危険な雰囲気になってたからな。
なお、次の目的地までの車中、思いっきりスコールに出会いました。これ、Grabに乗れてなかったら本当の大惨事になってたな。いや本当に助かりました。ありがたやありがたや。