カサノトト

 横浜からの夜行バスで名古屋に到達し,笠松競馬に行く前にどこかに寄りたいな,と思って探ってみたところ,実は笠松は各務ヶ原から近いということが判明しました。で,各務ヶ原といえば皆さんご存じ,航空宇宙博物館。男子なら一度は憧れる博物館です。
 が,今回はここには行かず(ここに行かなかった理由は忘れたけど,笠松競馬場が遠いからだと思う),アクアトトという水族館に行くことにしました。
 トトというとtotoしか思い浮かばないんですが,どうも魚を意味する幼児語らしいです。英語にすると,“totto”。トットなんですね。窓際のトットちゃんならぬ,水槽際のトットちゃんですね。
 水族館に行くのは前年の松野町の水族館以来です。一人水族館にも慣れたもんです。てか,水族館って楽しいですよね。なんで流行らないんだろうか。日々しながわ水族館を横目に大井動物園に行ってる人間が言う台詞じゃ無いけれど,やっぱり馬券ならぬ魚券売ってないからダメなのだろうか。それtも実は人気あるんだろうか。ちなみに,Wikipediaの「日本の水族館」を見てみたら,「日本は,人口あたりの水族館数が世界一と言われており」という情報がなんらのソースも無しに載っておりました。嘘か本当かは知らんけど,こんな情報くらい情報源載せてくれないだろうか。

 まあ,ご多分に漏れず,こんなところに公共交通機関で向かうことなど想定はされておらず,道なき道を行く,という感じです。行き方は,新那加駅から各務ヶ原ふれあいバス。この手のコミュニティバスは本数が少ないので,アクシデントがあると大変なことになります。無事,乗車できました。新那加駅8時51分のバスに乗って,アクアトトには9時15分ころに到着してます。アクアトトのオープンは9時30分ですから,約10分待ち。とりあえずふらふらしながら開門を待ちます。

名鉄名古屋 新那加駅。工事中でした バス停

 月曜の朝っぱらから水族館に行く人が果たしてどれだけいるのか,こんな時間にオープンする意味はあるのか,やや気になるところではありますが,私のほかにも数組お客さんがおられました。月曜朝ですが,いくつかイベントが組まれており,フィーディングウォッチ(餌やりを見られる,ってことですね)があったり,10時30分からはアシカショーもあるみたいです。こちとら,笠松のお馬さんに餌代を寄付しに行かねばならない身ですが,とりあえずいくつかは見てみよう。
 ところで,水族館って動物園に比べて入場料が高いですよね。この場合の動物園は府中動物園では無く,上野動物園とか砥部Zooとかの動物園です。というか,馬券という名の料金をみんなが払う中山動物園や仁川動物園はいいとしても,上野動物園とか砥部動物園とかの動物園って,公立なのは分かるけれど,動物の数に比べて入場料安すぎじゃないですかね?

アクアトト! ヒマなので遠くまで来てみた 本日のイベント オアシスパーク案内
パンフレット イベントリスト

 さて,この日見た水族を全部アップしても仕方がないのですが(水族,という名詞はあるのだろうか),見たものをアップしてWikipediaを見て……という作業は面白いことは面白い。てことで,どこかで力尽きるだろうけれどいくつかやってみよう。

1 カメ

 まずはカメから。カメは首を曲げる方向で2種類に分かれる,という知識を仕入れることができました。専門的には,曲頸亜目潜頸亜目と呼ぶらしいです。ただ,首を甲羅に収納できない種もいるらしく,いったいどういう進化の結果そういう種族が生まれたのか,それとも首を収納できない奴はプロトタイプの生き残りなのか,どんな具合なんでしょうか。
 誰が誰だかは分かりませんが,床暖房が与えられていてうらやましい限りです。


2 上流ツアー

 さて,見学は上から下まで降りていくかたちになります。長良川の源流から河口まで見ていく,という水族館の流れとも合致しておりますね。

上流ツアー 分水嶺と長良川源流 とても雰囲気がよいです。4階とは思えない!

3 コツメカワウソ

 コツメカワウソ。そういえば,これを書いている2020年10月時点でのことにはなりますが,いきものがかりの吉岡聖恵さん,ご結婚おめでとうございます。


4 サンショウウオ

 滝壺コーナーは写真が上手くいかなかったので,続いてサンショウウオ。案内は2種類出ておりましたが,誰が誰だかは当然分かりません。
 ところで,Wikipediaによると名前の由来は「体にサンショウに似た香りがある種がいる」からだとのことです。なんとびっくり。そんな理由だったんですね。なお,Wikipediaには主な日本産種が挙がっていますが,ヤマトサンショウウオではなく,カスミサンショウウオの名前で出ています。



5 タゴガエル

 3階へ降ります。タゴガエル。田吾作とかそっちが語源なのかと思いましたが,そんなわけ無いですね。



6 タニガワナマズ

 タニガワナマズの名前で検索すると,新種として扱われた,という記事がみつかりました。Wikipediaは非常に簡素で,ナマズ界ではあまり重要視されていないようです。



7 ニホンイシガメ

 ニホンイシガメは,その名の通り日本の固有種のようです。カメは外来種にやられやすいみたいですね。



8 アカハライモリ&モリアオガエル

 アカハライモリはその名の通り,おなかが赤色のイモリ,ということみたいです。別に発見した先生がアカハラを受けていたことを恨みに思ったわけでは無いはず。


9 サツキマス・アマゴ&滝壺の面々

 先ほどの滝壺コーナーが,ここに繋がっているわけですね。滝壺の豊富な酸素をもらって魚が成長する,というわけですな。まあ,マスなんかを見ると,「美味しそう」という以外の感想が浮かんでこなくて困ってしまうのですが……。あと,カタカナで「アマゴ」を見ると,名馬アマゴワクチンが思い出されてしまいます。



10 清流近くの生き物(カエル)

 ここにもカエル。ゲロゲーロ。パッと見つかったのは2種類だったので2種類の写真を撮りましたが,何の種類なのかは分かってません。ニホンアマガエルは多分間違いないとして,赤っぽい方は背側線が曲がってないからニホンアカガエルなのかな。


11 長良川のアユとその他の魚たち

 長良川と行ったら,鮎です。浜崎あゆみは長良川でコンサートを開いたことはあるんでしょうか。それはともかく,長良川と行ったら鵜飼いが鵜を使って鮎を捕るイメージが強いです。そして,先ほどのマスコーナーとと同様に,「長良川の鮎」から浮かんでくる感想は,「美味しそう」意外にありません。
 というかですね。さかなクン大先生のような,魚に興味のある人ならばさておくとして,私のような下級生物は水族館で魚を見ても,大きな違いが分からず,「どれが一番美味しそうか」という目線で見てしまうのです。水族館の写真を撮るときに,魚以外が多くなるのもそのせいです。多分,競馬場(特に帯広)に行っても「馬肉食べたい」という感想がいの一番に出てくる人っているんだろうな。


12 カワウソフィーディングウォッチ

 さてさて。鮎を見て「美味しそう」と,食べることばかり考えていたところ,カワウソも同じことを考えていたようで,カワウソのフィーディングウォッチの時間がやって参りました。というわけで,4階のカワウソコーナーに戻ります。

 カワウソが何匹くらいいるのかは分かりませんが,飼育員のお姉さんの足元に2匹。それ以外の場所にも何匹かおります。足元にいるカワウソは食い意地が張っているのか,他のカワウソよりも賢いのか,それともカワウソ内で輪番制になっていて「今日はカワウソAとカワウソDが飼育員から魚を手渡しでもらう役」と決まっているのか,そのあたりは毎日見に来ないと分からないのでしょう。ただ,飼育員さんの足元にいるカワウソには高度な演技力が求められるのは間違いなく,ちゃんとかわいらしく魚を食べることが重要です。こいつが魚を汚らしく食べ散らかしたら,水族館のイメージにかかわりますからね。

特等席には2匹 彼らは手渡しで魚をもらうことができます 待ち構えます 直接口に入れてもらう 手の動きがかわゆい
魚を口に押し込んでもらう
それくらい自分でやれ!
と言ってはならない
頑張って咀嚼しております
頑張っている姿を観客に見せるのが重要
水中にも魚が投入されます 再度魚をもらうカワウソ
飼育員さんに甘えすぎではなかろうか

13 カヤネズミ

 カワウソフィーディングウォッチは無事終了しました。
 元に戻ります。続いては,カヤネズミ。日本最小のネズミの仲間,とのことです。ネズミというととかく害虫扱いされますが,準絶滅危惧種ということで大事にしてもらっているようです。さらっと,「イネ科の植物をかじって」とか書いてますが,稲作に悪影響は出さないんでしょうかね。


14 若冲の鮎

 伊藤若冲の蓮池遊漁図をモチーフにしたタイルアート。美濃焼の宣伝も兼ねているようです。



15 中流域コーナー。水田や用水路の生きもの

 川の中流というと,自分が育った場所もおそらく中流域にあたるので,比較的なじみ深くはあります。とはいえ,


16 水田近くの土手の生きもの

 水田近くの土手,というピンポイントな限定がなされております。みんな大好き,家の守り神のヘビですが,ここで紹介されているのはニホンカナヘビという種類です。


17 ゆるい流れの魚

 中流らしく,ゆるい流れの魚が展示されています。コイやナマズなど,なじみ深いですね。コイってのは分類がないのでしょうか。


18 カモ

 解説を撮り忘れたので,具体的な種族名はわからないのですが,カモっぽい奴の姿が写真に残されておりました。


19 長良川下流〜河口の魚

 下流というのはどこを指すのか,定義は調べてみないと分からないのですが,とりあえず汽水域の魚が河口の魚として展示されております。
 淡水だの海水だの汽水だのというと,競艇場を思い浮かべるわけですが,もちろん水族館にはそんな説明はありません。


20 木彫りの魚

 木彫りの魚が展示されておりました。木彫りの魚というと熊に食われる鮭の姿が真っ先に浮かび,さもなければ懸魚が思い浮かぶ所かと思いますが,個々に展示されているのは純粋にそれ単体としての木彫りの魚です。おそらく地元の作家さんが製作されたのでは無いかと思うのですが,特に作者の名前は展示されておりません。


21 アジアの川コーナー

 ここまでは長良川を上流から下流に向けてみてきたわけですが,今度は一気に規模を拡大して,「アジアの川」となります。
 メコン川淡水環境研究所というところでアジアの川を研究している,という設定のようです。


22 釧路湿原の魚(イトウ)

 といいつつ,いきなり場所は日本。もちろん,日本もアジアの一部なんだけど。出てくるのはイトウです。懐かしいですね。釧路湿原の展示施設に行ったときは,イトウは放牧に出されていて見損ねたのでした。まさか岐阜で会えるとは。
 ちなみに,漢字ではさかなへんに鬼とも書くようですが,ATOKは対応してませんでした。Wikipediaを見る限り,伊富・伊富魚でもいいっぽいですね。こっちならATOKさんも対応してます。鬼は徳島までやってこないのですな。


23 ダトニオイデス(フォーバータイガー)

 なんか,馬名にあってもおかしくない名前ですね。ナカミアンデスみたいな。解説によると5種類いるようで,Wikipediaによると,フォーバータイガーというのはメコンタイガーみたいですね。なんか名前がかっこいい。


24 チョウセンスズガエル

 なかなかに強烈な見た目ですが,Wikipediaナショナルジオグラフィックその他の記事(おなかの模様が分かりやすい)を見ると,体中から毒を分泌してくるとんでもない奴のようです。解説によると,おなかの派手な色を見せて毒があると警告してくるようですが,おなかに派手な色があると毒を持っている,ということは自然界で共有された知識だ,ということなんでしょうかね??


25 中国の生きもの

 まとめてしまいます。中国と東南アジアとで生きものも繋がっている,という壮大な話から始まります。雲南省というのはよく耳にしますが,内陸の東南アジアに向けて出っ張ってる部分ですね。

こんな雰囲気 中国と東南アジアは同じ仲間 オオアタマガメ。Wikipediaが詳しい 揚子江の魚1
揚子江の魚2 中国に日本の魚の
仲間たちが

26 アシカショー

 そうこうしていると,アシカショーが始まるとのアナウンスがありました。せっかくここまで来たからにはアシカショーを見ずに帰るわけにはいきません。ということで,乗り込みます。
 もちろん,アシカショーの主役はお子様方。場違いな独り者のおっさんは後ろに座って大人しくしています。もちろん,後ろに座ったら座ったで,「後ろから幼女を物色する怪しいおっさん」感が出るわけですが……。今回の旅行のテーマは,「関本玲花おじさんとアシカショーおじさんどっちが人として問題があるか」「両方合わさると人として果たしていかがなものか」ということにあるのであります。なお,私は幼女には興味はありませんが,音響担当のお姉さんがかわいかったことには念のため触れておくことにします。

 それはさておき,アシカショー自体はアラフォーおじさんでも十分楽しめるものでした。簡単な芸をさせて,アシカのお兄さんがアテレコでショーを盛り上げます。さらに,いろいろな音響もついて,非常に凝っています。これを平日の10時30分にこんな少人数相手にやってくれるんだから,贅沢です。


27 メコン中流の魚その1

 元に戻ります。アジアの川です。アジアの川といえば,誰もが思い浮かぶメコン川。1ヶ月前,ルアンパバーンでメコン川を船で上下しました。メコン川中流というのがどのあたりのことを指すのかは明記されておりませんでしたが,多分ラオスまわりも中流にあたるんではなかろうかと思います。
 そんなわけで,もしあの船から落下していたら遭遇していたかもしれない魚たちと,あらためてご対面です。


28 メコン中流の魚その2+メコンオオナマズ

 思うに,メコンといえば思い浮かべるのは雷魚です。なんせ,レストランに行ったら出てきます。
 しかし,アクアトトは養殖で稼いでいるわけではないので,庶民の食卓に出てくるかどうかは展示とは関係がありません。ここでは,メコンオオナマズが注目されております。Wikipediaにおいても,「日本においてはアクア・トトぎふや長崎ペンギン水族館での飼育が知られる。」と,当地の飼育が注目されております。身体測定の様子も書かれていましたが,やっぱりこういう場面で出てくるのは近畿大学なんですな。素人なので,魚といえば近畿大学,というイメージがインプットされています。実際は知らんですけど。

メコンオオナマズ タイガーバーブ パーカーホー ブルーフィンバーブ
イエローフィンバーブ 誰だか分からない

29 テッポウウオ

 テッポウウオって,なんとなく知ってる魚ですが,こいつも東南アジアだったんですね。やってることが特徴的だとはいえ,なんで魚と縁のない生活をしてきた自分がテッポウウオを知っているのだろうか。
 なお,一緒に案内の出ていたキノボリウオは発見できず。それとは別の種類の魚がいましたが,誰なのだろう……


30 草地水溜まりの魚(雨季)

 雨季の草地の水溜まりにいる魚,ということのようです。雨季と乾季で,いったいどのような生態の違いがあるのかは分かりません。なんとなく水が濁ったり水の中の栄養分が多かったりしてそうですが。


31 オニテナガエビ

 その名の通り,テナガエビの一種で,日本語版Wikipediaにはテナガエビの項目しかありません。どうも,水族についてはWikipediaはいまいちな印象です。


32 デカい面々

 水族館側が特に題名をつけてくれなかったので,適当にまとめました。基本的に,大きい奴らが集まっている水槽です。小さいのを混ぜると食べられちゃうんでしょうか。
 メコンオオナマズ級の大きさの奴らがいるのは分かるんですが,いまいち誰がどの品種なのかが分かりません。魚の世界はまだまだ奥が深い……


33 コンゴ

 さて,世界は突然アフリカ大陸。コンゴです。なぜコンゴなのか,については特に説明がありません。岐阜とコンゴになにか縁があるのだろうか。


34 コンゴ川河口の魚・レッドジュエルフィッシュ

 コンゴ川河口の魚コーナー。うまく写真に収まってくれたのはレッドジュエルフィッシュだけでした。検索したところ,Wikipediaは見つからず,岐阜大学のページが引っかかりました。岐阜大学とアクアトトの関係は知りませんが,無関係ということはあるまい。


35 ニシアフリカコガタワニ

 オールカタカナだとぱっと見分かりづらいですね。西アフリカ小型ワニです。Wikipediaによると,別名ニシアフリカコビトワニらしい。というかWikipediaの項目名はニシアフリカコビトワニです。
 2020年11月3日現在,Wikipediaには「日本では恩賜上野動物園で飼育され、繁殖も行われている」との記載があり,アクアトトについてスルーされております。アクアトト関係者の皆様におかれましては,ニシアフリカコガタワニに限らず,アクアトトに住む生きものたちの項目をもっと充実させ,ついでにアクアトトをもっと宣伝していただくとよいのではないかと思います。
 それにしても,このワニ,目が大きいですね。


36 アフリカンロックシュリンプ

 こいつも日本語版Wikipediaなし。写真も失敗しました。なんというか,普段食べているエビに比べると,武骨ですね。


37 タンガニーカ湖の魚

 もはや誰が誰だか。


38 デンキナマズの一種

 「デンキナマズ」とせず,「デンキナマズの一種」という紹介になっています。個体の具体的な品種名を特定しなかった理由が気になりますね……。
 それにしても,古代エジプト人の墓の彫刻にも描かれている,というのがビックリです。まあ,近づくとしびれる魚,って恐怖ですよね。


39 アマゾン川の魚その1

 そして,今度は南アメリカ,アマゾン川です。アマゾン川といったらピラニア。ピラニアといったらアマゾン川。……というイメージは,いったいいつ自分に植え付けられたのでしょうか。ピラニアなんて,もちろん人生で水族館以外で見たこと無いわけでして,そりゃ肉食魚として知られているとはいえ,なんでここまで印象深いのだろうか。比較するなら,デンキナマズも知ってるけど,デンキナマズがどこの川にいるかなんて当然知らんわけで。なんでピラニアだけ特別なんだろうか。人間の記憶というのは不思議なものです。

 それはそれとして,この水槽にいる魚は誰が誰だか当然分からんのだけれど,赤い斑点がついてる奴が,なんか殴り合って返り血がこびりついたみたいでなんとも特別な雰囲気を醸し出しておりました。


40 アマゾン川の魚その2

 続いての水槽は,比較的大きめの奴らが集まっております。魚って泳いでて互いにぶつからないんでしょうか?


レッドテールキャット
↑の表情が怪しすぎる ピラルクー。どうも有名な奴らしい オキシドラス

41 デンキウナギ

 先ほどはデンキナマズを見ましたが,今度はデンキウナギです。
 デンキナマズはアフリカで,デンキウナギは南米,と覚えていいのでしょうか。


42 マタマタ

 マタマタ。なんか変な名前ですが,南米の先住民族の言葉が由来のようです。こいつはWikipediaありますね。なんか岩に擬態しすぎてないですか,こいつ。


43 ピラニアナッテリーとコリドラスの仲間

 というわけで,みんな大好きピラニアさんです。さすが,泣く子も黙るピラニアだけあって,ピラニアのWikipediaに加え,ピラニアナッテリーのWikipediaもあります。同居しているコリドラスもWikipediaは詳細です。結局,観賞用に買われる奴らは詳しくなるんでしょうね。
 上からは魚が吊されており,たま〜にピラニアが突っついておりました。哀れな姿を晒されていた魚の名前は分かりません。


44 フィーディングウォッチ:アマゾン川の魚

 先ほど見たアマゾン川の魚その2の水槽でフィーディングが始まりました。餌やりではなくフィーディングという怪しげな英語を使うのは,小学生が英語を学ぶ時代に合わせてるんでしょうかね。
 先ほどのカワウソはかわいげがありましたが,今度の魚どもはかわいげはなく,水中に投げ込まれた餌を必死に追いかけ回します。まったく,これだから魚は駄目ですな。


45 企画展ブラジル・パンタナール大湿原:アマゾンを超える水の楽園

 ブラジルのパンタナール大湿原については当然知りませんでしたが(競馬はやってないみたいだし),どうやら世界遺産にもなっているようです。Wikipediaによれば,「世界最大級の熱帯性湿地」とのことで,「級」があるからには世界最大を争っている相手がどこかにいるようですね。もしかしたら雨季と乾季で大きさが大幅に変わるのかもしれません。パッと検索したら(なお,最初はパンタナールでなくパンナタールで検索していた),オリンパスのページがヒットしました。さすが,世界規模の大湿原なだけに,カメラマンも高級カメラを持って乗り込むんでしょうな。
 なお,これを書いているのは2020年11月6日ですが,2020年9月22日付けの時事通信の記事が見つかり,「世界最大の湿原である南米のパンタナールでは、ことしに入り1万5000件余りの森林火災が発生」「この森林火災によりブラジル国内では、すでにパンタナール全体の12%以上にあたる、およそ1万9000平方キロメートルが焼失」などと書かれており,被害が心配になります。原因も分からないですし(いろいろと説は出てるようですが),自然の摂理なのかなんなのかも分からんので遠い島国にいる人間があれこれ言うべきではないんでしょうが,でもまあやっぱり火災でジャングルが焼けるのは画面上で見ていてきついものがあるので,早くおさまってほしいものです。


46 ドラード

 Wikipediaではドラドでした。肉食魚です。ピラニアなんかに負けないぞ。


47 アストロノトゥス・クラシピニス

 名前が長くて覚えられません。アストロノトゥスという字面だけ見ると宇宙飛行士を思い浮かべますが,Wikipediaを見ても宇宙飛行士との関係は明らかにされておりません。


48 レピドシレン・パラドクサ

 またも訳の分からない名前の魚が出てきます。肺魚って名前だけはたま〜に聞くけれども,実は絶滅危惧種らしく,Wikipediaによると現生種は6種のみ,生きている化石の1つとのこと。もしかして,このレピドシレンパラドクサって貴重なんじゃなかろうか。


49 キクラ・ケルベリー

 なんか馬名みたいな魚ですね。アイスポットシクリッドの一種みたいです。


50 アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー

 いよいよ最後です。最後が50番になったのは完全に偶然で,この偶然に驚きを隠せません。
 最後にして,特にWikipediaは発見できず。まあ,日本ではトカゲといったらいつぞやのエリマキトカゲくらいしか人気になってないのではなかろうか。


 てことで,お疲れ様でした。アクアトトをそれなりにしっかり見て回ることができたのでは無いかと思います。通報されなくてよかった。

 ここは高速のサービスエリアと一体になっているようでして,このあとサービスエリア側に抜け,飛騨牛串を食べます。普段こんな高級な牛肉に縁が無いので,こんなときくらいはね。

小道を歩きます。このあたりは綺麗に整備されてます 意味がありそうで意味が無いと思われる建物 飛騨牛串

 で,ここでまた元の場所に戻り,タクシーを呼んで笠松競馬場に向かうということになるのでありました。
 馬を見て魚を見てまた馬を見る,という旅行であります。

ハマノメッセカサノレイカ

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