臼杵好きその3
本日最後は白馬渓。
臼杵に特別の興味を持たないと誰も知らないような景勝地ではありますが,白馬の会の人間としてこういう名前を見たら行ってみたくなります。とはいえ,長野県白馬村に行きたいなんて思ったことないけど。
そんなわけで白馬渓。
名前の由来 |
名前の由来がスピードワールドにないことは想像通りなんですが,解説を見てもいまいち何がどう白馬なのかよく分かりません。実はこのあと奥地で教育委員会作成の看板に出会うわけですが,
どうも,橋本真彦氏が商人の清水善七の力(カネ)を借りて,ここに伊勢外宮の分霊を祀って大神宮を創建したらしいです。
伊勢神宮に参拝できない地元の方々のために伊勢神宮を祀るのはいいかと思うんですが,素人としては「内宮はどうするの?」と思ってしまうのであります。もしかして別のところにあるのかな。
まあ,いずれにしても,みんなが参拝したくなるものを奥に設置することで多くの人を白馬渓に呼ぼう,という考え方自体はさすが商人。信仰心の篤い方からは伊勢神宮をダシに使うな,とかいわれそうですが。
で,簡単に検索しても,とりあえずつくられた経緯は分かりましたが,どこが白馬なのかについての解説ってあまりないんですね。みんなそこは疑問に思わないのかな。
ネットを見る限り,どうもこの白馬渓は紅葉の時期に多くの観光客(参拝客)を集めるようです。
そんなわけで,鳥居をくぐって進んでいきます。
今改めて写真を見てみましたが,想像してた以上にぶれてるな。そんな暗かった記憶もないんだがな。まあいいや。
入口 | 入っていきます | なんて花だろ | 鳥居 |
道自体はたいして険しくもなく,危険な場所もなく,また距離的にもそんなにありませんでした。
整備されている道路やかかっている石橋が橋本清水コンビのつくったものなのか,それともその後誰かが大修繕をしたのかはよく分かりません。
橋が見えてきます | こういう細かな水の流れも綺麗ですな | 橋と滝 | 鳥居 | 文化十年建立,でいいのかな | 新たな滝と橋 | |
由来が書かれていました! | 滝 | 手水,よりも唐突に現れる宗兄弟の名前に驚く どうも臼杵市のご出身のようです |
木と空 |
そんなわけで,第1目的地の神社に到達です。
白馬の会が末永く続きますように,などというお祈りはしておりません。
また,ずーっと気になっていた白馬渓の名前の由来がここで明らかになりました。さすが教育委員会。かゆいところに手が届きますね。自然景観の美しい渓谷の飛瀑が岩肌にあたって砕け散り,雲龍が玉を争うがごとく落ちては奇岩怪岩の間を広くときには狭く飛沫をあげて疾走する様が,さながら白馬の駆けるに似ている,というところから名付けられたようです。
うむ。広くだけでなく「狭く」もあるので,スピードワールドとは異なる白馬のイメージだな。
また,こちらの説明だと,先に伊勢外宮の分霊を祀ることが決まっていて,候補地を探していたところここにしたということのようです。改めて入口付近の説明を読んでいると,別に教育委員会の解釈に反しているわけでもないですね。美しい景勝地になにか持ってこよう!という考えが先にあったわけでは無さそうです。失礼失礼。
お社 |
これで終わりかと思っていたら,どうもさらに上があるようです。
よくわからんのですが,さらに上があるのになぜここに神社を作ったのでしょうか。ちょうどいい具合に土地が余ってたからかな?それとも,ここまでが橋本清水の所有地で,ここから先は別の人の土地だったのかな。
あるいは,江戸時代はここまで上がるのが精一杯で,ここより上はその後のみなさんの開拓によるのかな。
いずれにしても,神社がゴールだと思っていたので,さらに上があってちょっとびっくり。
しかも,上に大きな池が現れてさらにびっくりしたのであります。いやだってこんなにチョロチョロ水が流れている上に,こんなにどでかい池ですよ。こんなもんが現れると誰がいったい想像するでしょうか。
それにしても,こんな山の上にこれだけ水がたまっていて,下の方の水流がそんなに早くもないということは,おそらくこの池はこの池で完結して下に流れる水路はないんでしょうね。
さらにあがっていく | 池!! | 白馬亭 | 山の上にもトイレがあります | 紙もあります | |
もう1つトイレがあります | こっちには紙がありません | 色調を変えて | 神楽殿 | 降りていく | |
もう一回撮影 | 観光休憩所兼集会所 | 観光トイレ | 集会所の中 |
そんなわけで,白馬渓散策終了。
臼杵に来ないとこんな名前の渓谷があるとは知る由もなかったでしょうから,きてよかったです。
あとは車を返して,レンタカー会社から最寄りの駅まで歩きます。JR九州は電車の形にこだわってますね。
駅が見える | しかし反対側 | 電車が通っていきます | 線路は続くよどこまでも |
上臼杵駅は見えるのですが,駅に入るまでがちょっと遠くて精神的に疲弊。
上臼杵駅 | 普通のコメント | 駅構内 | 最後の坂を登ってホームへ | |
待合室 | かみうすき | 名所案内 | 駅を見下ろす | 電車到来 |