60年目の別府
上臼杵から電車に揺られて別府であります。
競輪がのってないぞ |
とりあえず,ホテル近くのお店で適当にお勧めを食べてこの日は就寝。
もはや料理名は思い出せませんが,とりあえず地のもの,とお願いしたら出てきました ホワイトバランスの設定の失敗には触れないでください |
別府駅から競輪場まではバスです。旅打ちの際には午前中を観光にあてて午後から参戦することが多いのですが,この日は朝から乗り込みました。競輪場に1レースより前から入ったのはおそらくこれが初めてだと思われます。その他の競技でも,大井ナイターの白馬野外飲みを除くとほとんど例がないのではないかと思われます。
照波園で降りると,目の前に何か勘違いした,一昔前のラブホを思い起こさせるような門が登場。別府競輪場であります。とはいえ,門から敷地まで若干距離があります。
そういえば,照波園ってなんだろうと思って適当に検索してたら,かつては別府から大分に路面電車が走っていたことを知りました。そんな時代もあったのね。
まだ9時15分です | 新聞売場 | 入場口 |
そんなわけで50円払って入場。10レース以降無料の黄看板の「1月」って何年前の1月なんだろうか。
別府競輪場,入ってびっくりです。とてつもなくきれいです。入場門の昭和っぽさとはうってかわって,ここはいったいどこの空港か,といった清潔感にあふれた内装。記念開催日とはいえ,まだ1レース前なので人はおりませんが,本当にここに競輪オヤジが集結するのか。凄いな。
そして,綺麗すぎるが故に(そして,競輪オヤジへの信用がなさ過ぎるが故に)建物内飲食禁止です。飲食禁止,とかいいつつ建物内に給茶コーナーと飲み物の自販機を設置するのは一体何を考えているのかよく分からないところではあるんだけど。
これだけ見たら誰も競輪場とは思うまい | 一般席 | 航空券ではなく車券が出てくるとは思えませんな… | 飲食禁止 | 綺麗にするために 給茶コーナーにはこんな工夫が |
あと,英語・中国語・韓国語の3カ国語が並んでますね。このあたりも競輪場っぽくありません。
おそらくは,別府温泉にやってきた海外からの旅行客を競輪場に呼び込もうという高邁な意欲が一部に存在したのでしょう。しかしながら,日本人ですらその存在を知らない競輪場に,どうやったら外国人がやってくるのか……。観光協会に全く競輪に客を誘導しようというやる気が見られないのがもうどうしようもないですな。
バンクは400バンク。海に近いバンクなので,おそらく風が強いときは本当に強いんだと思われますが,この日は,少なくとも観客席から観戦してる限りにおいて,特に風が強いとは思いませんでした。
スタンド | メインスタンド前 | ここだけ切り取るとよくある競輪場 | これでもか,という縄 | 奥まで歩いて行けます | |
バンクの様子 | 正面から | 1センター方向 | 2センター方向 | ||
奥からメインスタンド方向 | 記念だけに臨時投票所もあいてました 全盛期には全部空いてたんでしょうが |
メインスタンド | ラウンドガールもおります 記念限定かどうかは不明 |
敢闘門は競輪マークの上半分 |
観戦席は1C方向に伸びており,こちらは改装されずに残っておりました。でも,暑い中ここで見てる人は本当にまばらであります。
まあ,NP自身も暑いのでほとんどスタンド内で過ごしておりました。一応椅子を確保できたから特観に入りませんでしたが,入ってもよかったかな。
さて,食堂棟はメインスタンドを抜けた場所にあります。下の路面が新しいので,おそらくここもそれなりに新装されたものなんだと思われます。
特にとり天屋があった記憶もなく,当時は別府冷麺がはやっていた記憶もなく,なにも無かったのでカレーでごまかし,串で補充。う〜ん,結局「綺麗なスタンドにはおいしいものがない」というよくある話を裏付けてるだけのような……。
食堂棟 | 外れのないカレー | なんの肉だったか忘れた |
オープンスペースのスタンド寄りにはイベントスペースがありました。
予想会も当然行われてました。左側に飾られている立派な筆書は,当時の書道ブームにのっかった誰かが考えたイベントで,高校生が書いたものだったかと記憶しております。NPは硬筆もダメですが,筆の字もぼろぼろですので(小学校で習字が始まる3・4年次に日本にいなかったことを理由にしてやる。明らかにそれが原因じゃないけど),衆人環視の中こういう字を書く人たちってのは本当に凄いと思うのであります。
イベントスペース | 予想会 | 競輪愛 | 別府競輪のゆるキャラ 3番車がゆ〜坊 5番車がマー君 どうもマー君が常にゆ〜坊をマークする設定らしい いっそヨーロッパの3人組にした方がよかったような |
そんなわけで,この日は多少かすったものの負け。1日競輪場にいたのは初めてだったので,その意味でいい日だったな。
帰りは別府観光港まで歩きます。
国道沿いの看板 | 幟 | 砂浜脇の道 | トイレ | ゆとり | 労働基準局がなぜこんなものを? そんなカネがあるなら競輪場に… |
捨てられた車券 ここまで持ってくるくらいなら 家まで持って帰ればいいのに |
フラワーパーク |
そんなこんなで別府観光港に到着。
奥には八幡浜行き乗り場 | 船は大きい | 沿革 | 観光港案内図 | ターミナル | 本日の予定 | |
チケット売場 | 待合室 競輪場の方がきれいですね! |
臣やけ売場 | おおいたの物産展示 | |||
車も乗船中 | ひまわり | タラップ | 海 | 甲板 | ようこそ別府へ 夜はさようならまた会う日まで みたいにできないんだろうか |
タラップを見下ろす |
別府→松山は初めてでした。二頭雑魚寝券所有者は狭い部屋へ。案外乗船率は高く,狭い部屋はほぼ満員だったような?
布団を敷いてぼ〜っと本を読んで軽く食事して過ごしました。船旅は中で自由に動けるからいいですよね。
そんなわけで大分から帰宅したのでありました。このときはこれが最初で最後の別府だと思っていたら,まさか再訪,それも日帰りで別府に行くことになるとは……。