2014年グランドフィナーレその7

9.スーパースター王座決定戦

 そして,大晦日。12月31日です。いよいよ年末のビッグレースラッシュも最後。2014年も最後。最後の最後まで俺は一体何をやっているのか,というむなしさも感じつつ,いざ川口。
 川口へは南北線〜埼玉高速鉄道の南鳩ヶ谷からバスです。このバスの存在を知ったのはわりと最近。これまで川口へは西川口から行ってました。

 南鳩ヶ谷は降りてびっくり。ホームにオートレース場への案内がデカデカと掲げられておりました(ただし,電車の中から「当駅下車です」っていう貼紙がきちんとみえるかは疑問。なんというか,公営競技らしいちぐはぐ感あり)。埼玉高速鉄道ってこんなにオートにやさしい電車だったっけ。もしかしたら訳の分からん輩どもに駅員が邪魔されたくないだけかもしれないけど。

 なお,せっかくこうして案内が出ているのに,例によってろくに案内も見ずに出口に突撃した結果,バス停と逆側の階段を登るというチョンボをかましました。
 そして,もう一回降りて上がってバス停に出たところ,バスまで時間があるので,歩いて行くことにしたのでした。

南鳩ヶ谷の案内 2番は徒歩ルート シャトルバスは1番出口 バス停
特に大レース前という
雰囲気はなし
(出走表もなかったような)

 歩いて行く途中で,普通の路線バスに乗れれば乗ろうとは思ってましたが,残念ながらこちらも時間が合わず。まあ,正月前にいい運動となりました。
 道中,十二所神社という神社があったので立ち寄り。正月を前に,日の丸が掲げられておりました(一年中掲げてる可能性もあるけど)。

案内が出てました 社殿造営に際してなにかあったのか不安になるくらい,アピールがすごい 御由緒 鳥居と日の丸 拝殿
正月ムードですね

 しばらくすると,場違いな立派な建物が見えてきました。ホテルっぽい外観。川口オートってこんな外観だったっけか。普段はぼろぼろの内部しか見てないから,イメージと違いました。選手棟なのかな。それとも,役員やら何やらが仕事してる場所なのか。オート場の財政や改修事情に詳しくないけど,どうなってるんかな。

オート場が見えてきた 透けてて読みづらい

 そんなこんなで,駐車場を抜けつつ入場。売切れが怖いので,レースや賭けの前に食事をゲット。この1週間ちょっとでモツ煮ってどれだけ食べたかなあ。それにしても,正門側の売店は想像以上にすいててびっくり。
 ただ,車券の列はやはり長く,これは買い逃してる人も多そう。これを思うと,普段の川口(但し週末)ってたくさん客が入ってるように思えるけれど,全然なんだろうな。

案内図 川口オート 駐車場を抜けて入口へ
焼きそば モツ煮 穴場は大混雑

 さて,決定戦は事前に買い目を決めていたし,特に天気が崩れるとかなんとかで買い目を変える必要も無いので,10RのSSシリーズ優勝戦から場所を確保。まあそれより前におおよその観戦位置は目星つけてました。裏返すと,1つ前のレースから場所を陣取れば,それなりの場所から見られるってことですな。

 てことで,まずはSSシリーズ優勝戦。青木の名前を見てミーハー的にちょっと買ってしまった。ミーハーといえば,佐藤が優勝戦に乗ってたので無駄に単勝を買ってしまった。優勝経験もある選手に対してここまでミーハー的行為をとる必要もなかったな。まあ,ミーハー色を除いた本気部分の車券も外れてるんですけどね。

事故 選手名 Name 競走車名 ハンデ 試走T 競走T ST
1 2 緒方 浩一 OGATA KOICHI U・ボルト 0 3.32 3.39 0.04
2 6 加賀谷 建明 KAGAYA TAKEAKI ブルースター 0 3.35 3.4 0.04
3 1 深谷  輝 FUKAYA HIKARU フジトラ 0 3.33 3.415 0.01
4 5 若井 友和 WAKAI TOMOKAZU モエルトウコン 0 3.35 3.429 0.1
5 8 青木 治親 AOKI HARUCHIKA スエG 0 3.33 3.434 0.07
6 3 西村 龍太郎 NISHIMURA RYUTARO ドラゴンタロウ 0 3.36 3.437 0.04
7 7 牛沢 和彦 USHIZAWA KAZUHIKO シェラ 0 3.35 3.441 0.11
8 4 佐藤 摩弥 SATO MAYA アミバ 0 3.37 3.444 0.04

これは9R 9R時点の混雑度はこんなもん 10R
緒方の入場 表彰式

 で,スーパースター王座決定戦です。
 年末の大レースの中でレース前に国歌を流すのはこれだけですね。どういう理由でオートだけ国歌を流すようになったのだろうか。競馬はダービー以外に流さないのかな?天皇賞も流れた記憶ないしなあ。
 そして,この日の国歌独唱は高橋ジョージ氏でした。年が明けてから離婚問題でワイドショーを喜ばせることになりますが,この日は平和な独唱。この頃から独りになってたのだろうなあ。
 国歌独唱中は選手ももちろん外に出て整列して国歌をききます。レース前のこのタイミングに外に出るってのは,集中力的にいいのか悪いのか。控え室にこもっててもそれはそれで無駄にストレス溜まるだろうし,あえて外の空気を吸った方がいいのかもな。まあ,この辺は実際に戦った選手に聞いてみないと分からないでしょう。

 で。レース自体は,まあ永井の順当勝ちで,正直まあなんというか,最後にこれですか,という感もありました。が,それだけ永井が強かった,ということだな。いやほんと強かった。

永井 試走 試走タイム&45分前オッズ 選手整列 国歌独唱
スタートラインにつきました 10周の長丁場 日も落ちつつある中,満員です
スタート レース中 確定 なんか外がうるさいと思ったら
ちんどん屋がきてました


第29回スーパースター王座決定戦
事故 選手名 Name 競走車名 ハンデ 試走T 競走T ST
1 3 永井 大介 NAGAI DAISUKE シーザー 0 3.28 3.355 0.07
2 1 木村 武之 KIMURA TAKESHI ワント 0 3.3 3.359 0.06
3 2 中村 雅人 NAKAMURA MASATO Kモンソン 0 3.3 3.373 0.08
4 4 金子 大輔 KANEKO DAISUKE Jジョーンズ 0 3.32 3.378 0.09
5 7 浦田 信輔 URATA SHINSUKE パンジャA 0 3.33 3.384 0.16
6 6 荒尾  聡 ARAO SATOSHI DMYペヒーズ 0 3.33 3.386 0.09
7 8 青山 周平 AOYAMA SYUHEI Lカダローラ 0 3.31 3.394 0.16
8 5 高橋  貢 TAKAHASHI MITSUGU Fニーナ 0 3.32 3.408 0.07
グランドノート
周回・順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
ゴール線通過 3 1 2 4 7 6 8 5
10周回 3 1 2 4 7 6 8 5
9周回 3 1 2 4 7 6 8 5
8周回 3 1 2 4 7 6 8 5
7周回 3 1 2 4 7 6 8 5
6周回 3 1 2 4 7 6 8 5
5周回 3 1 2 4 7 6 8 5
4周回 3 1 2 4 7 6 8 5
3周回 3 1 2 4 5 7 6 8
2周回 3 1 2 5 4 6 7 8
1周回 3 6 8 5 1 2 7 4

 そんなわけで,無事年末のギャンブル週間終了です。無事,といったところで,まともに当たったのは東京大賞典だけで,まあそうはいっても万馬券が当たったんだからやはり嬉しいですな。
 改めて思ったのは,これをやるなら普通に住之江賞金王+関東圏グランプリの方が楽だった,ということです。まあでも,こういうグダグダができたのは非常に楽しかった。もう二度とこんなアホなことできないだろうしな。
 そういえば,賞金女王だかなんだかは特に興味がないので買っても無いです。

 ちなみに,翌2015年も中山競馬場の金杯に参戦する機会に恵まれたので,これもある意味よかった。というわけで,一応記録として。

番外編.中山金杯2015

 年が明けて2015年1月4日。金杯です。
 この日は白馬の新年会が挙行されるということで,0次会がてら金杯へ。長老もはるばる静岡から参戦であります。

 この日は,到着前のサオトメが京都で激走して幕を開け(但し複勝しか持ってなかった。馬鹿だなあ),現地到着後の9Rの13番人気ベルゲンクライがパドックでよく見えたのに信じ切れず,3番人気3着のフジマサエンペラーとの馬複しか持っていないという悲劇を経て,中山金杯は普通に外しました。


 金杯を現地観戦するのは多分人生初じゃ無いかと思う。ちなみに,こういうダメダメな行動をとり続けてはおりますが,年末年始の過ごし方は基本的に極めて保守的で,未だに紅白歌合戦で年を納め,年始もお笑い見ながら駅伝を見てから天皇杯を見て(2015年は元日開催じゃ無かったけど)元日を過ごし,2日3日はもちろん箱根駅伝をグダグダ見ます。てことで,年始の川崎開催に行くことはほぼあり得ないのであります。まあ,2日に白馬新年会がセッティングされれば当然そこに行くわけですが。

着順 馬番 馬名 性齢 負担 騎手 タイム 着差 3F 馬体重 調教師 単勝
1 1 2 ラブリーデイ 牡5 57.0 F.ベリー 1:57.8 レコード 34.2 482 -2 池江泰寿 4
2 2 4 ロゴタイプ 牡5 58.0 C.デムーロ 1:58.0 1 1/4 34.6 502 +6 田中剛 1
3 3 5 デウスウルト せん7 55.0 川田将雅 1:58.1 3/4 33.9 468 -2 平田修 5
4 8 17 パッションダンス 牡7 56.0 内田博幸 1:58.3 1 1/4 34.7 514 -4 友道康夫 15
5 4 8 アイスフォーリス 牝6 53.0 三浦皇成 1:58.4 3/4 34.0 474 0 相沢郁 11
6 5 10 マイネルフロスト 牡4 56.0 松岡正海 1:58.5 クビ 34.9 484 -2 高木登 8
7 3 6 マル外ヒュウマ 牡5 54.0 石橋脩 1:58.8 35.7 500 +2 斎藤誠 16
8 4 7 メイショウナルト せん7 57.5 田辺裕信 1:58.8 ハナ 35.5 452 -2 武田博 9
9 2 3 ナカヤマナイト 牡7 57.0 柴田善臣 1:58.9 クビ 34.2 498 +4 二ノ宮敬宇 7
10 6 11 ペルーサ 牡8 56.0 G.ブノワ 1:59.0 1/2 34.0 530 +14 藤沢和雄 13
11 6 12 クランモンタナ 牡6 55.0 戸崎圭太 1:59.0 クビ 34.9 486 -4 音無秀孝 6
12 8 16 マル外アンコイルド 牡6 56.0 勝浦正樹 1:59.2 1 1/4 34.9 500 +6 矢作芳人 14
13 7 13 ケイアイエレガント 牝6 54.0 吉田豊 1:59.2 アタマ 35.9 526 +4 尾形充弘 17
14 7 14 ラブイズブーシェ 牡6 57.5 古川吉洋 1:59.2 クビ 34.8 460 +8 村山明 3
15 1 1 マイネルミラノ 牡5 55.0 柴田大知 1:59.5 1 3/4 36.5 484 0 相沢郁 2
16 8 15 バッドボーイ 牡5 54.0 横山典弘 1:59.8 1 3/4 35.1 510 -6 河内洋 12
17 5 9 ユールシンギング 牡5 57.0 北村宏司 1:59.9 3/4 35.0 544 +6 勢司和浩 10

 これを書いた時点では,まさかこの年がラブリーデイの年になるとは思ってもみなかったのでした。
 というわけで,おしまい。


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