一服のセランゴール〜セランゴール(スンガイベシ)競馬場訪問記
クアンタンを出たバスは、11時10分到着。当時の私のメモによると、
- 1110着。早いんですが
とあるので、早着だったようです。チケットを見なおしても到着時間はないから、今となってはどれだけ早着したのかは分かりません。まあ、このあと予定が控えてるので早着してくれるのは助かります。
そして、コインロッカーに荷物をぶっ込みます。これだけコインロッカーが充実しているのは助かりますね。なお、
- ロッカー014725。#03-06。10RM
というメモが残されております。私はチェコパルドゥヴィツェでのやらかしがトラウマになっており、海外でのコインロッカー利用には極めて慎重になっているのでありまして、このときも色々とびびりながら使っていたのだと思われます。
ちなみに、2016年10月の円・リンギットレートは、おおよそ1円が25RM。なので、コインロッカーは約250円ですね。
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KLに到着 |
コインロッカーがたくさん |
注意書き
大サイズは12時間10RM |
03-06を使いました |
到着したのはバスターミナル、Terminal Bersepadu Selatan (TBS)であります。
そして、最寄りのBandar Tasik Selatan駅から、電車に乗って、スルダン駅へと向かいます。1駅ですね。このへんの行き方について、特に記録が残されていないので、おそらくみんな大好きJAIRSの紹介ページを見たのではないかと思います。
JAIRSによると、
電車(KTMコミューター)の場合はスルダン駅(Serdang)、路面電車(LRT)の場合はスンガイベシ(Sungai Besi)駅で下車すれば、開催日には両駅から競馬場までの無料シャトルバスが運行しています。
とのことです。簡単ですね。それにしても、”Serdang”と書いてスルダンは読めないぞ。ウの音はどっからやってきたんだ。
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路線図 |
路線図その2 |
チケット売り場 |
トークン式です |
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時刻表 |
乗り場案内 |
改札口を振り返る |
ホームの様子 |
あらためて、当時の自分のメモ。これだけメモを残していた自分を褒めたい。だいたい朝っぱらとかはテンション高くて記述量多いんだよな。
- 電車1.9。20分待つのかよ
- 駅。それっぽい人がいない。それより、雨なんですが
- 雨宿りして、タクシーに乗るか迷いつつ1230ころバス停へ
- 横に競馬新聞持った競馬おやじ発見。ペナンで見た奴だな
- 同じバスに乗り込む
- 何にも書いてないんですが、初見でどうやったらわかるんですかね
- とにかく、一般人が乗らないようなボロいバスがそれである、ってことでしょうか
- sungai besiでそれっぽい人が10人近く乗り込む
というわけで、一駅の料金はRM1.9。約50円。
そして、駅に到着しました。なぜ到着ホームの写真を撮っていないのか我ながら謎です。もしかしたら、駅から降りた「それっぽい人」についていってバスに乗るために、馬群から離されないようにしていたのかもしれません。
だけんども、しかし。上のメモにもあるとおり、どうやら馬群はばらけ、しかも「それっぽい人」はいなかったようです。むむむ。
そして、そんなこんなで雨。まあ、マレーシアなので雨は仕方がない。けれど、テンション下がります。以前(2014年)ペナンに行った際に「やっぱり一度『東南アジアのスコール』ってものを見てみたいじゃないですか」とかほざいていた自分をぶん殴りたくなりますね。
そして、文明の利器タクシーを使ってジャパンマネーの威力を見せつけてやろうとしていたなか、バス停っぽいところで競馬予想誌を持ったおじさんを発見した、という流れであります。
見知らぬ海外でサッカー場を目指すとき、当該チームのユニやグッズを身につけた人を見つけると安心しますよね。それの競馬版です。いいですか、日本の競馬オヤジの皆さん。海外から競馬を見に来た人のために、ちゃんと競馬新聞は外から見える場所に持って競馬場に行きましょう。
てなわけで、競馬予想誌おじさんたちに連れ添って、やってきたバスに乗り込んだのでありました。途中、LRTのSungai Besiに止まって10人くらい乗せたようです。というわけで、バスはSerdang駅→Sungai
Besi駅→セランゴール競馬場と進むようですね。
メモにもあるとおり、バスの外観上競馬場に行くという案内は見つかりませんでした。ほんとこれ、分かってないときついな。もし近くに予想誌持った人がいなかったら、自分のメモにあるとおり、「一般人が乗らないようなボロいバスがそれである」というノリで一か八かで乗るしかないのでしょうかね。
なお、ここまでグダグダ書いてきましたが、これを書いている2024年7月にあらためて競馬場のLocationページを見たら、無料バスのことが書かれていませんでした。Internet Archiveでは2020年9月のものが最も古く、そりゃCOVID-19ど真ん中の時期にバスなんか期待できないので、このあたり、2016年から競馬場側のアナウンスに変化があったのかは分かりません。JAIRSを信じるか、競馬場ホームページを信じるか、to
be or not to beであります。
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雨がザーザー |
氷を運ぶトラック |
バス停で雨宿り |
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この予想誌おじさんに
助けられました
ありがとう!!Terima kasih!! |
バス車内
多分前のドアは開けっぱなしで
走っておりました |
ここまで運んでくれたバス
ありがとうございました |
無事、競馬場に到着しました。到着するまでバスが競馬場行きであることの確証はなかったわけですが、とにかく競馬場に着いたので安心です。
正面に入口、そして右手に入場券売り場。入場券売り場の下にはピンクのゴミが散らかっております。なにかと思ったら、入場券の領収書的なものでした。
入場料はRM6。150円くらいですね。
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到着しました |
外は大荒れの天気です |
ピンクのゴミ |
入場券売り場 |
入場券とピンクの紙 |
入場口 |
とりあえず、中に入ってすぐ左手にいる予想誌売店で予想誌を購入。手で持ってたので印刷がかすれてますが、RM6かRM8かのどっちかです。そういえば、バスに乗ったおっさんはどこでこれを買ったのだろう。街中でも売られてるのかな。
ものとしては、ペナン競馬場でも見たやつですね。英語版と中国語版があったような記憶ですが、とりあえず英語版だけ買っております。
この時点のリーディングジョッキーはデソーサ騎手。このデソーサ騎手はシルベストルではなく、ホセなので間違わないように注意が必要です。デソウサ騎手は最終的にこの年もリーディングで、2014年〜16年にわたって3連覇したようですね。
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予想誌売店 |
この日は3場開催
セランゴールのほか
シンガポールと香港です |
表紙 |
読み方とシンガポールの案内 |
セランゴールの馬場
馬のインデックスと
調教師リーディング |
騎手の騎乗レース一覧と
リーディング |
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1R |
2R |
3R |
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4R |
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5R |
6R |
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7R |
8R |
9R |
あらためて騎手と見習い騎手ランキング |
そして、奥に進みます。中に入った私の、当時のメモ。
- すげー。男のたまり場
- ケルンの日曜とえらい違い
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ワクワクしながら進みます |
見えてきました |
Wow! |
場内案内 |
はい、というわけで、写真からも明らかですが、とにかく男だらけ。素晴らしい。まさに鉄火場。熱い空気ができあがっております。
なお、比較対象のケルン競馬については、これを書いている2024年7月時点で旅行記が出来上がる目処は全く立ってません。どうするんだ、俺。
そして、食事を求めて2階に上がります。なお、マレーシアの階数表示が日本式なのかイギリス式なのか(Ground Floorがあるのか)は記憶から完全にぶっ飛んでますが、上の写真にある場内案内図のLevel
1が1階、Level 2が2階という感じで表記してます。
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2階から1階を見下ろす |
向かって右手方向 |
そのさらに右手の奥から
馬場に出ることが出来ます |
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で、2階でとりあえず昼食をとります。花より団子、馬より昼飯であります。
よく分からないままに頼んだのがこの麺とワンタン。これでRM9ですから、250円しません。安くて何よりです。なお、味については自分のメモが残ってなかったので特にコメントできませんが、何も残っていないということはおそらく見た目通りの味だったのではないかと思います。
自分のメモだと、この後出てくるのは特観席の話なのですが、残されている写真だととりあえず場内を歩いていた様子が見えます。自分の行動パターンを考えると、おそらく特観席に落ち着く前に場内をフラフラしたのではないかと思います。てことで、あらためて1階を動き回った写真をば。
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1階コンコース。右上に、さっきまでいた2階部分が見えますね |
奥にはビジョンも
動いて無さそうで動いてます |
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逆方向を見る |
熱心な様子の皆様 |
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柱の広告 |
2階方向 |
画面に見入る皆様 |
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そして、いよいよ馬場方面に出ます。
ここ、瀬欄ゴールの特徴は、こうして外に出て歩き回れる範囲が、半円形の場所に限られているということであります。
普通は馬場沿いまで接近できて、行動範囲は長方形になるわけですが、ここでは半円形にか動けないのであります。文字にすると何を言ってるか分かりませんね。まあそこは私の文章力の無さ故のことなので、諦めていただくほかありません。あとで特観席から見下ろした写真が出てくると思うので(これを書いている時点で確認してない)、それで分かるはず。頼むぞ、2016年の自分。
なお、写真は最後の方(8〜9R)にあらためて撮ったものもここに入れてます。
そして、これは須田さんの案内(後述)を見ておおと思いましたが、言われてみれば確かにここのゴール板は大きい。なかなか見ないサイズです。そして、このゴール板、ほかの方の旅行記を見ていると、黄色地に赤のこともあれば、赤地に黄色文字のこともあるようです。
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半円スペース |
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馬場に接近してみた |
スタンド出入り口付近 |
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パドックに人が集まっています |
こんな感じにパドックは見下ろすかたちになります |
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Winning Post
言われてみれば確かに大きい |
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パドックとウイニングポスト |
馬場と電光掲示板 |
ぐるりと |
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本馬場入場 |
どうした11番 |
返し馬 |
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奥が金持ゾーンです |
スタンドを見る |
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半円のフェンス脇からぐるりと |
コンコースの出入り口 |
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ちなみに、単に観戦スペースから馬場まで距離があるというだけではなく、暑いので(さらにたまに大雨が降るので)みなさんそんなに多くは馬場側にはいきません。スタンド内で画面に向かって観戦している方も大勢おられます。
で、スタンドの観戦席ですが、1階から上がれるスペースと、3階席とがあります。3階のガラス張りの席は、あとで乗り込む特観席ですね。
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半円の奥側 |
なんか階段がありました |
半円の左奥からゴール方向 |
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スタンド方向をぐるりと
ガラス張りが特観ゾーンです |
1階コンコース |
奥に階段 |
そんなわけで、1階からのぼれる観戦席。
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ぐるりと |
SINCE SLTC 1896 |
1800と1600のスタート地点
内回りと外回りで200m差があるようです |
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ぐるりと |
こんな感じにパドックを見下ろせます |
座席の様子 |
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そして、3階へ。まずは3階の屋外観戦席。
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ぐるりと見回す |
座席 |
その裏手の発売所まわり |
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3階から2階を見下ろす |
3階へのエスカレーター 封鎖されているので階段で上らないと行けません |
そして、待ちに待った冷房付きの特観席です。表現としては、”Public Air-Conditioned Enclosure”であります。入場料RM20。500円で冷房にありつけるのだから軟弱ジャパニーズとしては入らないわけにはいきません。
なお、当時の私のメモによるとエスカレーターは止まっていたので3階までは自力で階段を上っていかねばならないようです。軟弱ジャパニーズ最後の関門でありますね。
そんなありがたい特観席ですが、人は少ないです。RM20が高いというよりも、鉄火場で観戦したいとか、そもそも現地の方々は暑さに強いとか、そういう事情の方が大きそう。
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いざ特観席 |
入場券 |
座席 |
後方スペース |
後方スペースから馬場方向 |
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座席からぐるりと |
画面表示
2レースの審議の様子が放送されております |
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特観席からレースを見る |
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特観席の前方は一面ガラス張りになっており、柱もなくレースをしっかり見ることが出来ます。
それでも、外気を吸いながら競馬を観戦したいという贅沢な悩みを持った皆様のために、前方の扉から外に出てレースを観戦することも可能です。このあたり、しっかり考えてスタンドが設計者はしっかりしてますね。
そして、特観席部分から半円形スペースを見下ろした写真が出てきました。よかったよかった。この半円形スペースのコンクリートの上だけが、立ち入り可能スペースとなります。かなり特殊な構造です。
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特観席前のスペース |
ぐるりと見回す |
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別のタイミングでぐるりと
Google Photoさんはパノラマ作ってくれませんでした |
半円形のスペースを見下ろす |
パドックを見下ろせます |
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スマホを使ってぐるりと |
スマホカメラでパドック方向 |
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ところで。馬券は5リンギットからです。ペナンの経験から多分手元の紙に書いて馬券買ったんじゃないかと思いますが、このあたり特に何の記録も残っていません。
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馬券売り場
競馬場ごとに窓口が分かれてます |
単複のみの窓口もあります |
そんなわけで、ひととおり場内探索が終了しました。
とりあえずレース観戦。例によって色々な場所で観戦しておりました。
第2レースはおっさんたちの雰囲気を楽しむため、スタンド内で観戦して動画撮影。こういう鉄火場雰囲気はいいですよね。当時の自分のメモとしても、
- とにかくアジアである。ケルンと同じ日曜競馬とは思えない
と、とにかくアジア競馬の雰囲気を楽しんでいたようです。とはいえ、「アジア」の競馬場をどれだけ知っているのか、「アジア」をどれだけ知っているのかと言われると、「完全な偏見と思い込みです」と土下座して謝罪するほかございません。
そして、「アジア」といっても、基本的にはチャイニーズな雰囲気。イスラム系はギャンブルしませんからね。インド系も若干はいるのでしょうが、とにかく目立つのは中華系です。
場内放送は英語。マレー語ではありません。これは香港方面(あるいはそれ以外の諸外国)に場外発売してるからでしょうか。
パドックを眺めていると、誘導馬は2頭。とりあえず上から眺めた第6レースの動画。アップの動画はオフィシャルが作ってるんだから、もうちょっとひいて場内の雰囲気が分かる撮り方すれば良かった。
ちなみに、この日の結果はこちらから見ることが出来ます。第6レースを勝ったのはHarrys Pal。セランゴールTCの紹介ページだと父はIshiguru、母はPompeii Kingdomというのは分かりますが、出生地は分かりません。ただ、2011年にニュージーランドのWairarapa競馬場で走ったことが分かる(Race cardのPDFがヒットした)のと、母親がNZ産なことを考えると、NZで生まれてNZでデビューし、マレーシアに移籍した、という流れではないかと思います。
マレーシアの馬産事情やマレーシア競馬の競走馬輸入事情に詳しい人がいたらこのあたりのことを勉強したいですね。なお、みんな大好きJAIRSによると、「馬はオセアニアからの輸入が主となっているため、北半球であるにもかかわらず馬齢は南半球式に数えられます。」とのことです。どういう経緯でオセアニアとの結びつきが強まったのか興味深いです。日本から輸入された馬とかはいないんでしょうかね?
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誘導馬 |
内回り1200mのスタート地点 |
Good Mummy。11着でした |
Lemon Law。4着。
レモン法とは?? |
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California Cat。3着 |
Sea World。2着
同名馬は世界中にごろごろいそう |
Fortunique。13着 |
わちゃわちゃしている様子 |
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勝ったHarrys Pal |
検量のために鞍を外したあと、別の?鞍をつけなおしております |
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帰っていく各馬と表彰を待つHarrys Pal |
Harrys Pal |
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記念撮影 |
ここで厩務員さんが離れて、馬をひいているハゲ親父は馬主さんでしょうかね? |
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これを書いている時点で訪問時から7年以上が経っており、当然現地の様子は記憶からぶっ飛んでおります。てなわけで、自分のメモから。
- パドックは番号順。さすがアジア
- 七分前にパドック。3周くらいで本馬場へ。かなりあわただしい。
- 本馬場入場音楽、発走時ファンファーレがある
- ゴール前はすごい声があがる。馬の名前を叫んでいるのか?
- しかし勝ち馬への拍手、負けた馬への罵声ヤジはないあそこまで騎手にヤジを飛ばすのは日本だけなのか
- 表彰式で乗るために別の鞍を付けている。ゼッケンはレースで使ったもの
てなわけで、番号順に並ぶパドック(さすがアジア、と書いてますが、フィリピンは番号順ではありません)、7分前にパドックに入って3周くらいしてBGMとともに本馬場入場、発送時にもファンファーレ。ゴール前では皆さん絶叫。しかしレースが終わるとあっさりと帰っていく(次の勝負に向かう、ともいう)。
というのが、当時の私が気になったポイントのようです。まあ、ペナン競馬を見ているので若干感動がすくなかったという感じですね。
馬券ですが、どうも2レースでMister Miyagiを買って外し、その後特観席に入って爆睡したようです。
その後、私のメモによると6レースでは勝ったHarrys Palを「パドックがよく見えない」とぶった切り、その後もパドック馬券がズタボロになったようであります。
ちなみに、私の手元に残っているメモ。
- 6レース。7番。デソーサの6がイマイチに見えた。が、勝たれる
- 8Rよくみえた2。ダメダメ
- 9Rパドックで10。伸びず
……酷いですね。
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2レースのMister Miyagiを気にして撮った写真 |
その後残されている写真は第8レース。最後の方なので、あらためて下に降りて写真を撮ることにしたようです。
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第8レース、4コーナーを回って最後の直線 |
内で粘り込みを図る
2番Goliath |
外を回した馬たち |
最後は1番Real Meanが
外から差し切りました |
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3着Q Nine Master |
Goliathは結局最下位 |
勝ったReal Mean。鞍上は見習いのZULFIKRI騎手でした |
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鞍を外す |
鞍をつける |
表彰式へ |
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表彰式途中から人が増えました |
撮影が終わって
皆さんが油断しているところ |
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そして、最終第9レース。1番Mario Attilaが優勝。勝ったのはこのレースも見習いのS Saddam騎手。表彰式の一部は動画に撮ってます。せっかくなんだからもレース後からじっくり撮ればいいのに、なにやってんだ。
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パドック |
誘導馬 |
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最後の直線 |
大外の1番MARIO ATTILAが優勝 |
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鞍を外す |
表彰式用に鞍を取り付ける |
表彰式 |
そんなわけで、全レース終了です。
ところで。場内をぐるっと回ったのですが、気になっていることがありました。
この競馬場、私はスタンドの半分にしか立ち入れてません。先ほどからオーナーやらなんやらが表彰式の際に出てきておりますが、彼らが居る場所はスタンドの残り半分です。
日本だったら、「馬主席入口」てきな場所があって、そこから馬主席に入っていくことになります。イギリスだったら、オーナーや調教師用のスペースがあったりします。しかし。ここセランゴール競馬場、そんな入口どこにあった?私はバスでやってきて、そのまま入口から中に入ったら鉄火場なパブリックスペースに突入しました。どこにも、ハイソなオーナーラウンジ的な雰囲気はありません。「オーナーはこんな汚らしい奴らと同じ場所にいてはいけません。こっちに逃げて!」といったサインも見た記憶がありません。いったいどういうこと??
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スタンドの金持ちゾーン |
2階から金持ちゾーンを見る |
色々な方の旅行記を拝見していたところ、金持ちゾーンに入った方は発見できませんでしたが(ガイジンさんのYouTubeショート動画でそっち側に言った人のものを1つ見た)、タクシーで乗り込む際に金持ちゾーンに着いたという方はおられました(KL発飛日記(けんてーさん))。タクシーで行くと100%そっちに到達するのかというと、そうでないい方々の旅行記も見たので、乗った方の身なりの綺麗さタクシー運転手の経験と実績あるいはUBER・Grabあたりの道案内の結果によるとのではないかと思います。
なお、この金持ちゾーン、馬主さんが中に入れるのは確実として、我々黄色人種は金の力で入れるのか、とりあえず入場口にすら到達していない私には分かりません。
そんなわけで、お疲れ様でした。
無料バスは競馬場の前にとまっていてくれました。最終後だから乗れたけど、最終前だったらどうなっていたのか、私には分かりません。まあ今の時代、GrabなりUBERなりがあるのでなんとかなるのではないかと思います。最悪、金持ちゾーンに行ったら英語話せる人がいてタクシー呼んで貰うくらいのことはできるのではないでしょうか。知らんけど。
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再見/See You Again |
バスがいました! |
帰りはせっかくなのでSungai Besiで降りて、LRTで帰ることにしました。なにか行きと違ったことをしたくなってしまうお年頃なのであります。
なお、自分のメモによると、電車内の冷房が気持ちよかったようです。
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おそらくSerdangに向かっていくバス
ありがとうございました |
バス乗降場 |
駅へ向かいます |
Sungai Besi駅 |
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駅の改札 |
路線図 |
駅のホーム |
駅名表示 |
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LRT車内 |
Bandar Tasik Selatan駅の跨線橋からの眺め |
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そして、バスターミナルで無事荷物を回収し、クアラルンプールの市街地へと向かいます。
バスターミナル内を散策した写真集は以下の通り。
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KK MART |
海外でよく見かける
ポッキーのバッタもん
「活力にスティック」で検索すると
日本人の旅行記が多数ヒットします |
セブンイレブン |
両替所 |
イポーホワイトコーヒー
ペナンでも買った気がする |
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バスターミナルの雰囲気 |
珍しく3番目に日本語表記 |
Diwaliのシーズンです |
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そして。
クアンタンに引き続き、この日もオーバーブッキング。
しかも。
クアンタンと異なり、ここはKL。しかも、最初に予約していたホテルはインド系。偏見と人種差別感丸出しで書きますが、インド系らしく最低限の対応しかしてくれず、Hotels.com経由で別のところを探したのでそっちにいけ、という簡素な案内のみ。
それはまあいいとして。
そうして到着した「別のところ」は「うちはHotels.com(あるいはexpedia)とは提携してないからそっちから回されることはあり得ない」などとほざいてきます。
オーバーブッキングの上にノーブッキングが重なるというよく分からない事態。深夜までここのフロントとHotels.comのオペレーターといろいろわちゃわちゃしましたが、最終的に深夜2時ころに面倒になって別料金払って新たにあてがわれたホテルに泊まりました。
最後、無駄に疲れましたが、とりあえずセランゴール競馬場に行けたので満足な1日ではありました。競馬場よりホテルの方が疲れるってどないやねん、とは思うけど。
クアンタン / シンガポール国境へ
帰国の旅
旅行記TOP/旅打ち
ところで。これを書いている2024年7月時点で、セランゴール競馬場に関する旅打ち案内や旅行記などをさささっと検索した限りで、以下のものが見つかりました。この旅行記を書くにあたって記憶喚起等のために参考にさせていただいたものもあります。ここにリストアップする最大の目的は、のちのちいろんなサイトやサーバーが閉鎖されて悲しみつつインターネット老人会で思い出話を語ることにあったり、ほかの場所への旅打ち案内などを読んで楽しむためだったりしますが、とりあえず感謝と記録のために掲載しておきます。
マレーシアで競馬に行ってきた(ぷひさん)
RELIMWORLDさん
I have a dreamさん
そこに競馬があるから(荷桁さん)
グリーンファーム会報からの須田鷹雄さんのPDF
KL発飛日記(けんてーさん)
マレーシアってこんなところ〜!さん
ダリマナさん
中東・アジアの競馬場巡りを中心に(fzg9さん)
ラッキーハルトさんの4Travel
東京競馬場どっとこむさん
しどにぃさんの4Travel
おっさんマレーシア生活さんのVlog
yuppeさんのブログ
また、日本工業大学の荒川俊也教授がおそらく着任時に書かれた自己紹介文(PDF)に、スンガイベシ競馬場に行かれたことがある旨の記載があり、Googleさんが見つけてきてくれました。