兎に角周年

 2023年。我らが織田哲郎さんはめでたく40周年を迎えられました。40周年というのは多義語ですが、今回の40周年はソロデビュー40周年。つまり、Voicesから40年ということのようです。デビューシングルは曲調と曲の内容からなんとなくなかったことになっている2001年。2001年から既に22年が経過しております。この間、核戦争が起こることなくシェルターのお世話になることもなく無事40周年の2023年を迎えられたことを喜ばしく思うのであります。

 さて、その織田哲郎40周年ライブのつゆ払いを務めるのが30周年のJリーグ。ルヴァンカップ決勝です。もう結果が分かってるのでサクサク行きましょう。
 ちなみに、チケットですが、一応シーチケ組も抽選対象になっており、そのため私ももちろん抽選に応募。私は諸事情あってボッチのくせに2席持っているため、2席分抽選に申し込み、無事2席とも当選。というわけで、直前にFB経由でチケットをお譲りすることとなりました。買っていただいた方には感謝です。

 思い起こせば、私が初めて駒場のチケットを買うことが出来たのは、駒場でおこなわれた2003年ナビスコカップの準決勝清水戦でした。あのころはまだ紙吹雪もで、6−1の圧勝からの駒場のバックで紙吹雪を蒔いて、決勝で会いましょうとまわりの人に挨拶をしていたのでした。そして、まあ案の定私は決勝のチケットを買うことが出来ず、当時の私の行動力では駅前でチケット下さいとプラカード出すこともできず、国立の近くのスポーツバーで一人寂しく観戦し、優勝が決定したあと、雰囲気だけでも味わいに国立に乗り込んだのでした。
 その後、浦和は2016年に2度目のルヴァンカップ優勝を果たすわけですが、この年私は海外遠征中だったので参戦できず。
 つまり、このルヴァンカップは、私にとって初のルヴァンカップ決勝であり、過去参戦できなかった分の思いもこもった試合でした。着ていくユニは、当時のCOLTユニです。この頃のユニを着ている方は多く見かけました。

 私は指定の3階。国立は天皇杯決勝、町田ヴェルディに続いて3回目だったんじゃないかと思います。国立は1階よりも2階・3階がよいというのが経験則なのであります。

上級国民はこちらから 決戦、聖地国立 わちゃわちゃしております 会場案内
南側 インスタ映えスポット 列があったので並ぶ Eゲートへ 入場者プレゼント 3階へあがります

 ルヴァンカップということで、例によってお菓子を貰います。あれ、お菓子の外箱を撮ったはずなのに写真が残ってないぞ。貰ったものはお菓子と新聞的なもの。
 


 浦和のマッチデープログラムは例によって特別版500円。早川ニューヒーロー賞おめでとう。


 そんなわけで、12時前に場内に到着。1時間前の空気を動画撮影

11時50分頃到着です 笹井千織さんと水内猛さん
ルール説明がありました 賞金1億5000万円 ルヴァンカップ!
福岡のチアリーディングチーム。よく知らなかったんですが、クラファンやってたみたいですね

 で、スプリンクラーで水がまかれ、いよいよ選手がアップのために入場。だんだん場内のボルテージが高まってきます。アップ風景動画。さらに、西川がアップを終えて戻ります
 まずは審判団紹介。審判団紹介は選手紹介から独立しております。
 さらに、選手がひいてからの選手紹介

スプリンクラー 選手入場 アップ中 審判団とマッチコミッショナー紹介
選手紹介 準備万端です

 そして、選手入場。ここからは動画を撮る余裕はなくなります。写真も減ります。まあ、YouTubeにはしっかりと記録を残している方がおられるので、そちらを参考にすればよいですね。
 ちなみに、風の噂によると、ホームとバックのビジュアル用品配布は事前に禁止されていたようです。

福岡側。光の加減で分かりづらかったんですが、
2階が白、1階が黒になるコレオですね
浦和側
静かに待ちます
威風堂々
浦和のビジュアル
この角度からだと向かって右側が分からんですね
福岡側 選手整列 花火が出ました
国歌斉唱後のビジュアル 福岡側
さあ、戦いだ! 円陣 キックオフ

 そんな感じでキックオフ。浦和は……全体的に身体が重い。
 22-23のACL決勝に23-24のACL予選リーグ、リーグ戦、ルヴァンカップ。このあとに控えるのはクラブワールドカップ。天皇杯は早々に負けたものの、それ以外は負けられない戦いが続く、まさに地獄のシーズンを象徴するような、非常に苦しい雰囲気。
 そして、早々に福岡に決められます。紺野凄い。さらに、前半終了間際にも追加点を決められ、0−2で折り返し。出来れば0-1で終わらせたかったところにきつい失点でした。しかし!これで諦めるわけにはいかない!

後半開始

 後半、PKのピンチに、西川が見事PKストップ!これで雰囲気が変わります。そして、リンセンと明本が入ってからの後半22分、明本がゴール!1点返します。さらにその後、この日走り続けていた紺野がついに力尽きて交代。さあ攻めろ攻めろ。
 しかし、さすがに福岡も守りがかたく、また大久保のFKがなぜか誰にも全く合わないというよく分からない、とにかくみんな疲れて身体も頭も回ってないんだろうと思われるような事態もおこり、最後はFKの際に西川があがってくるも、決められずに試合終了。西川の上がりはこのあと神戸戦で物議を醸すことになるのであります。


公式結果はこちらから

JリーグYBCルヴァンカップ 決勝
2023年11月4日(土)13:12KO国立競技場
アビスパ福岡 浦和レッズ
2 2 前半 0 1
0 後半 1
8 SH 8
5 CK 4
12 FK 13
5' 前 寛之 67' 明本 考浩
45+4' 宮 大樹

 というわけで、アビスパの皆様、初の決勝進出で初優勝、おめでとうございます。正直、完敗でした。日程は日程として、この試合の勝者としてどちらがふさわしかったかといえば、福岡でしょう。

待機中 欧州組が何やら話しております
メダルの準備完了 審判団表彰 待機する浦和の選手達 審判団記念撮影
準優勝 キャプテン酒井 西川待機中
浦和側のメダル授与中です
野々村さんと 記念盾授与
賞金ボード むなしさの残る2人 続々と進みます 一同整列
交替 福岡にメダル授与 ルヴァンカップ 野々村氏から
これはなんのカップかな
1億5000万円
整列中 眺める浦和 おめでとうございます
キラキラが舞い降りる MVPは前
眺める観客と、浦和 セレモニーが終わり、
挨拶へと向かいます
城後おめでとう 長谷部監督
選手達がゴール裏へ 酒井お疲れ みなさんお疲れ様でした
お疲れ様でした 盛り上がる福岡側 退場する浦和の選手たち

 はい、というわけで、前座試合終了。撤収撤収。前座でなんでこんなに疲れたのかはさておき、こちらは長居無用です。
 てなわけで、どうやってギロッポンまで行くか。Google Mapさんによると、バスが出ているらしいので、バスに乗ります。試合後ですが、さすが鉄道駅に囲まれている国立というべきか、単にバスルートがマイナーなだけなのか、ほとんど混雑もありませんでした。

さらば国立 ここからバスに乗ります 向かいのホープ軒には既に行列

 疲労困憊ななか、本日のメインイベントである織田さんのライブまで2時間弱、開場までも1時間程度あります。ので、近くのマックで休息。
 ギロッポンにあるだけあって、ちょっとうるさめのマックでしたが、疲れてたので睡眠できました。疲れてたので、マックまわりの写真はありません。


 そんなわけで、5時40分ころ、会場に到着。
 家に帰らずにここに来てますので、私は上半身浦和のCOLTユニです。そんな私を見かけて、一人の女性から「テレビで見てた、残念でしたね」という趣旨のお言葉をかけていただきました。もちろん口語なのでこんなに堅っ苦しくありません。ただ、見てる人は見てるんだな、という気持ちと、世間から忌み嫌われる浦和サポに暖かくお声がけいただいたことは本当にありがたい限りでして、この方のお言葉で疲労がかなり吹っ飛びました。某Twitterでも全世界に向けて謝意を示しましたが、あらためてこの場をお借りして、お声がけいただいた方に感謝であります。自分もそんな感じに声かけできる大人になりたい。

本日のメインイベント お花 お布施としてパンフレット購入 お疲れ様でした

 では、例によってLIVE FANSに全面的に依拠したセットリスト。

1.SHINE THE LIGHT
2.君の笑顔を守りたい
3.背中には今もブルースが張りついたまま
4.TWO HEARTS
5.もう少しがんばってみよう
6.SEASON
7.SONG BIRD
8.CAFE BROKEN HEART
9.CANDLE IN THE RAIN
10.願い
11.愛を探して
12.いつまでも変わらぬ愛を
13.LIFE
14.Baby Rose
15.BOMBER GIRL
16.天啓 ver.3
17.FIRE OF LIFE
アンコール
1.青空
2.SOMEBODY TO LOVE
3.closing time

 はい、さすが40周年。40年間Somebody to Loveをやり続けた織田さんが、40年目にもSomebody to Loveです。最新アルバムが何年前かも忘れましたが、それよりもVoicesに入っているSomebody to Loveなのであります。
 これを書いてるのは2024年3月で、まだ半年しか経ってないんですが、そういえば新曲やったな、など、忘れてる部分が多いですね。
 じゃあ何を覚えているか、というと、まずは2曲目の君の笑顔を守りたい。織田さんのライブでこれを聞くのはいつ以来なのか、実は初めてと言われても納得できるレベルで記憶にないぞ。この曲、CM曲だと思うんですが、私がまだ音楽のことも織田さんのこともよく分かってない時期に耳に残っていた曲です。こんな曲を作れる織田さんは本当に凄いと思う曲です。
 他方でこちらは織田さんがよく歌うTwo Hearts。浦項遠征時に成田空港の南ウイングを使った際、この歌の歌詞の話を書きましたが、成田でこの曲がループした理由の1つが、ここでこの曲を聴いたからだな。
 そして、終盤の賑やかな盛り上がり曲の連発です。いやほんと、織田さんもう60代でしょ。見たところ、観客も私より年上に見える人の方が多かったすよ。それでここまでやりますか。
 で、こちとら浦和のユニを着てここにやってきてるのです。拍手は頭の上です。周りを見てるとそんなことやってる人いませんでしたが、こちとら浦和の看板背負ってるんだから必死です。そこに必死になるのがライブなのか、と言われると違う気はするけど、それでも最後まで戦います。ライブは戦う場所なのかと言われると違うと断言できるけど、そういう問題ではないのでありますよ。

 てなわけで、前哨戦の精神的な疲れを、本番の織田ライブで燃えさせることができました。ライブ前にお声がけしていただいた方も含め、本当にありがとうございました。40周年らしい、素晴らしいライブでした。



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