ハンノコンコン

11.半田駅・半田市鉄道資料館

 半田駅に到着です。順調順調。
 この半田駅の跨線橋は、Wikipediaによると、建築当時から同じ場所にある現役跨線橋としては日本最古とのことです。
 という知識だけで乗り込んだのですが、あれれ。跨線橋は見るからに令和産です。このときはこれで流したんですが、今回あらためて検索してみたところ、どうやら2021年6月に現役を引退したようです。そういうことか。いかにも令和産に見えるこの跨線橋が実は日本最古だった、というオチになって無くてよかったよかった。
 そういえば、名所案内の掲示板、ある駅と無い駅とがありますが、どういう基準で設置してるのでしょうか。基本的にはJRの費用負担で設置してるんですよね?

駅名表示 名所案内 半田駅ホーム 改札
跨線橋が見るからに令和産なので心配になっていた図 電車の状況 観光ガイドマップ

 さて、駅を出てふと見ると、半田市鉄道資料館があいていました。事前調査(電車の中でGoogle Mapさんを見ただけ)によると、この鉄道資料館は不定期に開いているような印象でした。開いているとはこれ幸い。せっかくなので、覗かせていただきました。
 正直、鉄道には詳しくないので、ここに展示されているものの価値はよく分かっておりません。とりあえず中にあるものの写真を撮ってオシマイ、という感じであります。

外観 本日通常開館 中の様子 SL1世紀号
武豊線関連
武豊線踏切設備図 亀崎駅小荷物軽量ばかり 1号機関車 汽車by新美南吉

 外に出ると、跨線橋と同時期に出来たとされる油庫。オランダ積みレンガです。
 レンガの積み方については、以前富岡製糸場に行ったときにちょっと勉強した記憶があります。レンガの積み方、であらためて検索したところ、でてきたこちらのブログと、そこから参照されている吉田工業所さんのページがいずれも素晴らしい出来でした。勉強になります。


 そして、C11265蒸気機関車。鉄道資料館内にもちょっと資料がありましたね。
 これは運転台に入れたので、おっさんが恥も外聞も無く入ってみました。こういう、よく分からない機械構造とパイプらや機器やらが並ぶ姿は、意味が分からなさすぎて大好きです。機関士さんはこれの役割を理解してるんだから凄い。

C11265蒸気機関車 接近 正面から 後ろから
国鉄の看板 乗り込みます 乗って奥側 手前側
速度計 圧力計 大府武豊間の時刻表

12.紺屋海道・摂取院

 では、歩いて行きます。目的地は半田赤レンガ建物。ここで自転車を借りるのです。
 半田赤レンガ建物自体の最寄り駅は名鉄住吉町のようですが、いちいち名鉄に乗るよりも歩いた方がいいでしょう。

踏切を渡ります 跨線橋をアップで
(まだこれが噂の跨線橋だと
信じております)
踏切と、その脇にある味のあるタバコ+宝くじの店 タバコ+宝くじとは、
利権の塊という感じですね
塩の専売までは
やってなさそうです

 ちょっと進むと津島神社。とりあえず旅の無事を祈願してお参り。
 鳥居はもちろん道路側を向いているのですが、その方向は金網で遮られており、鳥居をくぐろうと思うと一旦脇から入って鳥居側に戻ることになります。色々な歴史的地権的背景を感じますね。

津島神社 鳥居とフェンスの位置関係が
なかなか独特です
おまいり

 それから、紺屋海道へ。もちろん、「紺屋海道」というのは今回の旅行で初めて知りました。そして、街道でなく「海道」であることには、これを書いていて気付きました。なんでこんなことに現地で気付かなかったんだろうか。
 当時の海岸線がどこなのか、ちょっとよく分からないですが、海が近かったのでしょうね。

紺屋海道の案内 紺屋海道 南吉も歩いた道 周辺観光案内 進みます

 先ほどタバコと宝くじをみて塩の専売に思いをはせましたが、ここで塩の専売の看板を発見。歴史ある町という感じがしていいですね。
 現役で商売をしているようには見えないながらも、出ているのれんには現役感があります。


 さらに進みます。地蔵堂広場という名前の広場がありました。かつては地蔵堂があったようですが、今はなくなっているようです。

さらに進む 地蔵堂広場 山車倉庫

 続いて、摂取院。こちらはとりあえずお参りしただけで終了。先代のお地蔵さんは抱いてはいけないようなので、おそらく当代のお地蔵さんは抱いてあげることでなにか御利益があるのだと思われます。


13.龍台院

 ここで紺屋海道から外れて龍台院。ちょっと面白そうなので寄ってみました。
 こちらも知多四国霊場に属する寺院の1つ。

桜が出迎える龍台院 本堂 伊勢湾台風の被害者追悼

 本堂はいたって落ち着いた雰囲気で、パッと見ると普通の葬式仏教寺院という感じです。
 が、ふと脇を見ると、弘法堂に観音堂。ここには、まさに様々な方が現在進行形で祈念し信仰している様がよく出ておりました。
 なお、ここ龍台院については珍寺大道場さんにて、観音堂に無数のビニール紐がぶら下がっている様子が紹介されておりました。このビニール紐、今回行った限りでは、若干残ってはいるものの、紹介されているようなインパクトのある感じではありませんでした。時期的なものなのか、それともなにか別の要因があるのか、私には分かりません。

弘法堂 手足弘法 布きれはなくなってました 大正時代の奉納品
ここにビニールと5円玉 その脇に千羽鶴と
ビニール紐と五円玉
さらに千羽鶴 観音堂へ
大量の仏像 千羽鶴 1000回巡礼祈念

 もうちょっと歩くと、いよいよ赤レンガ倉庫が見えてきます。

山善。地元で有名な
まぐろ屋さんらしい
秋葉神社

14.半田赤レンガ建物

 そんなこんなで、ようやく赤レンガ建物に到着です。てっきり赤レンガ倉庫かと思ったら、赤レンガ建物という名称でした。英語だと"○○Building"というのは多く見ますが、日本語で「○○建物」っていうのは会社名以外だとあまり見ませんね。
 ここは道路から一段下がった場所に建物があってちょっとびっくりしました。なお、私は下戸なので、カブトビールをアピールされても全く心に響かないのでありました……。
 ゆっくり建物内を見学していきたいところですが、時間も無いので自転車を借りて外に出ます。

歩道橋を渡ったら赤レンガ建物 歩道橋から見た図 道路から一段下がった場所にあります カブトビールアピール
赤レンガ建物 柱頭 ハーフティンバー棟とトロッコの軌道
登録有形文化財
近代化産業遺産などなど
寄付者
前澤さんはこんなところにも
3つの意義と建物の概要 カブトビールのポスター 南吉の黄ごん芋

 自転車という文明の利器を手に入れたので、いよいよ新美南吉の生家へと向かいます。


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