日本と戸田に投票 2024

 モーニング娘。のザ☆ピースの歌詞、「選挙の日って ウチじゃなぜか投票行って 外食するんだ」。選挙シーズンになると、この曲を知る世代、2024年時点ではアラフォーからアラフィフ世代がこの曲を使ったつぶやきをし出します。おっさんというのは性懲りもなく過去の思い出に浸る生物なのであります。
 そんなわけで、私は選挙の日は投票に行った神保町に行って本を買い、その後戸田に行ってさらに投票活動をおこなったのでした。1日複数回投票するとは、選挙管理委員会から表彰して欲しいところです。

 そんなわけで、我らが岸田総理が辞任したあとの衆議院選挙でありました。

当たってもお金にならない投票


 神保町は毎年恒例のブックフェスティバル。前年はハノイ遠征があったので行けませんでしたが、今年は2年ぶりの参戦となります。ここでは毎度有斐閣弘文堂筑摩書房祥伝社中央経済社商事法務日本加除出版といったあたりを物色します。今年は加除出版に多くのお布施を払い、弘文堂はスルー。加除出版はなにがしかダブってるんじゃないかと危惧してましたが(まあ本のダブりは昔から繰り返してます)、なんとかセーフでした。

パンフ 神保町フェスティバルのパンフ
盛り上がるブックフェスティバル

 で、岩波書店は岩波書店らしく値引きなんかはしないのですが、3冊以上買ったら新書のブックカバーをもらえるとのことでした。それにあっさりと引っかかり、しかも3冊だとさもしい感じがしたので文庫本4冊購入。
 この日買った合計冊数は数えていませんが、おそらく15〜20冊程度。重量にしたら何キロなのでしょうかね。とにかく、背中の鞄と袋2つに本が詰まった状態で行動する羽目になったのでした。

ブックカバー 本はリュック+袋2つ

 負担重量が増大したなかで向かう先は戸田競艇場。
 この日は府中で天皇賞、馬事公苑では全日本パラ馬術大会が開催されていたようです。ですが、ここはやっぱりダービーでしょう、ということでありました。戸田競艇場に行くのはいったいいつ以来か、自分でもよく分かってませんが、おそらくは私が本郷に住んでいたとき以来です。当時は高島平から無料バスが出ていたので、三田線で高島平に出て、そこからバスで戸田に出ていました。高島平のバスは2023年1月に廃止されたようですが、SGの日くらいは運行してほしいですよねえ。

 で、それじゃあ戸田公園駅を使うのは一体いつ以来かというと、自分の記憶が正しければ自分が初めて戸田に行ったとき以来です。それがいつなのかは全く記憶にありません。自分の日記内を検索してたところ、2004年9月に行っているのは確認されました。選手紹介も見に行っていたようです。確かに戸田で選手紹介を見た記憶はありますが、これって初めて戸田に行ったときだったっけかなあ。日記を見ると、帰りは川口便に乗って浦和でレッドボルテージに行ったようです。川口便もレッドボルテージももはやありません。20年経てば色々変わりますね。

 そんなわけで、戸田公園駅。こちとら、重くて邪魔な本をロッカーにぶち込みたかったのですが……SG開催日だからかなんなのか、ロッカーは全て埋まっておりました。うげぇ、こんな重いものを持って競艇場に行くのか。
 そして、競艇場行きのバス乗り場が分からずにちょっと迷いました。身軽ならいくら迷っても困らないんですが、負担重量が酷いのに迷いたくないですな。まったくもう。

コインロッカー満杯 ボート口 こちらはオリンピックの方のボートです ここには案内があり、
出走表もゲットできます
迷ってたら聖火台レプリカを発見
1964聖火台のレプリカを、2020聖火通過を記念して作ったようです
バス乗り場発見
見慣れた国際興業バスです

 そんなわけで、久々の戸田競艇場。
 毎度おなじみ、橋からの眺めです。懐かしい。そして素晴らしい。

橋へ 橋の上には多くの人が 橋からスタンドと水面方向

 8レースのスタート展示が始まりました。そのまま展示航走を眺めます。


 そして、場内に入ります。前回来たときはコンビニは無かったんじゃなかろうか。記録を残してないので分からない。
 まあそんなわけで、建物内へ。ぱっと気になるのが入場改札の手前にある公衆電話。今時の公衆電話はコンパクトで白いのか。

入ります 文字が薄くなった
公衆電話案内
令和の公衆電話は白いのであります

 入場料は100円でした。とりあえず出走表やパンフをゲット。

出走表
開催案内

 開放的な1マーク観戦席はさすがSGの最終日だけあって、満席状態。とりあえず重い荷物をどこかに置きたくて仕方がないので、2マークまで向かいます。
 そこで気になったのが、大宮アルディージャとのコラボ広告。FC東京と京王閣競輪については知ってましたが、大宮は戸田とくっついていたのか。戸田と言ったら宇賀神友弥じゃないのか。

ハロウィンですね 1マークあたり 戸田競艇と大宮アルディージャのコラボ 誰がこの宣伝文句を考えたのだろう

 人混みをかき分けながら、2マークまわりに到着。ダービー最終日ながら、このあたりの座席は空いてました。座席に荷物を置いてほっと一息。

 さて、久々の戸田ですが、既に8レース発売中の時間であり、しかも中は非常に混んでます。のんびり場内探索したいところですが、そうもいきません。ただ、1つ非常に懐かしかったのがコンコース内にあるコーヒースタンド。これは覚えてるぞ。
 そして、戸田といえば充実したフードコートと鶏ももです。この混雑具合ではなにも期待できませんが、とりあえず見学には行ってみました。

 まずビックリしたのが、フードコートに空き店舗がないこと。昨今の入場者減少の波をどのようにかいくぐっているのか、よほど家賃が安いのか何なのか分かりませんが、どうやってみんなして生き延びているのでしょうか。衝撃です。
 そして、肝心の鶏もも。混雑の中ぱっと眺めた限りでは見つからず。あれれ。売り切れたかな。

フードコート入り口
欠けている店がない!!
フードコートの横にあるワールドII
このご時世、「競艇」の文字が幟にデカデカと表示されています
まだ残ってた
コーヒースタンド

 さて、食糧事情は把握したとして(全く食事にありつけてないのだけど)、とりあえずSGは外で見たいぞ。というわけで、下に降ります。1階に降りる階段がなかなか見つからなかったのはご愛敬。
 あと、生まれてこの方戸田競艇場の西側の入場口を意識したことがなかった気がする。というか、戸田で見るときはどこで見たたのだろうか。過去の自分の写真を見ても、橋の上から撮った写真ばっかり出てくるぞ。

3階の奥で公開収録してました イベントステージ
矢吹奈子さんという方がゲストでした
浦島すぎてどういうお方なのか全く分かりません
撮影してもいいのか不安になったけど、
禁止サインが目に入らなかったので撮ってしまった
2階にいた招き猫
場内案内図

 さて、無事1階に降りられまして、外で観戦。
 考えてみたら、競艇場で生観戦するのはかなり久しぶり。SGとなると、一体いつ以来か全く思い出せません。直近は多分前年の福岡。コロナ禍になってからは多摩川や住之江、三国に行った記憶はありますが、SGどころかG1でもなかった。
 そして、その結果、SGの観戦スタイルが大きく変化していることを知ったのでした。まさか他競技ばりにタオルマフラーを掲げるファンが増えているとは。ここはサッカー場か。
 いつぞやの平和島かどこかのSGで、入場時にバンダナが配布されて「みんなで振りましょう」的なことをやって大滑りしていたのを思い出しました。観戦文化というのはこうも変わるものなのだなあ。素晴らしいことであります。
 なお、ここで「タオマフなんて選手から見えないだろ」というのはもちろん野暮。なんなら、競輪ならともかく、競艇ではヤジだって本人に届いてないのであります。
 そして、届かないヤジのなかでも多かったのが浜田への声援。さすが、SGに乗り込んできた地元女子だけのことはありますね。中澤への声は案外少なかった気がします。

1階の様子
まだまだリアル舟券を買う人も多いですね
9レース時の混雑の様子 9レース発走前 タオマフを掲げます

9R ウインビー選抜 1800m
ボートレーサー レースタイム
1 4364 池永   太 1'49"6
2 4546 浜田 亜理沙 1'49"7
5 5121 定松  勇樹 1'51"7
6 3952 中澤  和志 1'53"7
3 4831 羽野  直也
4 4719 上條  暢嵩

 というわけで、あとはポツポツ舟券を買いながらレースを見るだけです。
 久々に競艇をやるとネット投票の認証番号が分からなくなってテンパります。加入者番号は暗記できてるんですが、認証番号は画面上表示されないこともあって全く覚えられません。

 茅原と自分の舟券の相性がまったく改善されてない気がするのは気のせいだろうか。

10R 特別選抜戦   1800m
1 4504 前田  将太 1'48"6
5 4418 茅原  悠紀 1'49"7
3 4371 西山  貴浩 1'51"7
2 4503 上野 真之介 1'52"8
4 4500 山田  康二
6 3960 菊地  孝平



 10レースは3階席からまったり眺めましたが、やはりSGたるもの熱気を感じながら観戦しないと面白くありません。というわけで、再び1階におります。荷物が邪魔だ。
 11レースは松井、浜野谷、白井と3000番台の選手がたくさんいておじさんも嬉しいです。さあ行け浜野谷。

11R 特別選抜戦   1800m
2 3415 松井   繁 1'48"2
1 4337 平本  真之 1'50"2
4 4736 高倉  和士 1'51"3
6 4445 宮地  元輝 1'52"8
5 3897 白井  英治
3 3590 濱野谷 憲吾

……勝ったのは大阪のおじさんでした。まだがんばるのか、松井。まだ王者と呼ばれてるんでしょうか。
 なお、写真撮ったり動画撮ったりと我ながらなにしに行ってるのか分からなくなってますが、11レースも雰囲気を記録に残してみました。動画撮ってたので写真はなし。


 そして、12レースの展示。スタート展示も記録に残してみました。周回展示中、峰だけ写真撮れなかった。


 さて、舟券ですが、なんぼ戸田のインといっても峰だしな、という思いと、それでも戸田の桐生を応援したいという気持ちとが交錯した結果、峰の頭と桐生の頭で適度に買い散らかしました。

発売開始 枠番別成績 30分待ちます いよいよ2分前 混んできました 橋の上にも大勢の観客

 さあ優勝戦です!!スタート展示の際には峰への声が多かった印象でしたが、レース前になると桐生への声が増えました。
 そして、さすが冬場のSG決勝。暗くなってきて、私の写真の腕では限界一杯です。この暗くなってきた決勝の雰囲気、個人的には大好きです。


3週目2マーク

12R 優勝戦     1800m スタート情報
3 4444 桐生  順平 1'48"8 1.13
5 4573 佐藤   翼 1'49"6 2.14
2 4238 毒島   誠 1'51"0 3.16 まくり
1 4320 峰   竜太 1'52"0 4.12
4 4851 関   浩哉 5.17
6 4262 馬場  貴也 6.20




 にわかすぎて佐藤が埼玉だということがあたまから完全に抜け落ちており(なんのための出走表だ)、佐藤は思いっきり抜けました。ハズレ。
 でも、地元桐生が峰を思いっきりマクって優勝するという素晴らしい瞬間に立ち会えた(1周1マークは私の立ち位置からは生では見えないので「見えた」と書けないのが辛い)のでよかったです。

 で、しばらく待って桐生の優勝パレード。この雰囲気も記録に撮ってみましたが、分かりづらかった。


 そんなわけで、全日本選手権競走は地元桐生の優勝という素晴らしい結果に終わったのでした。

 このあとは大荷物を抱えながら歩いて15〜20分程度のところにあるスーパー銭湯、彩香の湯へと向かいます。おそらく、人生で初めて戸田の西ゲートを使ったはずです。
 人生で初めて西ゲートを使った結果、西側の橋から競艇場を眺めることが出来ました。この橋、Googleさんだと笹目川を超えるぶぶんが富士見大橋と名付けられていて、笹目川から戸田公園に水を流す運河部分を超える橋の名前が分かりませんでした。交差点名は富士見橋なので、この部分も富士見大橋の一部ということなのでしょうか。
 いっそ、富士見橋ではなく船見橋と名付けてもいいように思います。私が戸田市長に立候補した暁にはこれを公約にしよう。

ご来場ありがとうございました 出待ちの皆様 帰り道 振り返る
橋からの眺め。レースを見るにはちょっと遠い

 そして、彩香の湯。不安だったのが、本の入った袋2つがここのロッカーに入るか、ということ。本と銭湯というのは水と油な関係でして、なるべくロッカーに入れて湿気から遠ざけたかった。
 無事、ロッカーに押し込むことが出来たので事なきを得ました。
 そして、ここからは高島平に向かってバスが出ているのでした。いっそ、戸田競艇発彩香の湯経由高島平行きで臨時バス走らせてくれないでしょうか。私が戸田市長選に立候補した暁にはこれも公約に入れよう。


 到着した時間はどうも一番混んでいる時間帯だったようですが、それでもちゃんと大きなお風呂には入れて良かったです。おつかれさまでした。
 帰りには雨が降ってきており、無料バスがあって助かりました。雨と本というのは、銭湯と本以上に相性が悪いのであります。


RB戸田


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