St Davids旅行記

 さらにバスで西へと進みます。当時のメモによると、7.5ポンドでバスの1日券をゲットしておりました。さらに、当時のメモによると、

- haverfordwestでも「このバス停でさっきのチケット見せろ」と教えてくれ、いい運ちゃんでした。さんくす!

とありました。なんかよく分からないけれど、ありがとうございました。

 当時の写真から、自分の行動を振り返ることにします。


……バスに乗っていることしか分からない、酷い写真しか残っておりませんでした。イギリスっぽい、雨の中の寒々しい景色と、ぬくぬくとしたバス車内、という以上の情報がありません。
 今(2022年12月)Google Mapで移動経路を検索したところ、”horsefair”という場所でのバス乗換を指示されたのですが、この私が”horsefair”という、いかにも馬の売買をしていたっぽい地名に無反応というのはちょっと考えがたいところで、多分当時の経路はこれではないですね。というか、さすがに上のメモに残されていたhaverfordwestという場所で乗り換えたのだと思います。
 気分は「点と線」の刑事さんですが……時間をいじっていたら、出てきました。
 Haverfordwestのリバーサイドショッピングセンターにバスターミナル的なものがあるので、多分そこで乗り換えてるな。

 というわけで、結局写真はなんの参考にもなりませんでしたね。

 では、気を取り直してSt Davidsです。写真のタイムスタンプを見る限り、2時間弱で到達してます。
 そもそもなぜここに行こうと思ったのかも思い出せないレベルなんですが、おそらくCADWのサイトでも見ていて、ウェールズで一番西の場所だから、的な感覚だったんではないかと思います。ウェールズの最西端(「端」というほどではないのだけど)ということで、有名な場所のようです。


1 St Davids街歩き

 では、バスを降りて街歩き。
 当時のメモによると、

- やや到着バス停勘違いして迷うが、バークレーのおかげで復帰

とあるので、例によって適当に街歩きをしていたようです。
 そして、適当に散策したために、今のGoogle Map上でどこにいたのか悩むことになりました。それもそのはず、現在Barclays銀行は閉鎖されており、Haverfordwestが最寄り店舗となっているのであります。

St Davidsの地図 City Hall High Streetからの眺め
奥のBarclaysはもうありません
三叉路 14世紀のSt Davids City Cross
方向案内 進みます Presbyterian Church of Wales
長老派教会、という意味だそうです
見えてきました

2 St Davids

 さて、ここで一人黙々と復習。St Davidsとは誰なのか。
 こういうときはとりあえずWikipedia。ウェールズの守護聖人で、ウェールズ出身。そして、ここSt Davidsで亡くなったとのことです。もちろん、偶然同名の街で亡くなったのではなく、St Davidsが亡くなった街がSt Davidsと名付けられたのであります。6世紀を生きた方で、命日である3月1日はウェールズの祝日となっている、まさにウェールズを代表する聖人偉人であります。
 ネットを検索していると、「セント・デイヴィッズへの2回の巡礼はローマへの巡礼に、3回の巡礼はエルサレムへのそれに等しい」と教皇カリクストゥスが言ったという説が流れておりました。教皇が言うんだから、間違いないのでしょう。少なくとも、四国のお砂踏霊場とか、摩尼車なんかよりは御利益ありそうです。

 参考になるサイトとしては、永田喜文さんのページがヒットしました。ウェールズ全般について触れておられるサイトなので、これまで訪れたCaerphillyやCardiffの記述がないか、あとで見てみよう。
 → http://www.cymru2008.com/dewi_sant_or_st_david.html
 また、ひろのちかこさんという方のブログもヒットしました。
 → https://walesbanzai.jimdofree.com/%E4%BA%BA%E7%89%A9/%E8%81%96%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%89/


3 Porth-y-Tŵr &セントデイヴィッド大聖堂外観

 それでは、構内に入っていきます。
 Gatehouse的な石造りの建物、Google Mapでは“Porth-Y-Twr”となっていました。いかにもWelshなスペリングなんですが、Wikipedia上は英語のものがヒットしました。英語のWikipediaなんですが、”w”の上に”^”がついていて、英語じゃないだろ感がありますね。英語だと、ストレートに”Tower Gate”となるようで、それをウェルシュにして固有名詞化したものがこれになります。
 それよりも。まさかの日本語Wikipedia(ポルス・ア・トゥル)があります。マニアックな固有名詞に英語と日本語のWikipediaだけなんて、Ascotで見た光景じゃないか。もしかしてポルス・ア・トゥルという馬もどこかにいるのか。
 私としては、まさか固有名詞がついているような城門だとは夢にも思ってませんでしたので、よく分からない(雨に降られてテンションが落ちてる)写真しか残されておりません。

城門に接近 ポルス・ア・トゥル St Davids Cathedral案内

 ポルス・ア・トゥルを抜けると、下り坂(階段)になり、右手にセントデイヴィッド大聖堂が見えてきます。
 どうも、ノルマン人の攻撃を避けるため、目立たないように谷間に聖堂をつくった、という歴史的な背景があるようです。中国本土からの攻撃を避けるために谷間につくった台湾の故宮博物院を思い出すエピソードであります。

右手に大聖堂 正面には墓地
緑が多いと
墓地墓地した暗い空気が
なくなりますね
右手下方に大聖堂 正面方向には主教宮殿 Cathedralを見上げる
解説 Serviceの予定表 主教宮殿へ近づく 売店 アラン川

 Cathedralも気になりますが、外が明るいうちに野外の主教宮殿に行くことにします。
 とりあえず、大聖堂のパンフレット。英語とウェールズ語です。


4 St Davids Bishops Palace(主教宮殿)

 主教宮殿に到着しました。
 ここのパンフレットとガイドブックも手に入れております。今回のガイドブックも、主教宮殿の歴史と、今の主教宮殿の案内の順番で流れていきます。いい加減丸パクリはよくないと思いつつ、ここに載せないとせっかく買ったのに一生見ることが無いことはほぼ確実なので色々悩ましい部分があります。


 そうこうしているうちに、主教宮殿に接近です。

接近していきます Gatehouse 営業案内

4.1 Courtyard

 それでは、中に入ります。
 Gatehouseから中に入ると、まずはCourtyard。緑色の芝が美しい。
 ガイドブックのGround Planでは右下が北なので、頭の悪い私は自分がどの方角にいるのか混乱します。

Courtyardの東隅から、南~西~北方向 Courtyardの北隅から、東~南~西方向 少し進みます

4.2 West Range

 まずはWest Rangeの中に入ります。ガイドブックによると、かつては1階建てだったようですが、14世紀に2階建てになったようです。
 中はかまぼこ状の湾曲した屋根で、また屋根が低いのでちょっと閉塞感があります。1人だからいいですが、ここに多数の人が入るとかなりむさ苦しく感じるのではないかと思います。

中に入ります 中は天井が低く、ちょっと息苦しい

 そして、階段から2階を覗きます。

正面を見る 階段から2階を見る
低めの所に穴が空いてますが、棚か何かが設置されてたのでしょうかね?

4.3 South Range

 続いて、South Range。まずは階段を上ってそのまま進むとGreat Chapel。
 Great Chapelにはチャペル感は無く、「壁の高い小部屋」という感じです。

解説 Great Chapel 窓からの眺め Great Hallの壁面
East Range方向。復元図おセットで 解説 Gatehouse方向

 続いて、Great HallとGreat Chamber。さっきから、何でもかんでも”Great”とつけてますね。
 かつてはGreat HallとGreat Chamberの間に壁があったようですが、今は壁が無くなっていて礎石のみになっております。

解説 Great ChamberからGreat Hall方向 解説 Great HallからGreat Chamber方向

 Great Hallの正面、昔はガラスがはめられていたであろう円形の枠が、そこの部分だけリアルです。
 そして、そのあとに私のカメラに残されていたのは簡単な通路。写真から振り返って、どんな構造だったかちょっと思い出せません。困ったもんです。

ぐるりと見回す 奥へ

 さて、あらためてGreat Hallから、隅っこの螺旋階段を降りていきます。
 そして、ここでまた写真が迷子。てっきり、East Rangeの地下に入ったんじゃないかと思ってたんですが、どうも違うっぽい。おそらく、Great Hall/Great Chamberの下じゃなかろうか。


左右には螺旋階段 左側を真っ直ぐに見る 螺旋階段を降ります 地下に到着

 この地下には、内部のジオラマがあったりします。ただ、部屋が狭いので、なかなか上手く全体像を写真に残せず。行ってから7年後に旅行記を書く奴はここで困り果ててしまうのでした。

螺旋階段と、外への出口 ジオラマ
さっきまでいたGreat ChamberとGreat Hall
Passage Kitchen Bishop's Hall Solar
South Range~Passage~Kitchen~Bishop's Hall~The Solar 解説はこんな感じ Let the Feast Begin!

 全体的に部屋が狭い。そして、ただでさえ屋根が高くないのにカーブを描いた天井なので、圧迫感があります。当時の自分のメモに
- 全体的に屋根が低く、丸い
- マヤを思い出すな
とありました。どうやら私はメキシコのマヤ遺跡を思い出していたようです。

狭く暗い1階部分。そのまま撮って明るさいじってみたり、フラッシュ焚いてみたり 1階部分は倉庫として使われており、
使用人の住居となっていた可能性もあるとのこと
こんな感じの部屋です
使用人は男性が
大半だったとのこと
使用人が働いている絵 食物の貯蔵について Housekeeping Shopping List Bishopの居住地 Bishop's tenantの義務

 外に出ました。
 とりあえず、自分の習性として、こういうときにはぐるっと写真を撮ります。この写真の位置、そして先ほどの使用人が働いている絵、この2つから、さっきまで居た場所はGreat Hallの地下だと分かりますね


4.4 East Range

 そして、最後、East Rangeへと向かいます。
 接近しつつ撮った写真が↓になります。
 

 続いての写真群も完全に行方不明なのですが、消去法的にPorchであると思われます。
 なにがどう消去法かというと、自分がこの目立つ階段を上らないことはあり得ない、のに、登った後の写真がのこされていない、ということであります。あと、窓にそれっぽいヒントがある。
 もはや、主教宮殿を見に行った記録なのか、自分の写真を探る記録なのか、訳が分かりません。

 で、この部分こそ、Kitchenの下にある食料貯蔵庫感があります。


 そして、あらためて下に降りて、ぐるりと写真を撮ったようです。


 そして、さっき撮った廊下の反対側に出ていますね。ううむ、イマイチ構造がわからんぞ。
 そこから、Kitchenに入ります。


 続いて、Bishop's Hall。主教さんの公的な仕事場のようです。日本の本丸御殿なんかにも面会の用の大広間がありますが、それの主教宮殿バージョンという感じでしょうかね。


 そして、向かって右奥の出口から、右手に進むとEast Wingです。こちらは壁が低いので開放感がありますが、それは今の時代にそうなってしまっただけかもしれません。
 Bishopのparlourあるいはbedchamberだったと推測されているようですが、客間的意味のparlourと、私的空間のbedchamberとでは意味が違いすぎませんかね。bedにお客さん招いて何か楽しいことをやってた可能性もありますが。

部屋の隅っこから移動できるスタイルです 解説 East Wing内部 隅っこが繋がってます

 続いて、Solarです。Solarを検索しても、ひたすら太陽太陽うるさいのですが、Bishop's private sitting roomと書かれていたりします。小さい応接室的な場所だったのでしょうかね。

解説 Solar内部。狭いので写真に苦労しております 外を覗く
SolarからCathedralを見る 通路 外に出ます 1階部分だと思われます(どこから入ったか不明) 下に降りてぐるっと

 そんなわけで、Bishops Palaceの見学終了です。続いてCathedralへ。

5 St Davids Cathedral

 さあ、いよいよCathedral!
 ……と思ったら入口に不穏な案内が……。
 なんと、コンサート開催中につき閉鎖!


 そんなわけで、Wales最西端のCathedralを目的にここまでやってきたのに、あっさりとふられました。ぐすん。

6 Welsh Cawl

 さて、当時の私のメモによると、
- セントデイビッズって、ブックメーカーないのかな
というコメントが残されております。どうやら、St Davidsの名に由来のある聖なる街には、ブックメーカーなどという汚らわしいものはないようですね。

 寒いので、空いているレストランに入ります。ようやく昼食です。
 ここでは、Traditional Welsh Cawlなるものを注文。スープコーナーにあったので、どんなもんかと思いましたが、シチュー的なものでした。寒い冬にはありがたいですね。残念ながら写真からは味が分からないので、当時の私のメモを。

- welsh cawlなるものを。シチューです。イギリスにしては出汁がとれている。これは旨い。
- ウェルシュチーズはなにがなんだか。馬鹿舌にはわからん

というわけで、Welsh Cawlは見た目通りのおいしさ、Welsh Cheddar(そもそもチェダーはイングランドなのではないかという気がするのだが)は普通のチーズだったようです。

お店 店内 Welsh CawlとWelsh Cheddar。6.95ポンド。約1200円ですね

 温かい店の中に長居したいところではあったのですが、あまり長居するのも悪いので、そこそこまったりしたあたりで店を出ます。あとは、バスを待つのみです。
 当時のメモによると、

- 1610バスはやはりなく、1725まで一時間待つ
- 奥で風雨をしのげるのがなにより
- 夜の街のライトアップを撮ればよかったと今にして思うが、雨も降ってたしな

とあったので、どうも16時10分のバスがあるかどうかよく分かっていなかったようです。なぜそういうことになったのかは全く記憶にありませんが、おそらくはGoogle Map上の表示と現地表示がずれていて、どっちが正しいか分からなかった、という程度のことじゃないかと思います。


バス停 夜になってライトアップが綺麗になりました キップ

 そして、バスでHaverfordwestへ。
 ここでも長時間電車待ちしたようです。写真のタイムスタンプ上は18時過ぎにHaverfordwestに到着し、そこでヒマをしていたのが分かります。最後のCardiffの写真は22時台でした。
 当時のメモより。

- haverfordwestへ。ウェールズ語だとウエスト無いだろ
- 駅周りなんもなし
- トイレも待合いも閉まってる
- こんな駅がなぜ表彰されるのか
- そこまで寒くないのが救い
- pls do not leave your luggage unatendedのアナウンスタイミングがたちしょんとかぶって死にかける

というわけで、トイレ(と待合室)が閉まってたので立ち小便をしようとしたところ、手荷物を放置するなと言う自動アナウンスが流れて、立ち小便禁止のアナウンスだと思って(どこかで見られてるのだと思って)びびった姿が浮かびますね。これ、男性だから立ち小便で笑ってられますが、女性がウェールズ旅行するとなるとかなり大変だよなあ。

Haverfordwest
Welshだと”west”成分が見当たりません
Haverfordwest駅構内
anglo irish best station award
Best Stationを名乗るなら
トイレ解放して下さい
ヒマなので外に出てみた Cardiffに戻ってきました コンビニ

 というわけで、ウェールズ旅行3日目も終了です。おやすみなさい。

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