TIPSTARドームにいどーむ

到着

 ショートカットできる道を飛ばしてしまったので、公園の北側をぐるぐるとまわって、ようやく到着であります。

外観。工事のフェンスの隙間から取ったから曲がってたりします ポスター

 もうちょっと入口への案内が出てるとありがたかったですが、入口への案内を出したところで案内を読む人がいないのだから案内を出さないのも合理的といえるかもしれません。

正面外観 入口 注意書き ちょっと引いたところから

 そんなわけで、入場。ダンサーのお出迎えもありました。この日の入場料は半額になって1000円。競輪場で特観席に座ると思えば、まあそんな値段でしょうか。
 入場時に、ハリセンとペンライト、そしてチラシを貰います。出走表などという気の利いたものはありません。レースの出走メンバーを確認したいならば、現地の電光掲示板かお手持ちのスマートフォンを見るしか無いのであります。

予約案内 ハリセン 今日の案内

とりあえず内部探索

 そんなこんなで、とりあえず自分の座席へと向かいます。さすがにとても綺麗な競技場です。あらためてロンドンのLee Valley Velodromeに行ったときの写真や伊豆ベロドロームに行ったときの写真なんかを見返しましたが、客入りの有無はさておくとして、場内はさすがに洗練されていて綺麗ですし、椅子も伊豆と違って新国立と同じ色をバラバラにして空席を隠す方式で、全体的に高級感があってよい感じです。また、競輪場にありがちな金網やアクリル板もないので、臨場感があるのも良いですね。
 という具合に、非常に映える競技場であります。
 なお、写っている写真に観客の姿がほとんどありませんが、これは私が入場したのが比較的早めの時間だからであります。なお、時間が経ったとして観客の数がどこまで増えたか……は聞いてはいけません。

座席付近(ゴールの少し先)からぐるりと パノラマ お出迎えを終えた
ダンサー達が待機室へと向かう
4コーナー付近から パノラマ
2センターあたりの通路 2センターからの眺め 向正面からの眺め
2コーナーあたりからの眺め 1コーナーあたりからの眺め

 さて、ちょっと落ち着いたのでもう1回入場口まわりを眺めます。
 オシャレな展示物がありました。まあこういうオブジェは旧来の競輪場にもあったりするので、公共施設あるあるだと思っておいた方がいいですね。
 せっかくなのでなにかグッズを買っていこうかとも思ったんですが、おっさんがパッと買って記念になるような商品はありませんでした。まあ最初からお呼びじゃないのは分かってるんだけど。

 この日は飲食も半額設定だったので、とりあえず飲み物(例によってウーロン茶)だけ購入。半額だと市価とほぼ同レベルなので、かなりお買い得でした。というか、この赤字は誰がどう補填してるんでしょうか。
 なお、意識高い系なのでもちろんストローは紙です。なので、5レースの頃にはストローごとふにゃふにゃになってました。5レースまで1本のウーロン茶で粘らずにもっと買え、ってことなのでしょう。

1階の入場口まわり 場内案内図 別角度から 見下ろす感じで 外は工事中です
Immortality Morality Glory Slowly 参加者のサインなど
小嶋の扱いなんかを見ても、普通の競輪は眼中になさそう

 場内探索を終えたところで、あらためて着席。最前列だけ椅子が高級でした。
 ほかに載せる場所がないのでここにトイレの写真も載せておきます。新しい施設なので、もちろん綺麗なトイレです。客入りが少ないと並ばなくて済みますし、綺麗な状態が保たれるのもいいですね。あちこちに痰を吐くようなおっさんもいないし。

私の座席 最前列だけ高級 最前列からバンクはこの近さ バンク清掃中 トイレ

オープニングショー

 そんなわけで12時です。まずはアイデンティティによるオープニングショー。この客入りで場内イベントというのはさぞかし大変だったんじゃないかと思いますが、さすが芸人さん、しっかりとこなしておられました。私個人としては、普通に楽しめました。そして、絵が上手いことが分かったのが最大のサプライズ。

本日の予定 司会の芸人さん アイデンティティさん登場 絵が上手い! プレゼント

 そして、ダンサーによるオープニングアクト的なダンス。色々とPIST6の悪い象徴のように語られがちなダンスパートですが、正直見ている分には飽きません、というか普通に素晴らしいダンスだと思います。もちろんダンスについては素人なので一般的なレベルから見てこれがいいのか悪いのかとかはさっぱり分からんけど。
 なお、入口で配られたペンライトはこのダンスに合わせて振ることになります。私は空気を読まないおっさんなので、ペンライトは既に鞄の奥底にしまっていて、ハリセンもつくることなく鞄にしまい込んでおりました。なので、ダンス中も(興味あるくせに)興味ないそぶりをしながらスマホとにらめっこして車券検討をしていたのでした(これは事実)。

ダンスが繰り広げられます MCや芸人さんも登場

第1レース

 さてさて。ようやくレースのお時間です。手元に出走表がないので、出走表は手元のスマホでメンバーを表示させるか、上の電光掲示板を見るしかありません。
 レース全体の流れですが、第1レースはどうだったかちょっと記憶にありませんが、とりあえず基本的には
  レース終了→しばらくして着順と配当発表(配当発表が密かにおこなわれすぎていて最初気付かなかった)→次のレースのメンバー紹介→投票タイム→締め切り→ダンス→選手入場→レース→……
 という流れで進んでいきます。まあ特に特別なことはありませんね。

1レースメンバー 周回表とベルをセットする職員 ダンス 選手は1人1人入場です
入場時、ポーズを取ることになっているようです
スタート地点に整列。競輪と異なり、ホルダースタートです 職員さん ダンサーはホーム側バック側で
3・3に分かれて盛り上げます
ペーサー出発
ペーサーはバイクではなく
自転車です
スターター さあスタート 1本棒で周回します
もうそろそろペーサーが外れる 渡邊が先行 緒方が残り1周で先頭になって押し切る お疲れ様でした

第1レースを見た雑感

 残り3周くらいになるとペーサーが外れてペースアップするわけですが、そのタイミングで場内の音楽が変わり、またダンサーが持っているものもペンライトから旗に変わります。
 なんというか、会場としてその場面を盛り上げようとしているのは強く伝わってきます。これで入場者が多かったら、みんながペンライトを振って美しい空気が生まれるのかもしれません。現実は厳しい。
 そして、レースが終わると、「走り終わった6名の選手に拍手を!」という場内アナウンスが流れます。間違ってもヤジなんか飛ばしてはいけません。この雰囲気こそがPIST6のやりたいことなのでしょう。アマチュアならともかく、プロなんだから変な走り方をしたら批判されるのは仕方ない部分もあるかとは思いますが、競輪では変な走り方をしなくてもヤジが飛ぶので仕方ないですね……。

 ちょっと残念だったのが、思ったより走行音が聞こえてこないこと。選手との距離、そしてバンクと観客席の間にアクリル板がないことを考えると、ちょっと残念。もちろんケイリン競技だとバンクの外側を使うことも多くないし、おそらくコーナー寄りの場所で見られたらもうちょっと違ったんだろうけれど。あと、BGMがあるからそもそも聞こえづらいのはある。まあつまり、ケイリンよりも競技を見たいってのが大きいな。

 それと、あとからこのレースの結果を探ろうと思うと、もちろん競輪のオフィシャルには結果は載っておらず、PIST6の過去のレース結果を探っていくことになるんですが、「2023年3月5日の結果はどうだったっけ」と思って探そうとするとかなり苦しみます(日付での検索はできない。年次はまだいいとして、シーズンとラウンドで入力しないといけない)。まあ、「2023年3月5日の結果」を気にする人はいないのかもしれませんが、自分的にはちょっと不便でした。
 ついでに、キャッチーなユニフォームにしてしまったため、走っている選手が何番の選手なのかが、映像だけでは分かりません。もちろん音声を聞けばいいんだろうけど、スマホから音が出ることが少ない私のような異常人間には不便です。耳の悪い人にも不便なんじゃなかろうか。
 もう1つ、PIST6の出走表や結果を見て気付くのが国籍表示です。競輪は日本の競技なので、基本的に出てくるのは所属する県の名前です。しかし、PIST6は世界に誇るケイリン競技ですので、出てくるのは世界の中の日本なのであります。そうはいっても今は日本人しか出てないんだからもうちょっとなにか観客が選手への親近感や思い入れをもてるような施策はないもんでしょうか。別に日本+都道府県名、とかでもいいと思うんだけど。

 その他、気になったのが感じの競輪の呼び方。「現行競輪」という呼び方でした。このほか、「通常競輪」という表現も聞きました。懐かしいですね、この「現行」という言葉。そう、司法制度改革によって某司法試験の制度が変わるとき、新試験との対比でよく「現行試験」という言葉を聞きました。
 ただ、最大の違いは、某司法試験の場合はいわゆる現行試験の廃止が決まっていたのに対し、競輪の場合はそんな予定は皆無なことです。
 類似点としては、新司法試験は大失敗に終わったところ、こっちのPIST6も失敗の空気がありありなことでしょうか……。
 また、私の当日メモには、「S級1班を一般の発音にするのをやめぃ」とあるので、「1班」の発音が一般の発音だったのだと思われます。だからどうした、という感じですが、所詮現行競輪なんてそんなものです。

 自分の当日のメモより
決勝写真が上からなのが新鮮
決定放送まで時間が長い
でも、写真判定のときは写真を参考に判定いたしました、と言うのがちと面白い
色を英語で言うのが変な感じ
というわけで、あまり記憶にはないのだけれど、決勝写真は上からだったのが新鮮だったようです。上から撮れるのであれば上からの方が邪魔もなくてよいですね。そもそものこの事業はJPF、日本写真判定が始めたわけで、カメラと写真判定に関しては最新鋭の技術が取り込まれてるのではないでしょうか。もしかしたら同社はこれをきっかけに世界的な自転車競技の写真判定事業を開拓したいのかもしれないな。

 なお、決定放送までの時間が長かった点については、2レースの結果発表が早かった、というメモも残っているので、単に1レースの写真判定に時間がかかっただけだと思います。
 また、よ〜く聞いていると次のレースの単勝人気なども場内MCから語られているのですが、単勝の人気順は「注目ランキング」という表現に置き換えられております。頑張ってギャンブル色を排除しようとしているのが分かりますね。ギャンブル色を排除してるんだから売上が悪くても文句は言えません。


 まあ、文句ばかり言っても仕方がありません。私にできる最大の貢献は、とにかく車券を買うことです。
 今回、入場に当たってMIXI Mなるものに登録したり、TIPSTARのアプリを入れたりしたのですが、まあやっぱり面倒ですね。TIPSTARのアプリでは確か1000円くらい無料の賭け金がもらえたのでありがたく使わせていただきました。また、TIPSTARのアプリでは現金を使わずともアプリ内ポイントで賭けて遊べる、株やFXで初心者を惹きつけるのによく使われるシステムもあったんですが、実際のところこれを使って客を釣ることは出来ているのでしょうか。なんというか、場内MCの方々も賭けてる雰囲気がないのがちょっと気になったりも。アイデンティティさんものちのイベントで再登場しますが、この手の公営競技イベントにつきものの、「私も試しに賭けてみました」トークがありませんでした。モデルさんならともかく、芸人さんならむしろ積極的に賭けてもいいんじゃないかと思うんだけれど、そうもいかんのだろうかなあ。
 あと、公営競技では締め切り直前になると場内音楽が流れたり、それまで流れていた音楽が変わったりテンポが変わったりするのが通例ですが、ここではそういう煽りもありません。一応、締め切りのカウントダウンはあるけど、正直ぼーっとしていたらカウントダウンを認識してあわててTIPSTARのアプリを開いてももう遅いんだよなあ。
 
 この日は裏で大垣の記念、そして日曜日なのでJRAの開催もあります。イベントはバンク内で行われるため、トイレ以外で座席から動く必要はありません。そんなわけで、スマホと睨めっこしながら各地のギャンブルに投票して税金を納めるにはある意味うってつけの場所だといえます。

第2レース〜第3レース

 で、第2レース。順位戦B。これは動画はYouTubeにて結果はこちら。小原が単勝元返しです。これが噂に聞くPIST 6のかたさですな。
 第3レースは順位戦C。結果はこちら。PIST 6はかたいと聞いていたのに、あっさりと1番人気の菅田和宏が飛びました。思てたんとちがーう。

 なお、2レース終了後にプレゼントタイムなるものがあったのですが、現地のノリについて行けないおっさんとしては、できるだけ目立たないようにしていたのでした。こんな空気を読まない奴に現地の運営やらなんやらについて文句を言う資格はないですね。

2レースのメンバー 2レース発送準備中
3レースのメンバーの
タイムトライアル結果
下に3人固まってます
MCが手を振ってます ダンサーのショー 発走 周回中
周回中 残り5周 ダンサーの皆さんもハリセンを手に盛り上げます
ペーサーが外れ、ダンサーの皆さんが旗に持ち替えます 最終周回〜ゴールへ 決勝写真

第4レース〜ポイショー〜第5レース

 ここから準決勝。銘柄級の選手も出てきます。まずは4レース。佐藤友和がいます。そして1番人気はトラックで実績のある雨谷。よく分かってないのですが、2021−22シーズンのチャンピオンにもなったようです。賞金いくら出てるんだろうか。
 選手紹介の動画はこちら選手入場場面はこちらレースはこちら公式結果はこちら
 第4レースを勝ったのが2番人気村田瑞季。誰だ、1番人気がかたいとか言ったのは。まあそれだけ外枠(正確には枠ではないのだけれど、正しい表現が思い浮かばない)発走が不利だということですね。ハンデとしては面白いからアリだと思うんだけれど、車番と発走枠のずれがきつい。さらにそこにユニフォームが枠色ともズレてるからさらにきつい。オリンピックだったら国の色になってるからいいんだけど、個人個人で色が違うと買っていてきつくないですかね??観客は困らないのでしょうか。

4レースのメンバー 締め切りまで29秒 審議中 結果発表 審議VTR

準決勝A 日時:03.05日曜日デイ 時間:13:50
着順 車番 選手名年齢 / 国籍 ラスト200m 着差 人気
1 1 村田 瑞季 26/JPN 10.87 2人気 2.9倍
2 5 皿屋 豊 40/JPN 11.09 3/4車身 5人気 6.5倍
3 2 雨谷 一樹 33/JPN 10.56 タイヤ差 1人気 2.5倍
4 6 松山 桂輔 39/JPN 10.90 3/4車身 6人気 11.7倍
5 4 佐藤 友和 40/JPN 10.89 1車身 3人気 5.3倍
6 3 鈴木 浩太 26/JPN 12.06 大差 4人気 5.8倍

 4レースと5レースの間には「ポイショー」がおこなわれます。世間を知らないダメオヤジの私は「ポイショー」がなんなのかさっぱり分かっていなかったのですが、どうもポイを持ってダンサーが音と光のダンスを踊るのがポイショーのようです。こちらの公式動画の43秒付近から流れているのがそれですね。ペンライト所かハリセンすらも鞄の中にしまいこんだ私は、興味をないフリをしつつもポイショーを眺め、並行してJRAの馬券と大垣の車券を買っていたのでした。
 いやほんと、おっさんがぼーっと眺める分には悪くないです、これ。じゃあこれのために入場料1000円(定価2000円)を払うか、と言われると困ってしまうのだけど。


 そして5レース。ここにも銘柄級の稲垣が。東矢や南はまだいいとして、お前こんなところで何やってんだ。そして、稲垣といえば、稲垣への声援がないぞ。どうなってるんだ。
 そんな5レースの選手入場の様子公式結果はこちら。橋本が人気に応えて勝利であります。

5レースのメンバー 注目ランキング
(単勝人気)
選手入場 選手整列中 観客席とスタートライン
発送直前の選手達 発走 周回中
ペーサーが外れる直前 橋本が逃げます 橋本が先頭でゴール
決勝写真 お疲れ様でした 着順表示 配当表示

準決勝B 日時:03.05日曜日デイ 時間:14:25
着順 車番 選手名年齢 / 国籍 ラスト200m 着差 人気
1 1 橋本 壮史 28/JPN 10.88 1人気 1.5倍
2 5 後藤 悠 28/JPN 10.85 1車身 1/2 4人気 20.1倍
3 6 稲垣 裕之 45/JPN 10.68 1車身 1/2 6人気 25.1倍
4 3 田川 翔琉 25/JPN 10.78 1/8車輪 3人気 20.1倍
5 4 東矢 昇太 37/JPN 10.74 1車身 1/2 5人気 25.1倍
6 2 南 潤 25/JPN 10.70 1車身 1/2 2人気 2倍

第6レース・バンク内

 てっきりバンク内に入るのは有料だと思ってたんですが、どうやらこの日は追加料金なく入れるようでした。てなわけで、場所を移動します。

移動しながらバンクを撮った図 移動しながらホーム方向を撮った図 アリーナへ 通路もオシャレです

 外側から見ても、内側の座席の少なさと埋まりっぷりは見えていたので、なんとかあいている場所を確保。
 ここでは椅子も広いので、まったりと観戦できます。こんな雰囲気、ギャンブル場としてはアウトだと思いますが、家族でのんびりする分にはいいですね。というか、客層が競輪場だったら酔っ払ったおっさんが横になって爆睡している絵が容易に浮かんできます。その意味で、競輪オヤジを排除するのは正解なのかもしれない。

バンク内の様子 バンク内からホーム側を ホーム側を撮った図
Google Photoさんによるパノラマ
上を見上げる
→はGoogle Photoさん作成のパノラマ

 選手入場前のダンス時に移動して接近するかどうかちょっと迷いましたが、ここにきてヘタレて遠くからアップで撮るだけにしてしまいました。まあいいや。

 6レースは、世界的にも実績のある河端朋之が大本命。世界選手権銀メダルはまだまだ記憶に新しいところです。これに反発しても仕方がありません。この先は、ギャンブルとして楽しむかポイント乞食として楽しむかの2択になります。まあせっかくここまで来たんだから、ある程度人気薄を狙うことにしましょう。別に外したって気にしない。

入場前のダンス 選手入場。ダンサーさんがちゃんと盛り上げてるのが分かります
選手が並びます 待機するダンサー達 ハリセンを構えて応援します スタート
周回中の様子
ダンサーがハリセンから旗に持ち替えます スパート ゴール後の様子 川端のインタビュー
光の加減でうまく撮れず

Semi Final 準決勝C 日時:03.05日曜日デイ 時間:14:50
着順 車番 選手名年齢 / 国籍 ラスト200m 着差 人気
1 1 河端 朋之 38/JPN 10.46 1人気 1倍
2 5 太田 龍希 22/JPN 10.41 6車身 2人気 13.9倍
3 3 市本 隆司 51/JPN 10.26 1車輪 3人気 19.1倍
4 6 畝木 聖 26/JPN 10.53 4車身 6人気 83.5倍
5 2 鈴木 陸来 26/JPN 10.67 1/4車輪 5人気 32.2倍
6 4 三浦 翔大 33/JPN 10.71 2車身 4人気 21.5倍

 そんなわけで、レースは河端の圧勝となりました。ラインがないとなかなかこの力量差をひっくり返すのは難しい。
 てことで、午前の競技は全て終了です。

バンクウォーク

 そして、レース後は皆様お待ちかねのバンクウォーク。
 事前案内で靴に関する指示が出ていなかったような記憶だったんですが、入場口前で一応靴は目視確認されており、ハイヒールや革靴を履いた方は用意された別の履き物に履き替えるかたちとなっておりました。

バンク内の様子 展示されていた優勝カップとユニフォーム

 それでは、バンク内へ。
 こういう場所なので、無茶は禁止です。多田でさえ閑古鳥が鳴いてるのに、その閑古鳥が怪我したとなったら大惨事。内圏線より上にはのぼらないよう、注意が出ております。
 ちょっと残念だったのが、ライティングがオシャレに赤〜青の色だったこと。オシャレなのはいいんだけれど、バンクの斜度なんかをしっかり見たかったので普通のライトにしてほしかったなー。そして、ちょこちょこ色が変わるから、なんというかせわしない。まあ、普通の電灯にしてのんびりされたら困る、というのもあるのかもしれません。

 最後、2コーナーあたりにおられた係員さんからちょっと話を伺いました。解説だと最大斜度は42.5度で、45度とされてたのはなんなんだろう?とちょっと疑問に。それはさておき、このバンクは世界選手権開催可能なバンクであり、千葉市では開催したいという思いもあるようでした。コロナがなければね……。
 まあこういう意欲を「世界選手権やったところで金にならないだろ」と馬鹿にするのも簡単なんですが、私は千葉市民でもJPFの株主でもないので、せっかくつくったこのバンクをできる限り有効活用してほしいし、大レースを誘致できるならしてほしいですね。伊豆との兼ね合いも難しいところだろうけど。
 それ以前に、日本には自転車競技を見る文化が存在しないわけで、その文化がないところに有料で観覧する可能性があるのか、というと難しいよねえ。

110m バック側からバンクに入ります バック側からホーム側を見る バック側を進みます 振り返る
バンクの木板 カントは最大42.5度。競輪場よりも級であります
2センターあたりからぐるっと 4コーナーから直線へ
残り60m 最後の直線 座席を見上げる パシュートライン
フィニッシュライン 審判席を見上げる ゴールを抜けて1コーナーへ 中継&MC席
1コーナーから3コーナー方向 1コーナーからぐるりと見回す 2コーナー
もう1回1コーナーからぐるり Google Photoさん作成のパノラマ

 そんなわけで、イベント終了です。NIGHTが決勝なので、こちらも見ようか悩んだんですが、まあいいかな、ってことで退散。

 行ってみて思ったのは、なんだかんだ、行けば楽しい。1000円ならば競輪場の特観席と変わらないわけで(机はないけど)、ピチピチギャルのダンスも見られるし、楽しめる場所だとは思いました。少なくとも、食わず嫌いはもったいないし、必要以上に斜に構えて嫌う必要もないかな、と。
 とはいえ、おっさんがペンライト振り回してハリセン叩くのもなかなかきついわけでして、このノリはやっぱり若者向けですね。お酒飲みながらウェーイ、とやることを想定している場所なのでしょう。ただ、お酒飲みながらウェーイとやってたらどのタイミングで賭ければいいのよ、ってことになってしまうのですが……。

 まあ、結論として、日本には自転車競技を観戦する文化が根付いておらず、そのなかで有料、しかも2000円で客が入るかというとまあその目算はきついっすよね、という感じですね。事後孔明的コメントだけど。そして、有料で観戦する文化が無い以上車券で稼がないといかんのに、車券を買う人には極めて不親切な構造なのがなんとも。TIPSTAR専用、競輪オフィシャルからは日程すら分からないという状態は言うに及ばす、やっぱりユニフォームから車番が分からんのは不便でした。現場でも車券を買って貰おうという方向性でのホスピタリティは皆無だったしね。

 まあ、こんなに少ない観客なのに、ダンサーさん達も一生懸命やっていたのはよく分かりましたし(プロだからあたりまえだろ、というのもそりゃそうなんだけど、自分だったらきつい)、職員さんの思いも伝わりました。

 2023年4月からはダンサーさん達もいなくなり、規模を縮小した運営になったようです。今後は他のイベントとコラボしながらの競技になっていくのでしょうが、果たしてどうなるのでしょうかね……。


 んで、私はこのまま南下します。この日は君津泊です。

モノレール千葉公園駅 君津へ なんかよく分からない飲み物がありました
君津駅に到着 時刻表 駅前 バス案内図 君津駅

 それでは、お疲れ様でした。また明日。明日は久しぶりに真っ当な(江戸城の一部を眺めるのではない)お城巡りです。


千葉公園めぐり佐貫城へ


旅行記TOP旅打ち