エチウノカイオウ


29 第二甲板(実習生居住区〜機関室〜調理・医療区画)

 地下(第二甲板)へと降りました。
 まずは実習生居住区です。

下におりました。実習生居住区です。 実習生居室2段ベッドが4つ、8人部屋です
メインマスト 船内作業場 灯台表 ログブック
潮汐表 天測暦 水路誌(国内)
富山湾については、
蜃気楼のことも書かれてます
前方下部にはセイルロッカーがあるとのこと
城で見るような急階段 大阪世界帆船まつりを記念した諸々
↑のWikipediaが段落分けも何もなくて非常に読みづらい
実習生居室(7号室) 第2教室(工作室) 金階段が目立つ 次の区画へ!

 さあ、機関室です。もちろん今は動いていないので、静かですし、熱気もありません。機関室まわりのことは昔ちょっと仕事で触れたことがあって、興味深く拝見させていただきます。別に何か専門的な知識を持ってるわけでもないんですが。

機関室へ 内部の狭い通路を進みます 上を見る 機関室配置図 下を見る
主機関 振り返る 見上げます ミズンマストはここに 機関室に別れを告げて、次の区画へ!

 機関室を抜けると、厨房・診療室がある区画です。ある意味船の生命を握る区画ですね。

後部区画へ ジャイロ室 司厨次長室
献立担当です
司厨長室
オヤジさん!
食料庫は地下です 調理員室
実習生より
ベッドが広いらしい
病室 診察室 愛むすび・愛鍵の部屋
なぜ唐突にこんな部屋が出てくるのか謎ですが
病室よりもこっちの部屋の方が病的に思えてしまいます
解説は無いけど、場所的に医師の居室だったのかな?
機関部食堂。流し台脇の熊の頭が気になります 進みます 調理室。調理員10人で200人分の食事を作る、というのだから大変です。

30 上甲板大教室

 階段を上って、上甲板に移動します。こちらはは偉い人がいる階層になります。

 先ほどの大きな金階段を上ると到達するのが第一教室兼実習生食堂。第二甲板にいる実習生たちが一斉にあがっていくので、大階段の近くに大教室があるという仕組みです。
 教室自体は特段素人がパッと見て分かるような画期的な仕組みはないのですが(柱が無いのは凄いような気がする)、やはり気になるのは海王丸の蔵書ですね。今も使うような本は現役船に引き継がれてしまっているのかもしれませんが、それでも多くの本が残ります。やっぱり成山堂の本が多いですな。

第一教室・実習生食堂
海王丸蔵書 加藤昭三文庫

31 士官居住区

 続いて、船長の公室と私室。
 船長の部屋なので当然きれいです。

廊下
ここは変わりが無い
船長公室 船長私室。私室でも、速力計などが設置されています
ソファで仮眠する程度だった、というのは本当なのだろうか。すごいな。
ガラス製タイムベル ロープ網マット 歴代船長 富山県係留後の船長 船長浴室

 船長に引き続き、士官クラスの部屋になります。
 国籍証書も展示されていました。きちんと、無効であることの認証もされています。やはり取り扱いは厳しいですね。

船舶国籍証書の展示 職員用名札 通路の様子
士官浴室・便所 一等航海士室 自責三等航海士室 通信長室
航海科専任教官室
士官サロン 船歴 富山新港寄港記念 ディナーチャイム
士官パントリー エスケープトランク 海王丸航跡 士官エントランス

32 最上甲板

 そんなわけで、船内をぐるぐると、お疲れ様でした。階段を上って、甲板に出ました。外の空気が気持ちいいです。帆船でこれなのだから、私には潜水艦乗務は無理ですね。
 船尾にはみんなの憧れ、舵輪があります。

上に上がると無線室です。士官室が近い訳ですね
大きな舵輪が見えてきました 帆走航海当直 大舵輪。通常は2名、時化てくると4名で回すとのこと

 そして、最後にマストを眺めながら歩きます。マストに向かってロープが何本も伸びている姿は非常に美しいですね。

ジガーマスト 前方を見る
タイムベル 川崎造船! ミズンマスト

 というわけで、長い周回でしたが、無事まわり終えました。船というのは普段あまり乗らないので、色々と見入ってしまいます。
 貴婦人の名の通り、美しい外観の船であり、またもちろん実習のための船ですから内部は機能的です。いやあ、人間の英知が詰まった、素晴らしい船でありました。


下船しながら前方と後方 新湊大橋

 これでもうおなかいっぱい、なのではありますが、まだまだ続きます。


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