海の登別

 2012年、我々白馬の会有志は、国内競馬場全場踏破へ向けて、北海道へ旅立ちました。

 この白馬旅行については、旅行大臣(という名前をつけていた)のトリがしっかりとした旅行記を作成しております
 これによると、トリとファミは北海道に前泊して前祝いをしていたようです。確かに記憶をたどればファミさんは二日酔いでダウンしていた記憶がよみがえってきました。

 そんなわけで、私とK氏は5月3日に千歳空港に到着。先発隊に合流です。ゴールデンウィークのど真ん中の旅行中でしたが、羽田の混雑はそこそこだったようです。
 なお、自分の日記によると羽田のカードラウンジにて、
  「私羽田空港から飛行機乗るの2回目かも」「海外ばっかり行ってるからだよ」
という会話が漏れ伝わってきて貧乏任那NPは僻んでいたようです。

 なお千歳空港に到着すると、ロビーにはテレビ局が待ち構えておりました。K氏の出迎えらしく、当然NPはスルー。「明後日の帯広に向けて意気込みは」くらいの質問があってもよさそうなものでしたが、残念ながら札幌競馬開催中ではないので、競馬部隊は千歳には来ていなかったのでしょう。

千歳空港

 白馬が北海道に旅行するのは2002年以来ですから、10年ぶり(以下「前回の北海道旅行」というと、このときのものを指します)。10年前の旅行記は以下の通り。
 北海道遠征記(長老)
 北海道遠征記(トリ)
 北海道旅行記(NP)
 自分のものに関しては、実験的にブログにアップする方式をとったんですが、その結果、閲覧者は増えたもののページが分かれまくって個人的には扱いづらいのが問題。まあ、FC2さんがエロ方面で稼いでくれたおかげでLivedoorやniftyのようにブログプラットフォーム自体が吹っ飛んで全部消滅、という状態になっていないのはありがたい。しかも、ブログトップに引用転載ご自由にと書いたおかげで、某スポーツ新聞の特別号的なものにも私のクソ写真が載っかるという椿事までおきてしまいました。なんというか、20年経つとなんの変哲もない写真も価値が出ることがあるのだな、と思い知らされますね。

1.かに御殿

 まずはかに御殿です。こちらは前回も行った場所です。前回に引き続き、大きなクマがお出迎え。これを書いている2025年時点で、秋田県を筆頭に全国各地に熊が出没して大問題になっておりますが、熊さんにおかれましては人間でなく鮭を食い漁っていていただきたいものです。

後ろから 横から カニと鮭もいます 2匹 店内にはほかの動物も

 前回は自分はほっけ、ほかの方々はイカを食べていたようですが、今回残された写真を見ると……カレイ?
 カニの汁物はファミさんが二日酔い対策に頼んだのだろうか。記憶が皆無です。


2.オーシァンファーム

 オーシアンファームなのかオーシァンファームなのか議論のあった日本の功労馬養老牧場の草分け、オーシァンファーム。これを書いている2025年1月時点ですでに閉鎖しており(Wikipediaによると、2017年4月末に閉鎖)、一つの時代に幕が閉じられたことを感じます。そして、閉鎖前に再訪できたことは本当に良かったと思うのであります。土佐黒潮牧場さんも、こちらの牧場を意識していたことは何回か伺っております。
 ちなみに、前回訪問後に私がメジロアシガラについてつらつら書いたところ、某所で引用していただいたことに気付いてしまいました。その結果として、現在ネット上に転がっているメジロアシガラのカラー写真(但し下手くそが暗闇で撮ったのでとんでもなく見づらい)は自分の物だけなのではないか疑惑さえあります。おそらくちゃんと探せばもっと出てくるのではないかと思いますが……。オーシァンファームの関係者の方、スマホが吹っ飛ぶ前に是非色々なお写真をネットに!

 で。上記の通りFC2ブログの写真が吹っ飛ぶとこれらの写真もどこかに行ってしまうことになります。私の寿命とFC2の寿命、どちらが長いかは分かりませんが、まあ両方載せておいて損はなかろう、というわけで、あらためて自分のPCから発掘された、2002年オーシァンファーム訪問時の写真を無造作にアップしたいと思います。
 当時の日記にも書きましたが、このときは「ノースガストがいる」というだけの知識で向かった牧場でした。したがって、写真は「ノースガストとそれ以外」状態です。私にもう少しまともな知識があれば……。

2002年のオーシァンファーム写真
↑看板
放牧中のノースガスト
背後にいる馬の中にメジロアシガラやウズシオタローは
いるのでしょうか……
当時の黒板と繋養馬
特に3枚目の写真の酷さは一体どうなっているのだろうか
せっかく黒板に似顔絵があったのに、何故残さなかったのか
色々と突っ込みどころが多いですが
気にしてはいけません
ウズシオタロー
ダイナトパーズ にんじんだと思う謎写真
スロクマル メジロアシガラ
メジロアシガラ
ノースガスト
馬頭観音

 さて。この2012年訪問時は、まさかオーシァンファームがなくなるとは思ってもいませんでした。当時の私のメモ(日記)を見ると、某養老牧場の月6万円という数字について触れているので、おそらくこの日白馬内で預託料についての話題が出たのでしょう。ということは、やはりオーシァンファームが少なくともこの時点で儲かっているような空気感はなかったのだろうな。

 この日の目的は何だったのか、というと、土佐黒潮牧場愛馬会所属でありながら、ただ1頭オーシァンファームに繋養されているタケノベルベット。前回、ノースガスト目当てで乗り込んでほかの馬をスルーしまくったのと同じミスを再度やらかしております。残された写真が少ない。というか、枚数数えてないけど2002年時よりも残された写真の枚数少なくないか。本当になにやってんだ。

 とにかく、既に閉鎖されてしまったオーシァンファームに感謝をこめて、当日の写真をつらつらと。なお、オーシァンファームは閉鎖されたようですが、先ほどTwitterを検索したところ、馬頭観音自体はまだ残っているようで、見せて貰ったという方のTweetを見かけました。

黒板
2002年からほとんど変わってません
スロクマルとダイナトパーズはまだいたのか
馬房内の様子 放牧地の様子 ありがとうオーシァン牧場
ひたすらタケノベルベット ヤギ

 最期に馬頭観音。2002年次より撮り方が雑なんですが、私は一体何を考えていたのでしょうか。多分、まだまだオーシァンファームが続くと思っていたからなのだろうなあ。
 オーシァンファームと縁の深いメジロさんの競馬界からの撤退は2011年で、この時点で既に撤退済み。もうちょっと危機感持っても良かったよな、自分。
 馬頭観音に刻まれた名馬たちの名前を見ておもったんだけれど、ハクチカラはインドで亡くなったはずです(Wikipedia)。インドから、なにかたてがみとか縁の物が送られてきたのだろうか。
 ※ ハクチカラが繋養されていたとされる、国立クニガル牧場のサイトは前からブックマークはしていて、当該サイトの生産クラシックホース一覧にはハクチカラ産駒の名前もあります(Hakuchikaraの名前もあります)。また、インド競馬予想ブログさんには、ハクチカラ産駒に関する記事もあります。これらは、将来の自分のために記録に残しておきます。クニガル牧場はタイミングを見れば一般公開もしているようなのだけれど、タイミングが合わないとダメなのできついのよな。

馬頭観音 2002年時もあった
トパーズミオとトパーズコロネットのお墓
2004年に亡くなった
大井昭子さんの記念碑
前回訪問後に亡くなった
ウズシオタローの記念碑
入口の看板
2002年時より薄まってます

3.登別地獄谷

 その後は突然普通の観光客に変身します。登別地獄谷。
 この景色をして、「地獄谷」という名前をつけたのは誰なのでしょうか。非常に上手い表現ですね。

登別地獄谷 素晴らしい景色 地獄の名前がついています
薬師如来 看板の賃貸借 飲用禁止
どこを撮っても絵になる素晴らしい風景 鉄泉池

 この日の宿泊地は名湯の宿パークホテル雅亭。トリ先生の日記に名前が残っていなかったら、どこに泊まったか分からなくなるところでした。ありがたやありがたや。というか、ホテルに関する写真が1枚も残されていないことにちょっと驚きます。2012年時点でこんな写真の撮り方だったっけ。

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番外.ユートピア牧場2002

 オーシァンファームと縁があり、また登別といったら皆さんが思い浮かべるであろう牧場、それがユートピア牧場です。言わずとしれた、ライスシャワーの生地であり聖地。
 2002年にはこちらを訪問することに成功しており、当時の写真はこれまたブログに載せています。そして、そのおかげでいいこともあったのですが、そのあたりはまた改めて書くとして、当時の写真をあらためてここに載せます。理由は同様に、FC2が消えた場合に備えて、であります。

お墓のある高台 石仏(おそらく馬頭観音) 読めなかった石碑
ライラックポイントのお墓
ライスシャワーのお墓