防府天神

5.防府天神に必勝祈願

 おはようございます。7時台に起きるという画期的な偉業を達成しました。
 まずは防府競輪のモーニング戦を見に行きます。モーニング競輪は競輪場によって早朝開門する場所と、10時ころに開門する場所が分かれますが、早朝に開門してくれると旅行者的には時間を有効活用できるので助かります。
 ちなみに、2017年時点で駅から防府競輪場への無料バスの運行状況がどうなっていたのかはもはや覚えておりませんし、記録にも残しておりません。ただ、駅前のバス停には防府競輪場以外にも徳山競艇と山陽オートに向けてバスが出ていた痕跡が残されておりました。

バス停の案内
「徳山ボート」という表現は競艇表記が一般的になる前のものじゃなかろうか

 さて、とりあえず私は徒歩で防府天満宮へと向かいます。競輪場に行く途中に神社があるので、とりあえず神社を抜けて競輪場に向かう流れであります。
 朝早いので、参道にも人はほとんどおりません。普段寝坊する人間なので、たまに早起きすると強気になります。えっへん。

石大鳥居
昨日代田八幡宮で見た石鳥居と同じ作者のようです
参道 とおり松
参道 鳥居と左右に狛犬 萩狛犬と呼ばれているようです
天神様といえば牛 茶室芳松庵 圓楽坊跡 大専坊

 参道の左右には社坊が並んでおりました。神仏習合のかほりが残ります。

 参道を抜けると、目の前に美しい神門が登場しました。これぞ防府天満宮、という感じの神門です。
 ちなみに、ここ防府天満宮は、日本全国の天神様の中で、最初に創建されたのがここ防府天神だとのことです。なんと、太宰府でも北野でもなかったのですな。道真公の祟りを鎮めるために建てられたのが天満宮というイメージだったので、これは意外。

 ちなみに、昨日は日本三体虚空蔵についてグダグダ書きましたが、ここに登場する「日本三天神」については、既に2014年に鎌倉の荏原天神社を訪れた際にグダグダ書いたことがあります。日本三大天神のWikipediaが表つきでさらに詳細に書いておりますので、こういうグダグダが好きな私としてはこちらを眺めてニヤニヤしておくことにします。

 とにかく、防府天神にやってきた以上、ここは空気を読んで「防府天神こそが日本の三天神の1つである」考えてゴマをすっておくことにします。

解説板 神門。美しい 拝殿
神馬
シンザン像やトキノミノル像を
思い出す立ち姿です
神牛 勤勉努力 扶桑菅廟最初の碑

 というわけで、競輪場に行く前にお参りできました。これで今日も大儲け間違いなしでしょう。
 ……そんな不謹慎な願いが叶うはずもありませんね。まあ、基本的に神社では当地の平和とみんなの健康と食うに困らないことの3点セット(←贅沢)しかお願いしないから、多分この日もそんな感じでお祈りしてたはずです。

 どういうルートをたどったのか、防府天神の境内地図と写真の順番を見比べてもさっぱり分からないので、気にせず残された写真を載せていきます。
 ちなみに、楫取素彦さんについて、どこかで聞いたことがある名前だな……と思ったら、前橋競輪訪問のついでに寄った前橋公園で見かけたのでした。前橋の旅行記を書いているときは「楫取なんて読めない」とか書いていましたが、今回は迷うことなく読めました。こうして人間は少しずつ成長するのです。

庭と池 作曲家鈴木淳歌碑。これは「浮雲」
その後、八代亜紀さんに提供した
「なみだ恋」の歌碑を奉納されたようです
防府市観光めぐり
ちゃんと競輪場が載ってました
紫雲石 楫取素彦・美和子銅像 記念植樹
天満宮灯籠 陽石? 貞宮遙拝所
このへんで何かがあったらしい 防府天満宮の本地仏が鎮座する本地観音堂 縁起
市指定文化財
ここにはいないようです
地蔵堂内の石仏とお地蔵様
嗚呼海軍少年電子兵之碑 防飛二期生の碑 ああ予科練 梅園の梅

 そして、少し階段をのぼって酒垂神社(酒太利神社という表記も見かけました)。どうもこの酒垂神社は平成30年に防府天神の表参道に遷座されたようです。どういう経緯があったのかは不明ですが、場所柄、雨やらなんやらに弱かったのかもしれません(注:あとで移設予定地を見ることになりますが、見たこと自体完全に忘れてた)。

酒太利神社の由来 10月の天候+早起きのテンションでのぼったと思われます 酒垂神社

 ここで一旦防府競輪場へ。まだ少し見逃したところがあるので、防府天満宮にはあとで戻ってきます。というか、自転車を借りないといけません。


6.Seventh Heaven 防府モーニング〜山内清美選手お疲れ様

7.再び防府天神

 競輪場から再び防府天神に戻ってきました。戻りは下り坂なので気持ち的には楽です。
 そして、もう少し神社を散策します。

岩巡り道山頂へ 東門から入る人のための案内 参集殿前の灯籠だったかな?

 あらためて本地観音堂。そして、屋根が壊れている建物の写真が残されているのだけれど、おそらく大師堂だと思います。が、大師堂それ自体を撮った写真が残されておりません。ううむ。

観音堂 屋根が大変 本地観音堂

 そして、東門からあらためて天神様にお参り。

東門 神門 拝殿 狛犬 七五三
身長を測れます

 続いて、先ほどは見なかった北西ゾーンへ。春風楼という建物があります。なんとなく、宮島の豊国神社を思い出しました。
 解説によると、元々は五重塔を作ろうとしていたとのこと。五重塔をつくっていたら廃仏毀釈で壊されていたかもしれないので、これはこれでよかったのではないでしょうか。
 そして、建築を断念した五重塔一層の軒下の組物をそのまま床下に組み入れたとのこと。

春風楼 解説 床下を撮ってみた
上がらせていただきました 春風楼からの眺め
奉納されていたもの。龍の額は凄い 天井 遠目から見る春風楼

 まだまだあります。
 こちらには、野村望東尼さんの句碑と胸像。野村さん(歌人にこういう表現はしないはずですが)は勤王の女流歌人として知られているようで、高杉晋作の「おもしろき 事もなき世に おもしろく」に続けて「住みなすものは 心なりけり」と詠んだのだとか。前半部分しか知らなかった。下の句があったのですな。

灯明台と演舞場 灯明台
どうやって2階に上がるのだろう
筆塚 茶筅塚
野村望東尼歌碑 野村望東尼の像
毛利重就公 菅公廟の碑
解説板が木に埋もれております
こちらも埋もれている
神社の解説

 一通り神社内を見て回りました。満足満足。
 競輪をフルに見て、神社を回ってまだ12時15分。早起きは三文の徳ですよ。なんで分かってて出来ないんですかね。
 では、自転車を借ります。

参道を見下ろす 酒垂神社移設予定地
この時点で遷座が決まっていたようです
世界お笑い協会 幸せます
天神様といったらお餅ですね。太宰府とは異なり、ヨモギのお餅でした 多分自転車を借りるときに
貰った地図

 前回は時間切れであまり見られなかった防府の名所を見に行くことにします。

柳井 / 防府競輪 / 周防国分寺・毛利庭園へ


旅行記TOP / テーマ別