この時代に新書を出せる競輪選手というのは希少なのではないか。オリンピアンだからこそ執筆依頼が来たのかな?
半生を振り返りつつ、競輪への考え、競輪選手としての考えを語る本。
過去のレースについてはデビュー戦や岸和田グランプリあたりしか振り返りが無い。追走義務違反の件やSS11騒動については何も記載はなく、同県の長塚についても名前しか出てこないので、裏話ゴシップなどはない(書いた方が売れただろうが、そういうのをヨシとしない武田の性格が分かる)。
ビックリしたのは、かなり早いうちから競輪が頭にあったということ。てっきりオリンピックまでスケート一直線の人生だったのかと思っていた。
丁度村上選手の引退が発表されたところではあるけれど、武田選手にはまだまだ現役として頑張ってほしい。
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