北極星

競馬

駿馬、走りやまず: ブライアン、ホクトベガ神の脚たちの栄光と孤独 木村幸治

優駿、Gallop、AERAへの記事を改稿してまとめた本。 序盤は特定の馬に注目したエッセイ(ライスシャワー、ローレルvsトップガン、マックイーン、シービー、ナリタブライアン、ビワハヤヒデ、ホクトベガ)、さらに盲目の牝馬ミホアルダン...
競馬

強すぎた名馬たち 渡辺敬一郎 

レース中あるいはレース直後の故障が原因で亡くなった馬たちについて取材をベースに作者さんが語る本。取材等の客観的な部分と作者さんの主観が出ている部分のバランスがよく、とても読みやすい。 紹介されているのはテンポイント(別の本で詳述した...
競馬

競馬 伝説の名勝負 G1ベストレース

JRAの各G1につき著者が割り振られ、1位は2or4頁、2位3位は1頁で思いの丈を語る、という本。なのだけれど、あとがきによれば馬をなるべく重ねないという編集方針にしたようなので、やりたいことに若干ブレがある(思い入れよりも馬の解説のよう...
競馬

厩舎稼業 小林常浩

スポニチ連載をまとめた本。回によって長さが違うのは、時事的な予想ネタとかを排除したからなのかな?? 作者は小林慎一郎元騎手の父でもある調教助手さん。持ち乗りだったり攻め専だったりしつつ、浜田→増本→安田伊と移籍する(浜田厩舎を出た理...
競馬

草原の記 司馬遼太郎

モンゴルについての司馬遼太郎氏の随想。司馬さん自ら馬には詳しくないと書いており、メインはもちろん馬ではない。 胡服・匈奴というあたりについての話から始まり、途中からは司馬さんのガイドを務めたツェベクマさんのルーツの話が中心になってい...
競輪

百 色川武大

主に退役軍人の父親との関係を描いた私小説4編。 父親との親子関係を契約ととらえた『永日』、父親とのズレた会話が印象的な『百』など、淡々としたなかにリアルかつ冷静冷淡な展開がなんともいえない。 本題とはズレるが、『連笑』の中の競...
競馬

サイレンススズカ物語: 地上で見た夢 安西美穂子 

短期間で2冊目のサイレンススズカ本。都地さんの本は伝記でしたが、こちらは(題名に反し)安西さんのエッセイであって、伝記ではない感じですね(それゆえAmazonではハルウララ事件を単著に低評価が並んでます)。 都地さんの本にはなかった...
競馬

サイレンススズカ: 無垢なる疾走 都地政治 

牧場、馬主、厩舎、騎手としっかり取材をした伝記本。元々競馬記者ではない(タイテエムのころからの競馬ファンではあるらしい)ので、文章に変な癖もなくとても読みやすい。 その結末も含めて有名な馬であり、知られているエピソードも多いが、ぐる...
競馬

春が来た 油来亀造

7レース(章)からなる小説集。小説というよりは、小説のように見せかけたエッセイ集のような感じ。最後の第7レース、柴田政人への思いをつづったパートが全体の4分の1程度を占めており、これがなんとも読み応えがある(下手な柴田政人伝記よりもよほど...
競馬

馬主が書いた一日一言 西山茂行

1987年秋~1991年春までの、西山氏がサンスポに書いたコラムをまとめた本。Twitterでの西山氏の人気も相まって、一時期Amazonでの古本相場が高騰していた記憶だが、今はまた1000円台に落ち着いていた。 西山氏の期待馬につ...
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