サンデーサイレンスの奇跡 柴田哲孝

競馬

サイレンススズカのものを除き、競馬最強の法則に掲載されたものを収録した作品集。

サンデーサイレンス、リアルシャダイ、ノーザンテーストのリーディングサイアーもの、山田泰村本土肥常石の騎手もの、サイレンススズカアドマイヤグルーヴコスモバルクウオッカの競走馬もの計11編。スズカは同じ文章が別の本(奇蹟の馬 サイレンススズカ)にも収録されてます。

やはりあまり注目されない騎手をとりあげた騎手ものは嬉しい。フェアプレー重視の村本、ラフプレーも辞さなかったと語る土肥、落馬で引退することになった常石の並びは意図的なのかどうかは分からない。
リアルシャダイなんかもなかなか主人公にならない、というかしっかりとしたリアルシャダイの話は初めて読んだかもしれない。代表産駒ライスシャワーが死んだことで後継が残らなかったという話がしっかり形になっているのはよいですね。

とにかく、こういう雑誌連載は歴史の波に埋もれやすいので、本に残ることが大事。
色々と現場の人からは評判の悪かった「競馬最強の法則」でしたが、こうした文章を載せていたという点では意義のある雑誌でした。

サンデーサイレンスの奇跡
サンデーサイレンスの奇跡

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