名張列車区回顧録「これはマルになりません!」 一岡浩司

競馬

笠松競馬場の予想屋、大黒社として活躍する著者が、前職近鉄時代について語った本。
とにかくエピソードをふんだんに盛り込むことを重視した作品であり、まじめな人が読んだら今からでも近鉄にクレームを入れそうなことも多い。なお、著者も現在はそういうことはないと明言しており、近鉄が色々と変わるきっかけになった事象についても書かれている。

競馬の話は刺身のツマ程度だが、転職の遠因と直接の原因が競馬であることは事実(これはこの本に書かれている)。競馬についてある程度理解してないと、本を読むだけでは分からない部分もあるように思う。
昔のこと、今は存在しないことであっても、鉄道の豆知識やあれこれの事象に興味があるなら、ぶっちゃけ本として面白いと思う(どれくらい類書があるのか知らないけど)。とりあえず、子供頃鉄道が好きな男の子だったことがある身としては、楽しく読めた。

名張列車区回顧録「これはマルになりません!」今、トイレに行けるなら給料が半分でもいい (Parade Books)
鉄道員として約20年間走り続け、退職後は競馬の道へ── 【読むたびにどこか懐かしい景色が見えてくる、鉄道マン回顧録!】 近畿日本鉄道〈名張列車区〉にて、駅員・車掌・運転士として41歳まで勤務した著者が体験した、鉄道業界のリアルな裏側とは。 ...

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