平成3年、東西馬の交流が完全にオープンになり、平場レースにも東西の馬が自由に出られるようになり、またオグリキャップ由来の競馬ブームの中で書かれた本。まさか5年どころか、平成を通して西高東低になるとは、このときは誰も予想していなかったのではないか。
3+1とは、坂路、ウッドチップ、プール+持ち乗り。
一般には坂路ばかりが話題になるが、ウッドチップやプールについても導入に際して様々な考慮があり、栗東馬の活躍に繋がったことが分かる。また、労使のシステムなどはファンにはなかなかわからないところなので、大変興味深い。
令和になって読むことに意味があるかはともかく、平成の頭にこういう議論があったことを残す、という意味では貴重であると思う。
栗東パワー3+1―あと5年は続く“関西馬旋風”
栗東パワー3+1―あと5年は続く“関西馬旋風”
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