華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日 大串久美子

競馬

フランス平地競馬の始まりから軌道に乗っていくまでを描いた大作。
読み始めた本は平地限定なことで期待値が薄かったが、これに障害と繋駕を付け加えたら難しくなるので、捨象したのは正解なのだろう。

文章がやや物語調というか劇画調というか、フランス的というか(偏見)、若干特徴的なのでそこにフィーリングが合うか、若干人を選ぶと思う。本来固い歴史話を柔らかくするという意味で、自分は楽しく読めた。

フランス平地競馬が軍馬育成もしつつ、イギリスを常に意識して、イギリスを乗り越えようとしてきた流れが非常に分かりやすく描かれている。まさに、ジャパンカップを作って世界に並べ追い越せとやってきた日本競馬と非常に似た構図なのが面白い。
さらっと出てくる、ナポレオン1世由来のアングロアラブ競馬の話も非常に興味深い。

この流れと平行しておそらくは障害競馬の話と繋駕競馬の話が存在するのだと思うが、どのように発展したのか、興味は尽きない。

読み始めた時点でフランスの歴史知識がかなりぶっ飛んでいたので、あらためて読み直したい本。

ちなみに、大串久美子さんのサイトによると、
「2016年9月、西武池袋本店『凱旋門賞』テーマ催事にて、書き下しの文章を発表させていただきました。」
とのこと。この文章、おそらく未だに発表されていないと思うのだけど、気になります。

華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日
華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日

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