前半は「競馬場のある街」として、現存競馬場への紀行文。こちらは正直特徴的ななにかがあるわけではない。
やはり後半の「記憶の中の競馬場」部分が読んでいて面白い。自分が行ったところもあれば、廃場後に行ったところ、まったく行ったことのないところとそれぞれであり、自分が描く各競馬場への思いと、著者のノスタルジーあふれるエッセイとを重ね合わせて楽しく読むことができた。
電子書籍だからこそ出せる本だと思うので、ほかの競馬ライターさんも色々かたちにのこしてほしいところ。
競馬場のある街 競馬への想いを、奥深さを共に (スマートブックス)
Amazon.co.jp: 競馬場のある街 競馬への想いを、奥深さを共に (スマートブックス) eBook : 河村 清明: 本
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