競馬

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冷めて、静かに、熱くなれ: 蛯名正義フォトエッセイ 蛯名正義、島田明宏

フォトエッセイ、ということで、写真がメインで中身がスカスカなのだろうと思って手を出していなかった。実際は、構成担当の島田明宏氏の手がかなり入っていて、むしろ写真ページは少なく、充分に読み応えがあった。著者がエビショーの本なのに最初と最後にエ...
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ダービーオーナーは社長失格? 関口房朗

2001年4月出版。2000年のフサイチペガサスのケンタッキーダービー制覇~引退、フサイチゼノン騒動まで収録されている。基本的には関口氏の自伝である。題名にもでてきているフサイチペガサスの購入経緯、ケンタッキーダービーの状況、フサイチコンコ...
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サンデーサイレンスの奇跡 柴田哲孝

サイレンススズカのものを除き、競馬最強の法則に掲載されたものを収録した作品集。サンデーサイレンス、リアルシャダイ、ノーザンテーストのリーディングサイアーもの、山田泰村本土肥常石の騎手もの、サイレンススズカアドマイヤグルーヴコスモバルクウオッ...
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グランプリ夢の蹄跡: ドキュメント・ドリーム・レース

第1回メイヂヒカリから第34回イナリワンまで、昭和(イナリワンのみ平成)の有馬記念をまとめたもの。昭和にしようという意気込みからか、初版だと190頁に誤植があり、イナリワンの有馬が「平成1年」でなく「昭和1年」となっている。特に序盤はレース...
競馬

オリンポスの使徒―「バロン西」伝説はなぜ生れたか 大野芳

2024年のパリ五輪で日本チーム初老ジャパンがメダルを取ったことであらためて注目されたのがバロン西。書名となっている「バロン西伝説」とは、硫黄島で米軍が「オリンピックの英雄、バロン西、出てきなさい。あなたを死なせるのは惜しい」と呼びかけたと...
競馬

日本ダービー殺人事件 西村京太郎

およそ30年ぶりくらいに読んだ。この間、西村氏も亡くなり、この本も図書館の相互貸出で借りざるをえないほど在庫も流通量も減っている。Kindleで買えるとはいえ、これを書いている2025年5月22日時点で中古本が5000円を超えていてびっくり...
競艇

予想屋 大泉実成・田中良成

1995年~1997年の『ギャンぶる大帝』の連載に加筆修正したもの。公営4競技の予想屋(佐賀のみ「通信社」)を取材した作品。取材者の都合か予算の都合か、比較的関東圏が多い。自分は競馬から公営競技に入ったので、競艇や競輪を覚えるにあたって、予...
競馬

オグリの子 阿部夏丸

少年が主人公の小説3編。競馬に関係するのは表題作の「オグリの子」のみだが、3編とも、悩みながらも、非常に素直な子供達が登場する、小学校の読書感想文の議題になりそうな作品。オグリの名に釣られて久々にこういう本を読めて心が洗われたような気がする...
競馬

北関東から競馬がなくなる日 曠野すぐり

足利→高崎→宇都宮と地方競馬場廃止ドミノの波に飲み込まれた北関東競馬。それぞれの最終開催日について、日記風に語った本。今のAmazonのKindle本の登録では3分冊だけれど、自分の手元にあるファイルでは3つとも読めている。このへんのシステ...
競馬

美浦トレセン発 厩舎人があえて言わない競馬の常識 谷中公一

競馬ファンが持つ素朴な疑問をテーマ別に分けて谷中公一元騎手が答えていく、という極めて基本的な本。予想家・トラックマンなどが解説する本は多いが、元騎手がそれだけをテーマに一冊というのは、ありそうでなかったかもしれない。題名には「あえて言わない...