短期間で2冊目のサイレンススズカ本。都地さんの本は伝記でしたが、こちらは(題名に反し)安西さんのエッセイであって、伝記ではない感じですね(それゆえAmazonではハルウララ事件を単著に低評価が並んでます)。
都地さんの本にはなかった事象としては、岩井美喜さんに取材をしていること。調教をつけていた楠さんの名前も出てきます(最後にインタビューした様子は出ているのだけれども、その結果が本に出てきてないのは残念)。弥生賞で上村騎手が騎乗不可だった場合には岡部騎手を押さえていたというのは初めて知りました。
もうちょっと取材の成果を生かした構成にしてほしい面もあるけれど、エッセイなので致し方なし。
まあエッセイ的な本を著者に思い入れのない人間が読む方がよくないものね。
サイレンススズカ物語: 地上で見た夢
サイレンススズカ物語: 地上で見た夢
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