メジロラモーヌ物語―初の牝馬三冠 大寺駿

競馬

競馬報知の連載がもとになったようで、著者の大寺氏は競馬記者のようですね。

牝馬三冠の価値や希少性が2000年代を超えて大きく変わってしまったのだけれど、初代牝馬三冠馬であるメジロラモーヌの名前は顕彰馬としても一生残るのでしょう。

そんなメジロラモーヌについて書かれた本はおそらくこれしかないんじゃ無いでしょうか。その意味で、非常に貴重な本。三恵書房から出てるせいでイロモノ扱いされてそうだけれど、報知新聞って出版部持ってなかったのかな。

奥平厩舎、特に小島厩務員を取材した経過から書かれた本で(改めて思うと、小島太柏崎河内の独自インタビューなどはないので、記者業の傍らで書いたのでしょうね)、柏崎→河内スイッチの話など知らなかったこともあり、興味深く読めました。まあやはり騎手のコメントも取った上での本にしてほしかったけど。あと、村本さんが繰り返しネタにしている有馬記念のメジロデュレンとの使い分けについても突っ込んで欲しかったけれど、牝馬三冠に焦点をあてた本なので仕方がないのかなあ。

メジロラモーヌ物語: 初の牝馬三冠 (サンケイブックス)
メジロラモーヌ物語: 初の牝馬三冠 (サンケイブックス)

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