オーナーサイドの小野寺良正氏・小野寺明子氏や明正商事、メイセイオペラが生まれてくるまでの経緯について丹念に取材をされている。そのため、メイセイオペラが生まれるまでの記述が40%程度あるのが特徴的。「夢の途中」という本であり、99年の帝王賞を勝ったあたりまでが書かれている(発行は2000年1月)。
地方競馬のオーナーなんだから地元の金持ちなんだろう、と思っていたが、そんなに甘い世界ではなかった。こういう情報があると、馬に感情移入できるし、現役時代に知っていたらアブクマポーロを純粋に応援できなかったかもしれない。
グランドオペラやテラミスについての情報が深く書かれており、メイセイオペラが生まれたことは本当に奇跡的なことだというのが分かる。そんな馬が岩手からJRAのG1を勝つのだから凄い。
できれば韓国でのメイセイオペラまで取材した、後半生の記録も読んでみたいところだが・・・・・・
夢の途中―愛と奇跡の馬メイセイオペラ
夢の途中―愛と奇跡の馬メイセイオペラ
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