安藤勝己の頭脳 名牝騎乗論 亀谷敬正

競馬

ダイワスカーレットとブエナビスタという2頭の牝馬について厚く語られているために名牝騎乗論という題名になっているが、2007年~09年のクラシックについて語っている本なので牡馬の話もある。

基本的に、レース後に亀谷氏が安藤騎手にインタビューしていく形式なため、亀谷氏が初期に目をつけていたダイワスカーレットについては新馬後のインタビューもある。ブエナビスタは、未勝利を勝った際に前走(伝説の新馬戦)について語られている。この時点で世間に注目されていた馬などが分かって面白い。

また、期待ほどの結果を残せなかったサダムイダテンのような馬がいるのも興味深い。

ブエナビスタについては、エリザベス女王杯後のインタビューまで収録されており、有馬記念に向けたコメントも収録されている。この時点では有馬記念での乗り替わりは誰も予期していなかっただろうし、このタイミングのインタビューは貴重である。

安藤騎手がリーチザクラウンやロジユニヴァースについて語っているのも面白く、非常にいいインタビュー集である。

安藤勝己の頭脳 名牝騎乗論 (競馬王新書28) (競馬王新書 28)
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