野望ありマス オリビエ・ペリエ

競馬

2008年に出版された、騎手としての自伝的な本。結果的に、2009年以降はJRAに短期免許で来日しなくなってしまったので、現時点ではこの本が最初で最後の日本での自伝本になっている。

騎手としての成長や、思い出の馬などについて、日本のことだけでなくフランスのことも書かれており、競馬ファンであれば楽しく読むことができると思う。

ペリエ騎手の日本語能力の高さは有名であり、私も2016年にフランスの競馬場のパドック(グレードレースの無い日)に「ペリエ」と日本語発音で話しかけたら日本語で返事を貰ったことがある。予期しないところから飛んできた日本語に対応できるのは凄すぎる。のではあるが、おそらくこの本の立役者は翻訳者となっている(が名前は表に出てきていない)木村孝也さんだと思う。それくらい、読みやすい。

ジャングルポケットで始まる構成も、私の世代の人間からしたら嬉しかったりもした。ステイゴールドには新馬2戦しか乗っていないはずだが、G1馬の素質を感じていたらしい。本当だろうか。ポップロックは残念でした。

おそらくもう日本に長期滞在することは無いだろうが、仏英愛独ダービー制覇、凱旋門賞4勝などの実績を考えると、引退前後に海外で自伝か伝記が出る可能性は高いだろうな。日本語版出るだろうか。

野望ありマス
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