元NHKアナウンサーの草野仁さんの本。序盤は競馬の楽しみ方などの話がつづき、中盤からアナウンサーの取材こぼれ話的なストーリー展開となる。
1993年発売だが、草野さんのNHK時代の実況・取材話が中心なので出てくる話は古いものが多く、平成三強の話はほぼない。代わりに、戸山調教師への取材が多いため、ミホノブルボン話などはある。
しっかり取材されているだけあり、関係者の話などは非常に面白い。上記戸山調教師や嶋田功騎手などの話は非常に興味深い。グリーングラスについて、中野騎手がムチを加えなかったら歴史が変わっていたと主張するあたりの話は初耳。安田富男さんが内ラチ沿いを走らせるべきだったと主張している部分への意見も見たかったけど･･････。
昔の競馬に興味があるならば非常に楽しめる本である。
たかが競馬されど競馬
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