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名勝負に学ぶ適性競馬論 横手礼一

名勝負として著名なレースを軸に、そのレースの中心馬の種牡馬としての特性を分析して予想に生かそうという種牡馬馬券本。今となっては各馬とも種牡馬を引退しているので、馬券本としての価値はほぼない。のだが、レース描写がとても上手い。自分がレースを見...
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夢の途中―愛と奇跡の馬メイセイオペラ 花岡貴子

オーナーサイドの小野寺良正氏・小野寺明子氏や明正商事、メイセイオペラが生まれてくるまでの経緯について丹念に取材をされている。そのため、メイセイオペラが生まれるまでの記述が40%程度あるのが特徴的。「夢の途中」という本であり、99年の帝王賞を...
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新ひだか町ノルマンディーファーム発 無敗の三冠牝馬デアリングタクトへの思い 河村清明

三冠達成後、ジャパンカップを前にした時期に出された電子書籍。河村清明氏らしく、岡田スタッドの内部に入ってしっかりと取材している(裏返せば、批判的な見地はゼロ)。こういう時期にいったんまとめて本を出すというのはとても大事。三冠という偉業を達成...
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競馬漂流記 では、また、世界のどこかの観客席で 高橋源一郎

Gallopへの連載を本にまとめたもの(優駿出典のものもある)。したがって、1本のコラムは長くない。。有名な作家だけに、さすが文章は上手いが、上手すぎてどこからが創作なのかが分からない部分も。1990年代の競馬を知っている人が読むと、当時の...
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馬道ひとすじ 川島正行

2002年発行の本。サプライズパワー・アトミックサンダーの話までは載っている(但し、数ページのみ)。執筆時までの人生を振り返った自伝本。騎手・調教師としてかかわった馬の話もあるが、それよりも林正夫調教師、森誉調教師、大野一郎氏、北島三郎氏、...
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行きはよいよい競馬旅 田名雄児

関東在住の作者によるJRA旅打ち戦記。関東在住なので府中中山以外のJRA8場への遠征記録がつづられている。勝った遠征を選んだのかもしれないが、それにしても勝っているだけで凄い。1995年の本で、特定の馬の馬券を買うために(見るためではない)...
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ファイト!―麗しの名馬、愛しの馬券 かなざわいっせい

独特の文体でコラムが人気だったかなざわいっせい氏の本。1レース・1頭をベースに、ショートストーリーが展開される。かなざわ氏らしく馬券や馬に思いを込める庶民的な人物が登場するものの、文体は極めて普通で、かなざわ氏が書いたと言われないと気付かな...
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やってみたらええやん―パラ馬術に挑んだ二人 和田章郎

リオ・東京パラリンピックの馬術競技に出場した宮路満英氏と配偶者の宮路裕美子氏を追った本。生い立ち、厩務員時代から、発病、パラ馬術に向かい、リオパラリンピック、東京パラリンピック、そしてその後の世界選手権についてまで語られている元厩務員が半身...
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泥棒ジョッキー・安田富男の競馬に勝つ! 安田富男

1991年発行の本。全競馬場重賞制覇がかかっている、というところから話が始まる。1~6ページ程度の細かい章立てでできあがっている。出典がないし、順番も整っているようで整っていないので、書き下ろしだろうか?今の競馬についての話、過去・生い立ち...
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競馬 伝説の名勝負 1995-1999 90年代後半戦

90年代後半戦。名勝負という題名に反して名馬列伝方式なのは前半と同じ。重なっている馬はナリタブライアンのみ。さすが三冠馬である。マヤノトップガンを菊花賞で使ってしまったために、この手の名勝負本で頻出する天皇賞春が出てこないのが逆の意味で特徴...