北極星

競輪

千三百四十一勝のマーチ―選手生活32年思い出すまま 松本勝明

2021年3月6日に亡くなった松本勝明氏の自伝。昭和58年の作品。 1949年という、本当に初期に競輪選手になった松本氏が1982年に引退するまでの作品なだけに、松本氏の歩みはまさに日本における競輪の歩みそのもの。競輪の歴史を選手視...
賭博一般

野球賭博と八百長はなぜ、なくならないのか 阿部珠樹

書かれたのは琴光喜関らが野球賭博への関与で引退した2010年で、大相撲が八百長問題で春場所中止にまでなった2011年の議論は含まれていない。が、2011年に論じられた論点は全て網羅されている。その意味で、非常にしっかりとした議論がなされて...
競馬

世界一の馬をつくる 前田幸治

キズナ~ワンアンドオンリーでダービー連覇という偉業を成し遂げた2014年に書かれた本。誰もがうらやむダービー制覇を成し遂げた直後の本なので、基本的に自信に満ちあふれているし、もちろんその資格がある。 1984年に牧場を開設し、「すぐ...
競馬

吹けっ! 白い風 和田章郎

2021年に競馬ブックを定年退職された和田さんの著作。よくぞ在籍中に競馬道Onlineから本を出せたものです。 昨今は芦毛馬の活躍も多く、最弱のダービー馬の候補としてしか目にすることの無いウィナーズサークルではあるけれど、茨城産ダー...
競艇

赤めだか 立川談春

太田上田で紹介されていた本。落語は好きだけどそこまで好きなわけではないので(談春師匠の落語を聞いたのも1回だけ、これを読んだ時点では聞いたことはなかったはず)、これまで読んだことがなかった。 競艇好きで有名な談春師匠で、この...
競馬

柴田政人 炎の伝説―傷だらけで獲った1,767勝 大寺駿

2022年最初に読了した競馬本。 メジロラモーヌ同様、雑誌連載を本にまとめたもので、それゆえこの本のために関係者に取材したということもなく、おそらくは当時のレースの取材メモ等を参照しながら書いたもの。それゆえ、情緒的にならず、淡々と...
競馬

馬主の愉しみ―ランニングフリーと私 藤島泰輔

ブクログの記録を見ると2015年に読了していた。当時はまだメディアマーカーで読書記録をつけていたはず。 恥ずかしながら、作者の藤島泰輔氏については全然知らず、また今に至るまでこの本しか読んだことがない。なので、純粋にランニングフリー...
競馬

馬主の一分 マイケル・タバート

ハナズゴールのオーストラリア遠征前までの話。この手の新書は、口述筆記に近い形で出ているのだと思っていたが、随所に顔文字が出てくる斬新な書きぶりをみるに、本人か、あるいは本人の秘書が書いているのだろうか。 良くも悪くも挑戦的・野心的な...
競馬

ますます競馬が観たくなるニッポン競馬50の風味 増田知之

だんだんストックがなくなってきました。 これはギャロップの連載をまとめたもの。外国産馬へのレース開放が議論になっていた頃の話ですね。 また、海外の競馬の話なんかは知っている話が多かったですが、この時代に海外の情報を入手する手段...
競馬

騎手の一分――競馬界の真実 藤田伸二

番長の話などで業界ネタを気軽に書いていた藤田騎手が、ブログ時代を経て引退に至る思いを新書にしたもの。出版時はかなり話題になっていたので数年経てばブックオフに並ぶだろうと思っていて、結果的に110円で購入。 先日の関口騎手の本と同じ流...
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