女賭けます　諸星由美

過去に馬券外れたら水着だかヌードだかで話題になってたことは知っているが、それ以外にはスポニチ記者だということしかよく分かってなかった（名前は知ってるが顔は浮かばない程度）。
たまたま、先日読んだ本で須田鷹雄氏に名指しされてたので検索したらこの本が出てきたので、買って読んでみた。

内容はストレートな自伝＋α。
小林正明氏のWikipediaを見たら書いてあるのだが、アイネスフウジンのオーナーの会社に勤めてたとは。この本は1994年発売なので、その後の悲しい事案は出てこない。

この本によると、アイネスフウジンの名付け親も諸星さんとのこと。但し、アイネスフウジンのWikipedia（優駿がソースのよう）では、オーナーの娘さんが名付けていることになっている。
また、小林氏のWikipediaでは「小林の紹介で競馬記者に転身」とあるが、この本によると主観的には小林氏には反対され、諸星氏が独力でスポニチに入ったことになっている（裏で何があったかは不明なので、どちらも正しい可能性もある）。

ここまでの関係性なら、もうちょっとアイネスフウジンに食い込んだ内容になってるとよかったが、どちらかというとマニアではなくライトな読者向けになっている。
スポーツ新聞の女性競馬記者の草分け的存在であり、当初の苦労なども今は昔という感じであるが、こういう話が残っているのは重要である。