北極星

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うまたん ウマ探偵ルイスの大穴推理 東川篤哉

関西弁を駆使する函館G3勝馬ルイスと女子高生探偵マキバ子さんの短編推理小説集。競馬や乗馬の知識は必須では無いが、知識があった方が小ネタを色々と楽しめる。牧場のある田舎町を舞台に、非常に軽快な筆致で話が進む。正直殺人事件が複数件起きているのは...
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強い馬づくり最前線: 吉田照哉競馬対談集 社台ファームの馬は何故強いか

社台のダイナーズの会員誌に載っていた吉田照哉氏と様々なホースマンの対談集。1993年の本だが、対談自体は1988年ころからのもの。本題に偽りはなく、まさに世界のトップの調教師や、日本から世界に飛んだ騎手・調教師、栗東坂路調教を開拓した調教師...
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綾: レ-スを決めたあの一瞬 瀬戸慎一郎

カブラヤオーのダービーからサニーブライアンのダービーまで、40弱のレースを取り上げ、レースの結果を左右することになった「綾」について述べているもの。「最強の法則」に載せたもの+書き下ろしからなるが、今なら「ブログでやれ」と言われそうではある...
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現金強奪計画: ダービーを狙え 西村京太郎

西村京太郎の競馬ものの1つ。ではあるが、ダービー(競馬場)は今回の犯人達が狙う場所として設定されたものであり、メインは首謀者達若者がそれぞれ抱く鬱憤と、彼らの群像劇。現金強奪作戦はあくまでオマケというか、彼らを結びつける材料。現金強奪作戦の...
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女賭けます 諸星由美

過去に馬券外れたら水着だかヌードだかで話題になってたことは知っているが、それ以外にはスポニチ記者だということしかよく分かってなかった(名前は知ってるが顔は浮かばない程度)。たまたま、先日読んだ本で須田鷹雄氏に名指しされてたので検索したらこの...
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GI戦記 軍土門隼夫

2008年から、1年3レースほどずつピックアップしてレースのまとめ文を集めている。基本的には当該レースの観戦記というよりは、主として勝ち馬がどのように当該レースに備え、挑み、勝っていったかという内容。後書きでも書かれているとおり、そのレース...
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輓馬 鳴海章

2025年1冊目。ばんえい競馬を全く知らない人が読んで果たしてついてこられるのかは分からないが、多少なりともばんえい競馬を知っている人であれば頭の中に絵は浮かぶ。名前のついている登場人物に悪人はおらず、皆とても魅力的。借金取りに追われた男が...
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死の発送 松本清張

なんか適当に「競馬 殺人事件」みたいなワードでAmazonで検索したら、松本清張が競馬関係の本を書いていたようなので読んでみた。結果として、競馬はおまけのような感じなのではあるけれど、競走馬を鉄道で輸送していた時代、そして個人情報がゆるゆる...
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もっと馬を! 吉永みち子

月刊「太陽」への連載を書籍化したものに、一部追記と、ホースサミットに関する章が追加されている。11章+1、馬に関する様々なテーマを幅広く扱っている。木曽馬、ばんえい、サーカスの馬、相馬野馬追、地方競馬騎手候補生、東海道を馬で行った人、馬市鑑...
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私、コスモの目になる! 盲目の馬と少女のこころの交流 橘内美佳

「三本木農業高校、馬術部」という映画の原作になったらしい。この映画のことは知らなかった。タカラコスモスという名障害馬が三本木農業高等学校に引き取られ、子供を産み、別れる過程が描かれている。いわゆる高校生の青春ストーリー的なものになりそうな背...