北極星

競馬

競馬感性の法則 角居勝彦

週刊ポスト連載を再編して書籍化したもの。最初の1・2章はレースごとのコラムをまとめている。そのため、競馬を知っている人には当たり前の話も多く、世界の角居先生に書かせる話じゃないだろ、というものもある。 3章以降は角居先生の調教論など...
競馬

注文の多い競馬場 高橋直子

高橋さんが海外の競馬場に行った際のエッセイが中心。岡部幸雄騎手のマカオダービーから始まるマニアックさです。 関係者への密着取材、という種類のエッセイではないため、変に現場に突っ込みすぎた話はなく、それゆえ当時の現場の雰囲気が伝わって...
競馬

挑戦!競馬革命 角居勝彦

日本内外で素晴らしい実績を誇る、角居調教師の本。2007年、ウオッカがダービーを勝った年に出た本。ご自身の歩みを振り返るような展開になっている。 人格的にしっかりした優しい先生なので(私が知っているのは引退を決めた後の先生なので、現...
競馬

靄に消えた馬―園田の郷から 宇田遥

小説家になろう、というサイトで全文無料で読めることを知ったのは、読み終えた後。 オオエライジンを見て人生が変わった人たちをめぐる小説。もちろんオオエライジンの競走成績とともに話は進んでいくが、あくまでまわりの人たちについての小説であ...
競馬

競馬の終わり 杉山俊彦

ロシアが日本を占領し、日本の首府は新潟に、中山競馬場は荒廃し、菊花賞は大ロシア賞になった、という世界でのSF作品。 ロシアが日本を占領、というのは現在のロシアによるウクライナ侵略を思うと変なリアリティがあります。この時期に読んだのは...
競輪

千三百四十一勝のマーチ―選手生活32年思い出すまま 松本勝明

2021年3月6日に亡くなった松本勝明氏の自伝。昭和58年の作品。 1949年という、本当に初期に競輪選手になった松本氏が1982年に引退するまでの作品なだけに、松本氏の歩みはまさに日本における競輪の歩みそのもの。競輪の歴史を選手視...
賭博一般

野球賭博と八百長はなぜ、なくならないのか 阿部珠樹

書かれたのは琴光喜関らが野球賭博への関与で引退した2010年で、大相撲が八百長問題で春場所中止にまでなった2011年の議論は含まれていない。が、2011年に論じられた論点は全て網羅されている。その意味で、非常にしっかりとした議論がなされて...
競馬

世界一の馬をつくる 前田幸治

キズナ~ワンアンドオンリーでダービー連覇という偉業を成し遂げた2014年に書かれた本。誰もがうらやむダービー制覇を成し遂げた直後の本なので、基本的に自信に満ちあふれているし、もちろんその資格がある。 1984年に牧場を開設し、「すぐ...
競馬

吹けっ! 白い風 和田章郎

2021年に競馬ブックを定年退職された和田さんの著作。よくぞ在籍中に競馬道Onlineから本を出せたものです。 昨今は芦毛馬の活躍も多く、最弱のダービー馬の候補としてしか目にすることの無いウィナーズサークルではあるけれど、茨城産ダー...
競艇

赤めだか 立川談春

太田上田で紹介されていた本。落語は好きだけどそこまで好きなわけではないので(談春師匠の落語を聞いたのも1回だけ、これを読んだ時点では聞いたことはなかったはず)、これまで読んだことがなかった。 競艇好きで有名な談春師匠で、この...
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