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挑戦: サクラローレル物語 月本裕

筆者は小島良太調教助手と仲がよかったようで、サクラローレルのフランス遠征でも密着取材が許されていたようである(188頁に書かれている内容を読むと、スポーツ新聞や雑誌などは厩舎取材が禁止されていた様子)。 早いうちから海外に目を向けて...
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馬の瞳を見つめて 渡辺はるみ

ナイスネイチャの渡辺牧場に嫁がれた方による本。昨今の引退馬支援ブームの中で話題に上がることも多く、Amazon上でも値段が乱高下している。 読む前は、例によって引退馬支援のためのお涙本かと思っていたが、全く違っていた。サラブレッドを...
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世界への飛翔 ハクチカラ1959-タイキシャトル1998 今井寿恵

タイキシャトルのジャック・ル・マロワ賞制覇までの日本馬の海外遠征をまとめた本。 今井さんの監修なので写真メインかと思ったらそうではなく(序盤1/3が写真)、文章量が多くて読み応えのある本でした。今井さんの文章はシリウスシンボリのみ。...
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ベガとアドマイヤベガ―奇跡の親仔物語 木村俊太

題名の通り、ベガとその子アドマイヤベガについての伝記。アドマイヤベガ引退前に書かれた本。もちろん、近藤オーナーと登場人物の関係もまだ良好。 ベガの脚が曲がっているという話は有名で知っていたが、夏の削蹄ミスの話は知らなかった。馬の早熟...
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ぼーん・とぅ・びー競馬ファン よしだみほ

ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオンの会報誌向けに書いた4コマ漫画とコラム、そして書き下ろしの4コマと男性週刊誌向けのものが最後にオマケでつくかたち。ヒダカブライアンへの期待値の高さが当時を思い出してなんともいえない。特に4コマは時代的に幅広い...
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ウオッカの背中 河村清明

ウオッカの天皇賞秋の勝利の時点で書かれた本。あらためて戦績を見直すと、この時点でダービー・安田記念・天皇賞と3つ勝っているとんでもない馬なのだが、このあとさらに安田記念連覇にジャパンカップがくっつくのだから、あらためて凄い馬である。 ...
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競馬場のある街 河村清明

前半は「競馬場のある街」として、現存競馬場への紀行文。こちらは正直特徴的ななにかがあるわけではない。 やはり後半の「記憶の中の競馬場」部分が読んでいて面白い。自分が行ったところもあれば、廃場後に行ったところ、まったく行ったことのない...
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名勝負に学ぶ適性競馬論 横手礼一

名勝負として著名なレースを軸に、そのレースの中心馬の種牡馬としての特性を分析して予想に生かそうという種牡馬馬券本。今となっては各馬とも種牡馬を引退しているので、馬券本としての価値はほぼない。 のだが、レース描写がとても上手い。自分が...
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夢の途中―愛と奇跡の馬メイセイオペラ 花岡貴子

オーナーサイドの小野寺良正氏・小野寺明子氏や明正商事、メイセイオペラが生まれてくるまでの経緯について丹念に取材をされている。そのため、メイセイオペラが生まれるまでの記述が40%程度あるのが特徴的。「夢の途中」という本であり、99年の帝王賞...
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新ひだか町ノルマンディーファーム発 無敗の三冠牝馬デアリングタクトへの思い 河村清明

三冠達成後、ジャパンカップを前にした時期に出された電子書籍。河村清明氏らしく、岡田スタッドの内部に入ってしっかりと取材している(裏返せば、批判的な見地はゼロ)。 こういう時期にいったんまとめて本を出すというのはとても大事。三冠という...
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